ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

2009年に食べておいしかったものを列挙する

ごぶさたしております。
去年は本当に忙しかったので、読者のみなさまにおかれましては、ブログを更新したと思ったら著書の案内だったりして、さぞかしガッカリされたことと思います。ガッカリすることがあってこその人生という気もしますが、今回は殊勝にも罪滅ぼし…ということで、2009年に行っておいしかった店を、一部リンク付きで紹介させていただきますので、よかったら参考にしてみてください。東京と大阪が中心で申し訳ありません。

(1)新幹線からすぐのお好み焼き屋さん

この「めっせ熊」という店、チェーン展開していて珍しい店ではないのですが、すごくオススメなのは何でかっていうと、新大阪駅にあるんですよ。つまり、出張で「ああーせっかく大阪に来たのに会議しただけで大阪っぽいこと何ひとつできなかった」という人は、とりあえず新幹線に乗る前にここで夕食とって帰ったらええんとちゃうか、という、役立たずでおなじみの当ブログには珍しい、まともな提案で申し訳ありません。
わりかし上品なお好み焼きなんですが、ソースが4種類から選べるところが…もうね…「大阪・生野 ヘルメスソース 親族4人でソースの製造からラベル貼りまですべて手作業で行っている大阪のソース」などの能書きが大爆発!ついつい、いろいろ塗ってしまいたくなるのです。

モダン焼の麺もどっしりしていておすすめなのですが、わりかし並んでいるので、通りがかって並んでいなかったらラッキーと思って入る感じですかね。お好み焼以外にも、小龍包などもあって、「お好み焼きなんて大嫌い、あんなものお嫌い焼きじゃないか」と憤慨するあなたにもおすすめです。

(2)高さ17センチ、1700円のハンバーガー

おいしいハンバーガーというと、大学のそばに、『ファイアーハウス』っていう店があって、行きたかったのですが、学生だったころは、マックもぜいたくだと思っていたので、ほとんど行けませんでした。というか、学生時代は食べることなんてどうでもよくて、本とレコードに命を賭けており、三食インスタントラーメンとかザラだったなぁ…
学生なのにおいしいハンバーガーの店に日常的に食べに行ってた人って親から仕送りいっぱいもらってたんだろうなー、とか、家庭教師で儲けていたんだろうなーとか思っていたのですが、さすがにいいオッサンになると、いいハンバーガーくらいは食べられるようになります。ということで、復讐も兼ねて、渋谷にあるReg-On Dinerに行ってきました。

これがこの店で最大のハンバーガー、Big Regです。まず、パンのとこ、気どった言い方をするとバンズがバターたっぷりでほんのり甘くておいしい!単独で食べても十分な感じです。肉汁も暴発していて、モスバーガー的な袋に入れて食べるのだが、口と手がベトベトになるのでご注意くださいませ。

(3)大阪の凝縮された店で銀杏を食べた

何度かここでも書いていますが、大阪・新世界の「やまと屋」チェーンが常に熱い!
大阪に行ったときには必ず「とりあえず、やまと屋しとくかな〜」と思うのですが、11月に行ったときは、串カツだけでなく、ちょっと秋を感じたくて焼き銀杏にしたのですが、一人だったので発言小町を見つつ食べてました。結局、友だちと集まっても世間話が中心であることを考えると、発言小町があれば友だちが不要になると言えましょう。

この、銀杏の殻についている黒いのは何でしょうね。ソバカス?ぼくはわりかしソバカスが好きです。それはともかく、横で60歳近い男女が「あんなダンナのことなんてええやんけ、いいかげん別れろや」「あんたそればっかりやな」などというやりとり。30年くらい粘着してるんじゃないかと思ってドキドキしました。30年も粘着し続けるってすごい。ぼくは女友達がマリリンモンローとかだったとしても30年間粘着することは不可能です…もともとマリリンモンローさんのことは興味ないっていうのもありますが…

(4)オッサンのファンタジー=寿司をおごる

たとえば小学生時代のファンタジーといえば「カールを一袋全部食べたい」でした。その夢は、社会科見学で明治製菓さんの工場見学に行ったときに、カールをおみやげにもらうことで実現したのですが、歳相応のファンタジーというものがあるもので、やはりいいオッサンになると、「女に寿司をおごりたい」という、おそらく小学生時代の自分が聞いたら「おごってもらいたい、の間違いとちゃうの???」と思ってしまうようなファンタジーを持つのですが、それを実現することができてよかったです。しかし、普段は標準語のくせに、こういうときだけ「何でも頼んでええんやで…」と関西弁になってしまうんやで…

