ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

東京版の「モネの池」は小規模だが、人間関係が苦手な人におすすめの穴場である

名もない池が「モネの池」と呼ばれるようになり、観光客でごったがえしていることはご存知のことと思う。モネの『睡蓮』そのものの風景で、モネ先生は、さんざん自分をインスパイアしてくれた国の大衆に、自分の絵が現実の風景に匹敵しているかのように言わ…

「巻きこみリプライ」は、結局どっちが巻きこまれている方なのか

きょうは誰も疑問に思っていない話について疑問符を投げかけ、一度も蒸されたことのない話題について蒸し返そうと思っている。 「巻きこみリプライ」の定義 Twitterにおいて、「巻きこみリプライ」という行為が存在することはご存知のとおりである。無関係な…

中年のための、セミの羽化観察ガイド

(昆虫が苦手な人のために、トップ画像は、不本意ながら野良猫の写真)わたしの見立てだと、セミの羽化の一部始終を目にしないで生涯を終える人は全人類の98%前後で、この値は、またしてもわたしの見立てで大変恐縮だが、家にレコードプレーヤーがない人…

今さらながら、渋谷の神座ラーメンが猛烈に楽しくておいしいことを発見した

もう十年以上前の話になるが、大阪から東京に、「神座ラーメン」というラーメン屋が進出してきた。 武士気取りの名前のラーメン屋でも怖気づいてしまうものだが、よりによって、神様のいる場所である。 そもそも、大阪で一番人気のラーメン屋という触れこみ…

好きなものについて書くとき、広告と思われないために、少しけなさなければいけないのが面倒

まれに特定の商品の広告記事の依頼をいただくことがあるのだが、いらんことを書いてしまいそうなので、心から素晴らしいと思うものについて依頼が来た場合のみに限って受けている。また、友だちを作ってしまうと、金銭が絡まなくても、つきあいであれこれ紹…

東京・武蔵御嶽神社の彫刻の修理が、東照宮より断然かっこよい仕上がりだったので度肝を抜かれた

まずこの兔を見ていただきたい。うさぎというより兔と書きたい、獣の躍動感。 写真だけでも釘付けになってしまう。何回か行っていたのだけど、こんなに素晴らしいとは知らなかった。あまりにも驚いたので、他の記事を準備中だったのだけれど、今回は奥多摩に…

サーフィンに興味のない文化系のオッサンにとっても、茅ヶ崎の海辺は面白い

東京の西の方に住んでいるのだが、「可及的速やかに海を見たい」と思った場合、どこに行くのが一番よいのかを模索中である。いくつか候補があるのだが、そういえば、江ノ島や三浦半島には行ったことがあるが、茅ヶ崎に行ったことがなかったということに気づ…

千葉・佐倉のチューリップ祭りに行って、「チューリップが好き」と言いにくい謎について考えた

大人になると、チューリップが好きな人も、堂々と「チューリップが好きです」と言えなくなってくる。 内心、チューリップが大好き、死んだら棺桶の中をチューリップで満たしてほしい、と願っている人でもそうだろう。 亡くなったあとも、菊に囲まれ棺に収め…

東京・府中の巨大パラボラアンテナを見納めてから偉人の墓参りをキメる

東京都の建造物で都民を励まし続ける存在といえば東京タワーであるが、東京都民でありながら東京都になじめないアンダーグラウンド都民にとって、あれはまだまだ赤すぎる。 われわれアングラ都民(共犯に仕立てあげてしまい、申し訳ない……)を励ましつづけて…

花キャベツのがんばりも見てあげてください

東京の桜が満開との報道があったが、そのとき実際に都内で見かけた桜はまだ五分咲きほどだった。 開花宣言のときもそうだが、早めに咲く靖国神社にある桜が標本木になっているから実感とずれてしまう。靖国神社の桜が都内の他の桜より早く開花しているように…

小田急多摩線の終着駅、唐木田の最果て感が最高

東京在住の人でも、「唐木田」という文字列を見たことがない人もいるだろう。小田急線を使っている人は、「唐木田行き」という文字列を見たことがあるかもしれないけれども、そういうのはいいから小田原行きを増やしてくれと思うだけかもしれず、ましてや降…

グリーンプラザ新宿は、わたしにとっての宇宙船だった

新宿にグリーンプラザというカプセルホテルがあり、何度か泊まったのだけど、残念ながら16年の年末で閉館となってしまった。 建て替えではなく、事業が終了するようなのだが、繁華街に隣接していて土地の価値は高いとみえ、間髪を置かずに取り壊しが始まっ…

「愚痴なんだけど」などと前置きして話す人の思考回路が謎

不適切であることを自覚しているとアピールしながら不適切な発言をする不思議な種族がいる。「これ愚痴なんだけど」「100%偏見で言っちゃうけど」などと前置きしながら存分に不適切発言を垂れ流す場合と、好きなだけ不適切発言をしてから正気にかえって…

写真はもう著作物ではないのだろうか

無料なら絶賛されるが、売るとこき下ろされる写真たち 少し前に、インターネットの安達祐実さんのギャラリーの写真がすばらしいと話題になった。アクセスが集中していたが、そういえば、安達祐実さん、同じようなタッチの写真集を出していたような気がする………

おいしくもまずくもない店の見分け方

記事のタイトルをご覧になったあなたは、「おいしい店の見分け方ならともかく、おいしくもまずくもない店を見分けてどうするんだ?ド変態とちゃうか」と思ったことだろう。ド変態とのご指摘については残念ながら反論できる材料を持っていないのだが、おいし…

