- 『スポーツ批評宣言あるいは運動の擁護』蓮実重彦(青土社)
- まだ最初しか読んでいないので後日詳しく書こうと思うけど、運動という言葉は、前言ってた表層よりも誤解を招きやすい言葉だと思う。表層は言語内での話だったから誤解しにくいけど、今回は一見「運動」が、単純に「言葉を超えた体験」と捉えかねられない。あと、時間があったら、蓮実が言う「運動」が、自分にとってどの程度「運動」的であるかの検討もしてみたい。言っていること自体は納得というか、ぼくが仮にスポーツを楽しむとしたらこの楽しみ方しかないだろうと思う。
- 『日本美の再発見』ブルーノ・タウト(岩波新書)
- 西洋人がどういう文脈で日本的なものに美を見いだしたのか、また、その文脈に自分自身ががどの程度浸食されているのかを確認できそう。とりあえず伊勢神宮のところだけ読んでみたが、すごく形而上学的で、ああやっぱりと思う。そもそもは磯崎新の『建築における日本的なもの』で言及されていたから読んでみることにした。法隆寺の柱にエンタシスを見いだしてしまった伊東忠太に関しても何か簡単なものを読みたいと思ったのだけど、残念ながら売ってなかったからオンラインで買おうと思う。