―ということで、南紀白浜の「幸鮨」で「何でも頼んでええんやで」と言ったら本当に何でも頼まれました。まあ玉子焼ばかり頼まれて金のかからない女アピールされるよりはいいけれど…写真はタチウオをあぶったのです。タチウオって焼いたのしか食べたことがなかったのですが、これはもっちり感が新鮮!塩がふってあったのですが、ネタごとにつけるものが違っていて飽きることがないのです。夢をありがとう!

(5)謎の豚、ホエー豚丼

田中義剛先生が以前、テレビで「未知の商品を売ると、適正価格がいくらかというのがわからないので、プライスリーダーになれる」という話を力説されていました。生キャラメルがまさにそれですが、ホエー豚というのも同じなんでしょうね。たしかに、何の変哲もない豚よりホエー豚の方が特別で、少々値段が高くても、まあそういうものかなぁという気がしてしまいます。ホエー豚がどういう豚かは知らんけど…乳首の長さが普通の豚の倍あるとかかなぁ…あんまり長かったらちぎれるんじゃないかと思って不安になるので、ほどほどにしていただきたく思います。

夏に新千歳空港の花畑牧場の店で食べたのですが、このはみ出している感じが、価格納得度を上げると同時に、どことなく卑猥なムード、ありていに言うと女性器みたいな印象で、さすが実業家・田中義剛先生は目の付けどころが違う、と唸った次第です。味はおいしかったです。イベリコ豚とイベリコじゃない不貞腐れ豚との間くらいの味と記憶しております。

(6)ちょっといい店での食べこぼし問題


「勉強はできるが人の気持ちはわからないエリートより、出来が悪いが心優しい凡人がいい」的な話が苦手なことでおなじみのわたくしですが、反知性主義の変奏曲であるところの「ちょっといい店で気取って食べるより、食べこぼしを気にせずワイルドに食べたほうがおいしい」説についてはもろ手を挙げて賛成します。それはなぜかというと、食べこぼしがひどいのがコンプレックスだからです。食べ方が汚い人は恋愛対象外な人ランキングの常連。なので、「食べこぼしis beautiful」と言い張らないことには自分が生きていて大丈夫と思えない…という感じでおいしい店でした。食べログには「普段づかいのイタリアン」って書いてあったので、「普段づかい=食べこぼしOK」と拡大解釈が可能です。

(7)天下一品より濃いと言われていた「一作ラーメン」の現在

大阪の「一作ラーメン」、前はこってりであることをウリにしていて、「今日のこってり度」というのを店の前に表示する徹底ぶり。一説によると、「天下一品と違って、鶏をまるごと、内臓も含めて煮ているから天下一品に似ているが、ちょっと臭みが強くて色も濃い」とのことでしたが、こってり度表示もなくなって、味もなんかわりとサッパリした感じになってた。あの、高校生のときの食べたあとの胸焼け感は過去のものになってしまいました。

どっちかというと、濃さを強調して、ラーメン二郎を撃破するために東京に出店してほしいのだけど、京阪沿線に二店舗しかないので、東京進出には22世紀を待たねばなりません。(あるいは物質転送装置が発明されたタイミングで全世界へホカホカ通販が実現するか)

(8)若干オシャレな二郎系の店


近所の店なのですが、そう、写真の通り、ラーメン二郎風の濃いスープと太い麺と山盛りの野菜。でも店のたたずまいはちょっと和風でしっとり!
現状でもいっぱい並んでるので、もう教えたくない感じなのですが、「ラーメン二郎とか行ってみたいけど雰囲気が…」というお嬢様には、こういう店もありますよ〜という話。

(9)体によくて見た目オシャレな「じねんじょ」のカレー

二郎インスパイアの店の話のあとでなんですが、この歳になってくると、「健康にいいものが食べたい」という欲求が芽生えてくるものなのであります。
普通は薬膳っていったら中華料理かもしれんのですが、東京・谷中の薬膳カレーの店「じねんじょ」に行ってきました。考えてみたらユンケルの一番高いのに比べたら安いよ!