スーパーのお寿司でも専用のステージを与えれば魂のレベルが上がる

そこそこ残業し、仕事を終えて立ち寄ったスーパーマーケットでわれわれを待ち受けているものといえば、半額のお寿司。定時であがった場合に待ち受けているのは10%オフのお寿司であり、そこそこを超える時間帯まで労働力を販売してしまった場合は、お寿司…

男の座りションは、快適な便座からしか始まらない

残念ながら、女の人から夫の愚痴のようなものを聞かされることが多い。 わたしは抜群の忍耐力を備えているし、しかも話を聞いているふりがうまいからだ。 わたしの知るかぎり、愚痴子は夫の愚痴と仕事の愚痴を交互にmixするDJ的な存在なのだが、どちらの愚痴…

電子音楽を中心に、2016年に聴いた音楽、ベスト10曲

去年は定額制で聴き放題のサービスが躍進したが、その一方で、聴き放題にすらお金を払わないクレバーな消費者も少なくない。Apple Musicの網羅度は素晴らしいと思うけれど、自由に聴けないので個別に買ってしまう。知人がiPhoneでYoutubeを開いて、Bluetooth…

世界共通製品に日本語の説明がないと、日本はもうダメだと思ってしまう症候群

先日、PC用のグラフィックボードを買った。先日発売になった、"Battlefield 1"を遊びたい、いや、体験したい、という気持ちになったのと、"Fallout 4"のPC版がお手頃価格になっていたからだった。前者は、第一次世界大戦をモチーフにした一人称のシュー…

『シン・ゴジラ』のどこが抜群に面白かったか、わたしの脳内の動きを検証する

※今回に限らず、このブログはいわゆる「ネタバレ」の宝庫です。このブログは、ネタバレに負けない強靭な精神の育成のための専門サイトですので、ご了承のうえ、ともに切磋琢磨できればと思っております。 『シン・ゴジラ』のリアリティ 『シン・ゴジラ』の何…

上にぎり寿司と小ラーメンを同時に食べた私の脳内に何が起こったか

東京のはずれの何もなさそうなところを歩いて自分なりに楽しめる場所を探すのが好きだ。 地味なので誰も誘えず、記事にすることもできないことが多いのだけど。 先日も、郊外の街道沿いに歩いていておもしろそうな店を見つけた。いつもは発見と入店がほぼ同…

性格の暗い人には除湿機がおすすめ

気づいたら生まれてずいぶん時が経っていた。物心ついたときから性格が暗かったが、きっと大人になると明るくなるだろうと楽観していた。しかし、「性格の明るい人物を装う術」や「暗いなりに人生を楽しく過ごす術」に長けただけで、もとからの性格の暗さは…

キーボード掃除に使う、キーを引き抜く器具の中毒性について

キーボード掃除の研究家のココロ社です。いま家で使っているキーボードはダイヤテック社のFILCOというブランドのもので、エンジニアの人がよく使っていて、さすがエンジニアの人が使っているキーボードは、見た目はかっこよさ控えめでも打ちやすさと頑丈さは…

博多近くの猫の島「相島」は、猫以外もすばらしい穴場アイランドだった

離島研究家のココロ社です。博多といえば大都会で、旅行者にとってみると観光というよりもターミナルのイメージが強いけれど、すぐ近くに海の果てを思わせる人の少ない離島にアクセスできてしまうことは意外に知られていないようだ。昨年の話だが、相島(あ…

やめられないエターナル合法ドラッグ、その名は仁丹

くだらない思いつきによって常に意識が混濁している。たとえば、ストックホルムの在住の人々はストックホルム症候群のことをどう思っているのかに想いを馳せてしまう。馳せられた人たちもいい迷惑だが、わたしがもし、"I'm come from Stockholm."と言われた…

誰が「不謹慎」と言っていたのか

いまや、不謹慎だから自粛しろという(一言でまとめると「粛清」なのだが)自粛ムードは、自粛を要求する人だけの力では非力すぎて到底醸成できなくなってきており、自粛ムード反対派に支えられないとたちまち消えてしまう。 自由を望んでいる人たちによって…

クジラの死体に振られた日

クジラの死骸ハンターことココロ社です。土曜日は仕事で22時まで働いた。翌日起きたのは8時で、まだ雨が降っていたので、11時くらいには晴れているかなと思って長めの二度寝をキメようとしたが眠れない。二度寝が寝苦しいという意味不明な状況の中で、i…

建国記念日をバレンタインデーにしてほしい

ココロ社の正論大爆発コーナー、今回は建国記念日の話。 もうすぐ建国記念日である。祝日のわりには、待ちに待ったという気分にならないところが愛くるしい祝日。 この寒さのなかに祝日があっても、家で着る毛布にくるまっているうちに終わるだけだしなァ………

5000曲以上から選んだ、2015年に最高だと思った曲10選

ココロ社です。2016年になったので、2015年によく聴いた曲10選について書こうと思います。 2015年は2016年になってから振り返りたい こういうのはなぜか2015年中に載せるならわしになっているけれど、読むたび、12月はどうしたの?という気持ちになる。1…

その昔、『一杯のかけそば』というマッドな童話があった

ココロ社です。 今回は、元号が昭和から平成に変わったころの話。 あのとき、『一杯のかけそば』という童話が空前のブームになっていた。 話のあらすじはこうだ。 ある年の大晦日、子供二人連れの母親がそば屋を訪れ、お金がないがどうしても食べたいと、一…