ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

とりあえずのまとめ

新潮新人賞(3月末締め切り)に応募予定。今、だいたい20枚くらい。
宛先は〒162―8711 東京都新宿区矢来町七一 新潮社「新潮」編集部 第36回新潮新人賞小説部門。

(1)東京タワーを建てたりする小説。建ててからどうするかは未定。
(2)東京タワーは木で作る。
(3)モデルになっているのは伊勢神宮。20年に1回建て替えるのだが意外に長持ちするので、同時にシロアリの好きな汁(カブトムシ用のゼリーのようなもの)も開発される。
20年に1回というのが伊勢神宮に倣うというのは建前。利権の問題。利権はドロドロしててつまらないから、もっと違う、20年に1回の
根拠を立ててしまってもいいかも。
(4)東京タワーは、東京駅をまたいで建てる。冒頭は新幹線がホームにつくところから始まる。
(5)たぶん、2度目の建て替えのときに、設計の担当が変なことを考える。


<課題その1>法隆寺をモデルにするというのも捨てがたい(当初の案)。
やるなら聖徳太子は実在しないという形に絡めるが、歴史に関する知識の乏しさをどうするか。
伊勢神宮をモデルにするとしても同じ。いちおう伊勢に行って資料を集めたものの…

<課題その2>建ててからどうするかがまだ決まっていない。タワーを建てる根拠を、変なところに持ってきてピンチョン的な裏組織っぽいのにしたい。が、100枚程度で壮大に描けるはずがない。どうしよう。『スロー・ラーナー』によって、青写真が描かれる予定だったのだが、ピンチョンは責任取ってくれ。2冊も買ってるのに。

<課題その3>特に何を描きたいとかはないんだけれど、テーマみたいなのがあった方が愛想はいいと思うので、「日本的なるもの」をテーマにしておこうかと思うが、ちゃんと考えているようにふるまうにはどうするべきか。

<課題その4>語彙貧困問題。古井由吉『山躁賦』を読んで、ページをめくるたびに打ちのめされるも、この本の語彙をすべてインプットしても、ぼくの小説で使う語句ではないなぁと思う。自分にしっくりするタイプの語彙ってないものだろうか。それとも、語彙のないところがぼくのいいところ?だとしたら困った。語彙をある程度使っていないと、小説としてのアイデンティティがなくなる気がするので。