ということで、体があたたまったのもよかったのですが、辛さとともにじんわりとした苦さもあって、もっぱらお味を満喫しました。

(10)中国茶をゆったり満喫できる「悟空」

早い時間に行かないと満席になってしまうことでおなじみ、横浜中華街の「悟空茶荘」です。ここは席がゆったりしていて、お茶の数もたくさんで、つい2種類頼んでしまいます。飲んで気になったお茶は買って帰れるし。

ほかにも中国茶の店はいろいろ開拓したのですが、あまりにも通い詰めているために紹介できません…もし読者の方とデートするときは、「中国茶飲みたい」リクエストしていただければお連れいたします。ただしぼくの超うざい解説つきやけどな!

(11)江坂のクリエイティブな串揚げの店

大阪に行ったとき、どうも宿が取れなくて、江坂に泊まったことがあって(注:関東にお住まいの皆さんは、ここを「東京駅近辺に泊まりたかったが両国に泊まった」くらいの感覚でお考えいただければと思います)、近くの店を渋々検索したらよさげな店が…ということで、この「くしろ」は、串カツというより串揚げの店で、おまかせでどんどん揚げてくれるのですが、一品一品に創意工夫が凝らされていて、「次は何がくるんだろう…」とドキドキしました。

これは「じゃが芋のサワークリーム・キャビア添え」で、つぶつぶ感がよかった。オリジナル感のある串揚げの店はたまに行くのですが、ここは特別楽しくておいしかったです。また行きたい。

(12)天ぷらと思ったらさつま揚げで驚き!

高松に行ったときは、セルフすぎたうどん屋にビックリしてしまいました。これって効率がいいのかどうなのかわからない…あと、ぼくは料理ができないのですが、料理ができない人って加減がわからない。「塩少々」の「少々」とか、「ひと煮立ち」の「ひと」とか。当然ながら、うどんのゆで方もわからんので、最高っていう感じではなかったです。それは店のせいじゃなくて自分のせい、「責任を自分で取るところまでが、本当のセルフうどんなんだなぁ みつを」と思いました。

そんで、天ぷらを頼んだらさつま揚げで、たしかにこれも天ぷらやなぁ…という気持ちになりましたが、これもまた自己責任です。だってこれも天ぷらだから。
なお、新宿の西口の「楽釜製麺所」などでは、じゃこ天をさらに天ぷら化してくれていて溜飲が下がるのでお試しくださいませ。

(13)個人的にベストうどん屋は池袋の西武百貨店の屋上

今年は3回くらいしか行ってないと思うのですが、池袋の西武の屋上の「かるかや」が大好きです。いろんなうどん屋に行ったけど、個人的にここのうどんが一番おいしいと思います。ここ、いつも並んでいて、屋上では独り勝ちの様相なのですが、ここがうどん屋で一番っていう人はあんまり見たことない。それって「一番好きな肉料理はビッグマック」っていうのと同じなのかなぁ…味のワカラン奴なのかもしれないけれども、麺が大好きで、人類をやめて麺類になろうかと思っている方は、この店では迷わず釜揚げうどんを選ぶといいのではと思います。なぜなら他のうどんより麺の量が多いからです。

夢中で食べてしまって撮るのを忘れてしまいましたが、不揃いな麺がエキサイティングですよ。



うーん…去年は旅行にあんまり行ってなくて、しょうがないからいろいろ食べることでリフレッシュしてきましたが、今年は原稿をこなしつつも、いろんなところに出かけたいと思いますので、たまに見にきてくださいませ!

Wiiもらったりインタビューに答えたりの近況

こんにちは。更新が滞っておりますが、連載などは順調にすすめております。


ここで告知しないと知らないままの方も多そうなので、今日はまとめてこのブログ以外でのココロ社関連の記事を紹介させていただきますね。

3年越しくらいで、やっとWiiがもらえました!

ココロ社」というと、いまだにこの「Wiiほしいよぉ〜」のビデオが印象的な人も多いみたいです…
わたし的にはかなり適当に仕上げた部類で、他のビデオの方が好きだったんですが…


それはともかく、そこらへんの縁もありまして、『オーバーターン』というゲームの体験プレイ動画に出演させていただきました。

http://www.studio-zan.com/overturn/kokorosha/index.htm

撮る前に、「参考に」ということで、他のゲームの体験動画を見せてもらったのですが、やはり芸能人の方はリアクションが非常にいい感じですね…はやく地上波とかにも出たいです。


おみやげにWii本体をいただいたので3年越しに入手したことになります!もうフニャフニャのWiiは食べchawヨ!

