昨日巣鴨に行った。改札を出ると、ほとんどシームレスに米を配るチンピラみたいな人々による催眠商法が行われており、優柔不断で生きるのが下手なまま、なぜか死なずに生きながらえているタイプの老人たちは、改札口に切符を挿入したら自動で一網打尽にされ、借金地獄に突き落とされると思われたがぼくにはなすすべがなかった。
そもそも、kiyokawaとid:kakikoとどじょうを食べる話になっていたのだが、どじょうがぼくの脳内でヤツメウナギに変化し、巣鴨の「八ツ目屋 にしむら」でふつうのウナギかヤツメウナギかの好きな方を選ぶ企画になっていた。一応ぼくが案内する形になっていたので、「ヤツメウナギってマズイ、そしてそんなものを勧めるココロ社は最悪」となってしまったらまずいと思い、ことさらに「ヤツメウナギ、マズイよ〜」とマズさをアピった結果、二人はウナギ、ぼくはヤツメウナギを頼んだ。にしむらは無駄にリニューアルしたようで、新しい店内の雰囲気は安っぽく、老舗としての迫力に欠け、案内者である私をヒヤヒヤさせたのだが、店内は混んでいて、人気店=おいしい店であるかのようなムードが醸し出されており、二人は見事に騙されてくれたように思え安心した。
それぞれうなぎを食べた後、とげ抜き地蔵に行き、適当に練り歩いて、素敵な甘味屋を発見する予定だったが発見できず…ものすごく適当な甘味屋で最近どう?id:kakikoは日記始めたばかりだけど楽しい?kiyokawaは日常の感想とかを書き連ねるのとかは面倒だと思うだろうから日記は無理だねという話などをした。その後、染井霊園を練り歩く。彼岸シーズンなのでそこそこの盛り上がりで、都内に墓を持っている上品な人々(たまにそうでない人々も)とすれ違いつつ、有名人の墓を探して見つけ損ねたりした。
その後、中途半端な甘味屋に入り、作戦会議をするため、下町ガイドみたいなのを開けたら、id:kakikoが一軒一軒載っている店のレビューを始め「ここのとんかつはそうでもない」とか「ここは高いわりにはアンマリ…」など、うらやましい気持ちになる。ぼくもいろんな店についていろいろ言いたい…しきりにid:kakikoは「私は趣味とかないし」「私は貧乏学生だし」と主張していたのだが、非常に疑わしく思った。
で、日暮里を降りて谷中から根津方面に向かって歩き、根津神社を経由してわりと有名そうなソバ屋に入る。そばがき、そば味噌がおいしかった。巣鴨も根津も秋祭りで盛り上がっていた。昔はヤンキーっぽい人たちが多かった気がするが、最近は黒人みたいなヤンキーがいたりしてややこしい。ヒップホップとかが好きそうな服装だけど音楽はたぶん浜崎あゆみとかを聞いていて、行動様式はヤンキーみたいなのが多かった気がする。ヤンキーっぽい人ってあんまりはてなダイアリーとかやんないんだろうな…住む世界が違う感じがする。
id:kakikoは日記の印象と実際に会ったときの印象にズレがなくて逆に意外だった。kiyokawaはかれこれ10年以上のつきあいなので印象に変化なし。
写真は、氏んだように眠り、周りをハラハラさせていた老人。