横尾茜さんにインタビューしていただきました!



突撃!隣のライフハックvol.3:ココロ社さんに聞くライフハック
http://www.lifehacker.jp/2009/08/yokoovol3.html



横尾茜さんにインタビューしていただきました。ライフハックについての話のはずですが、あんまり役立たない話ばかりで申し訳ない気持ちです…反省はしていないのですが…
ちなみに写真をご覧ください。「自分の胸元や襟に触れるというのは相手に気があるというサインである」…というのをどこかのサイトで見た気がします。妄想かもしれませんが…
あと着ているシャツについて賛否両論だったのですが、わたし的にはかなりお気に入りのシャツなので、このシャツの魅力を理解してほしい!

連載で好評だった記事などもどうぞ!

キャリアジンさんは隔週の木曜、ライフハッカーさんは毎週水曜に更新しています。以下、好評だった記事です。


本当はそうでないのに「客観的に聞こえる」話し方のコツ
http://careerzine.jp/article/detail/743
こういうのって読んでいると虚しくなってくると思いますが、そもそも、人生って虚しいものなので、生きると決めたからには、こういうしょうもなさは引き受けるしかないよなぁと思います。


身も蓋もないが本当に有効な「企画書の書き方」
http://careerzine.jp/article/detail/677
これは一見処世術に見えるかもしれません…まあそうなんですけど、読み手の立場を徹底して考えると、ビジネス書にあるような企画書の書き方はあんまり参考にならないのかもしれません。人間のウェットな面を踏まえながら考えるとこうなるかな…という感じです。


江戸のアクセサリー「根付」をストラップにする
http://www.lifehacker.jp/2009/07/post_1002.html
これは絶対オススメです。安いのでぜひお試しくださいませ。
ここで紹介していた、うさざのストラップは気に入りすぎて壊れるのが怖くなり、今は茶釜の根付を使っています。

ちなみにmixiは人知れず、毎週更新しています。

ここだけをご覧になっている方は「最近動きがないな」と思われているかもしれませんが、最近はmixiに力を入れています。週ごとに日記を書いているのですが、お手すきならご覧くださいませ!
リクエストもお気軽に…マイミクの承認率は100%で、いままで拒否したことはありません…たとえ同じ職場の人や上司でも…どっちかというと、見て困るのはぼくではなくあなたなので、あなたさえよければリクエストしてくださいませ!


mixi-ココロ社
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=11202347



―という感じですが、旅行の写真もたまりまくっているので、次回はお出かけ記事を書こうと思います。よろしくお願いいたします!

mixiやブログで「読んでもらえる日記」を書く

ネットでのコンテンツといえばいろいろありますが、普通の暮らしを送っている人が作るコンテンツと言えば…日記ですよね。
mixiやブログの日記って、みなさん書かれていると思うのですが、読んでもらえるものを書くのは結構難しくて、読んでもらえないとモチベーションが上がらなくて、いつの間にか更新しなくなったりするものですが、書き方をちょっと工夫すると読んでもらえるものです。

今回は、読んでもらえる日記を書くにはどうすればいいかについて考察していきたいと思います。

例は、実際にわたしがmixiや、Wassrというミニブログに書いていて好評だったものをピックアップしています。(頭が)チョットおかしい実例と思うかもしれませんが、細かいことは気にするのは体によくないので、素直に参考にしてみてくださいネ!

(1)字数を短めにおさえてみる

日記は、短すぎるとその人ならではの味が出しにくいし、長くすると読むのが面倒と思われがちです。極端な例を考えてみるとわかると思うのですが、たとえば俳句の面白さの半分は、周辺の俳句や、読者の知識が支えていて、純粋にその人の功績とは言いにくいので、自分の日記と言うためには、それなりに長いほうがいいです。
反対に、語りが多くなりがちな人の場合は、ある程度の字数制限を自らに課すことで、面白くない部分がカットできます。言いたいことをギュウギュウ詰めにすると、なんとなく文才がある感じになるのでお得です。


今週、マックで朝のコーヒーがタダなんだけど、「無料は申し訳なくて…」という気持ちから、「アイスコーヒーのMをお願いします」と頼んだ。
予想通り「Sだったら今、無料ですが」と言われたものの、「Mで大丈夫ですよ」と固辞したら、顔なじみの店員さんが出てきて「でしたら…アイスコーヒーのSを2つにして、1つを無料ということで…」と言われた。そこまでしてこちらに得をさせようと…その心意気に胸を打たれて、1人なのにコーヒー2つの朝なのです。
あと写真だけど、コーヒーを置く位置が悪くてモデルの人がコーヒー人間にナッチャッタ!

これは255文字ですが、出来事と感想としょうもないネタを詰めることのできる字数なので、ためしに詰めてみてくださいませ。

(2)食べ物系の日記は、周辺の話をまぜる

おいしいものを食べた話を日記にするのは難しいです。
「私も連れてって!」と読者に言わしめたいのであれば、おいしい店を紹介するのもアリですが、「読んで楽しいかどうか」とおいしさはあまり関係がありません。
そもそも見た目きれいなものがおいしくなかったり、とてもおいしいものが写真映えしなかったりするものなので、変わったものを食べた日記にするか、食べ物だけでなく、その店のスタイルであるとか、自分が食べたときの状況を織りまぜていくのが手堅いです。


「今日は久しぶりに、割り切ったカレー屋のカレーを食べるか」と思って、割り切ったカレー屋に行って、割り切ったカレーを食べた。
「割り切った」とはどういう意味かと言うと、明らかにバーモントカレーを使っているからで、「あれ、おいしいんだから無理に自家製にしなくてもいいよね?お母ちゃんのカレーにも似てるでしょ?」と言わんばかり。
自炊できる人にとっては無意味でしかないかもしれないけど、ぼくのようなアカンタレには重宝している。月に1回くらい「今日は、割り切ったカレーが食べたい!」と思うんだよねー…


よく行くセルフうどん屋の最大の特徴は、写真の通り、天かすの成分が、限りなく野菜のかき揚げに近いところで、『天国に一番近い島』ならぬ、『かき揚げに一番近い天かす』なのだが、天使のような彼らも時には「載せ放題の天かすにこんなに野菜が入っていたら、かき揚げが売れないじゃないか!」と正気にかえる瞬間があるらしく、日によっては、野菜まったく含有せずの時もある。
しかし、翌日には気がゆるんで野菜が入っていたりするところがなんとも愛らしい。

(3)読者に想像する隙を与えない

ツッコミどころ満載のシーンを写真に撮って、コメントをつけずに載せるというスタイルもいいですが、ちょっとmottainaiかもしれません。なぜなら、「この写真を笑える俺って面白い」ということで、その面白さの功績が読者のものになってしまうからです。また、多くの読者はベタベタなツッコミを脳内で行うものなので、ちょっと別の角度からつっこんで、「そこかー」と思ってもらえると、日記を書いた人の功績になるのです。あたり前かもしれませんが、想像力を発揮するのは読者ではなく作者なのです。


この宣伝カー、ご覧の通り、「KOIしないとIKIできない」と書いてあって、わたしの常識の逆だったので出会い頭に驚きました…
「SUKIすぎてIKIできない」というのは、オッサンでもいまだに覚える感覚ではありますが、この宣伝カーの主張は、むしろKOIをしていない人はIKIができないということで、どちらが正しいかは神様しか知らないと思うのですが、いずれにせよ、もっと出会える確率を前に出すとかにした方が集客できて、運営している人も、KOIさせることで、今夜もいいMESHIにありつけるんだろうと思います。

(4)日記の内容に関係なくても写真は入れておく

多くの人は字を読むのが嫌いですが、不思議と、写真が入っていると読む気になるものなので、あまりにも文章に自信がありすぎる人はともかく、写真は載せておくとよいです。これは本当に効果的なので、ぜひぜひ実行してみてください!


"Trick Or Treat!"などと寝ぼけたことを言えるのは15歳までで、大人の世界は毎日が"Trick Or Trick!"である。
つまり最悪のtrickを避けるために、比較的耐えられるtrickを選ぶしかない…と思ってテレビをつけたら、産婦人科医が34時間連続勤務しているところとか、就職活動中の中高年が「就職は宝くじ」と言っているところとかを絶賛放映中。すぐに自分がtreatのことをtrick呼ばわりしていると気づいた。
なんと甘えっ子ちゃんなぼく…そして、ごめんよtreat…

(5)体験記は写真つきだとリアルでよいです

たとえば友人しか見ない日記だったとしても、普通に会って話す以上の内容が日記に含まれているとうれしいものです。
そして、その不意にやってくるおもしろ体験に備えて、使い勝手のよいコンパクトカメラを持ち歩くようにしておくとよいと思います。
暮らしが垣間見える話は、携帯小説で実話であるかどうかが重要であるのと同様に重要なので、可能な限り見せていければ読んでもらえます。


人間ってサックリと死んじゃうんだろうなーと思いました。
というのも、なんか異臭がするなと思ったら鍋が絶賛空炊き中だったからです。そろそろ寝ようと思っていたので、そのままウトウトしてしまったら豚の丸焼けの出来上がりででしたが、運よく気づいたので、ぼくはまだ、憎たらしいほど瑞々しいままです。
鍋の内側をしげしげと眺めると、なんだか月旅行をしているような気分になります。
一見すると、空だきした鍋にしか見えませんが、実は人類にとって偉大な一歩なんだろうなぁと思います。

という感じで、「mixiやブログをやっているが、何か楽しいこと書きたいなー」と思っている人は参考にしていただければと思います。

日常垂れ流し日記から少し工夫すれば、初めて見た人でも面白いと思える日記が書ける…かもしれませんヨ!
オンラインで書いているのだから、友達以外の知らない人に読んでもらえた方が楽しいですし!

新型っぽいミニブログ『Wassr』の面白い使い方

一言二言入力する気軽さが人気のミニブログ。代表格として、ご存じTwitterがあり、スリリングな楽しさがあったのですが、けっこう前にリリースされて最近注目度が上がってきた『Wassr』が、情報に疎いぼくのアンテナにも引っかかり、ためしにやってみたらとても楽しかったので、心をこめて特集させていただきます。


どうも、他の人の使い方を見ているとTwitterと同じような使い方をしていてmottainai…ので、Twitterとの違いなども説明しつつ、面白活用法を提案させていただきますので、よかったら参考にしてみてください。

「ありのままの私肯定ツール」としてのTwitter

まず、Wassrの紹介に入る前に、ミニブログの代名詞であるTwitterについてまとめさせていただきます。Twitterは、気軽に書けるところが面白いのですが、ちょっと問題点がありました。一言で表すと、

「気軽に発言できるツールでありながら、反応が得られにくいので、野放し状態になってしまう」

どういうことかというと、個別の発言についてフィードバックがかかりにくいため、

・すべっても自分で気づけないので文章技術が向上しない
・逆に、面白いことを書いても反応がないので、モチベーションが上がりにくい
・何を書いてもめったに怒られないから、調子に乗って感じの悪い発言を連発して、水面下で嫌われてしまう

という傾向があったように思います。
もちろん「ふぁぼったー」などの素晴らしいツールをTwitterと併用すると、上記の問題点の多くは解決するのですが、ツール単体では把握できない状況でした。ということで、「頭の中にある考えをそのままリアルタイムに垂れ流す」という使い方に収斂していく傾向にあったのではないでしょうか。
フィードバックがかからない場所で発言することは、たしかに気持ちいいです。ぼくもTwitterで下ネタしか言ってなくて「やばいなー」と思いつつ、「特に苦情があるわけでもないしいいかー」と思って野放し状態で卑猥な発言を繰り返していたのですが、それは、構造上、フィードバックがかかりにくいだけの話であって、「あの人、下品だなぁ…」とか「性格悪いなぁ…」と無言のうちに思われていることはたしかです。人間、評価されないと成長できないですからねぇ…


もちろん、「たかだかミニブログに成長もへったくれもあるかよ」と思われる方もいらっしゃるとは思います。まったくその通りで、どんどん書き捨てるものであるという考え方の方がまっとうかもしれませんが、もし仮に、巷の人気ブログを読んで「エリンギが焼けるほど妬ましい」と思ったことが今まで一度でもあった人であれば、ミニブログの使い方について、ためしに戦略性を持たせてみると、いいことがあるかもしれません。

ファイナル・ミニブログ、Wassr

ミニブログは楽しいけど抑制が効かなくて危険…という状況の中で、(主観的には)彗星のように現れたのが、国産ミニブログ『ワッサー』です。そのワイルドな印象の名前とは裏腹に、Twitterあるいはmixiを使っていて「これ何とかなったらもっといいのになぁー」と思っていた問題点について周到に手が打たれていて、「これはミニブログの決定版だ!」と確信するに至りました。
Wassrの魅力を一言で言うと…「レスが熱い!」これに尽きますが、以下、魅力について分析させていただきます。



過去の気になる発言についてもレスがつけられる

発言ごとにレスがつけられる…まず第一印象で「これだ!」と思った機能です。
これで乗り遅れた話についても一言言えるようになりました。また、レスがつくという緊張感から、自分の発言のクオリティが上がります。



元の発言とそれについてのレスが等価である

しかも、レスにも「イイネ」がつけられるし、自分の最新書きこみにも出てきます。たとえばmixiは「日記>レス」でした。誰かの日記にレスをしても、本人にしか見てもらえなかったし、また、自分の日記についたレスに返事をしても、読者は数人。どうにもモチベーションが上がらなくて倦怠期の夫婦を思わせる生返事ならぬ生レス…でしたが、Wassrのレスは元の発言と等価であるところが最高!
この発言とレスが等価なところは、Twitterでもそうだったのですが、何がどれに対するレスなのかが判然とせず、話の流れが追いづらかったのですが、その辺のプロブレムが一気に解決されていますね。



250字以上書けて、写真もつけられる

Wassrは250字以上書け、しかも写真をつけることもできるので、たいていのことは伝えられます。字数制限が厳しいと、微妙な「うまいこと言ってるんだか平凡なんだか…」という感じになりやすくて、同じような内容になってしまいがちですが、これだけ自由に書ければ、自分のカラーを出せます。特にネット始めたての人に有利!



個別の書き込みの評価が一目でわかる

Twitterの場合は、「ふぁぼったー」などを使わないと、自分の発言の評価がわからなかったのですが、Wassrは評価が一目瞭然。気に入った発言には「イイネ」をつけるのですが、毎日ランキングが載るので、「何か面白いこと言っておこう」というモチベーションが上がります。



足跡機能にニヤリ!
オフにすることも可能ですが、Wassrにはmixiのような足跡機能がついています。けっこう意外な人が見てくれていることがわかると楽しいです。ぼくも「あーあの人も見てくれてたのか!」と思ってやる気が出ました。


「お題」システムが熱い!
いろいろ「お題」システムを持っているサービスはありますが、ここのお題システムは、微妙に運営されている方の自分語りが入っているところが巧みです。
「人に質問するときは、まず自分から答えると、回答が得られやすい」というセオリーが押さえられていて、答えたくなってしまいます。

しかも、うまい感じに答えると、お題の人から「イイネ」がもらえるところが熱いのです!


どうですか…これ、毎日数人にしかつかないので、「イイネ!」獲得のために頑張ってしまいます><

Wassrのオススメだけど邪道気味の活用法

えー…ここからが実は本題です。
すでに使われている方で、わたしのページをご覧になった方は、「なんか、このオッサン、他のユーザーと比べて独自の動きをしているな…さすが変態!」と思ったかもしれませんが、いちおう、Wassrならではの活用法を探求しているつもりです。
これが最適解ではないかもしれませんが、「こういう使い方はどう?」と思った活用法について書かせていただきます。参考にしてみてください。


(1)あえて購読者を絞り、ゆったりしたタイムラインを作る
今のWassrのユーザーは、Twitterから移行しているので、Twitterと同じように使っている人が多いのではないかと思います。Twitter流に使うと、じゃんじゃん購読者を増やしていきましょうという話になりますが、ぼくは「20人前後」と決めて、更新頻度が多すぎず少なすぎずという人を選んで購読しています。じっくり書いている人同士で、部外者が読んでも楽しめるようなコミュニケーションをしたいと思っています。


(2)レスは単体で読んでも内容がわかるように書く
先ほども書きましたが、「レスが主役になれる」のがWassrのすごいところです。Twitterは流し読みしていたかと思うのですが、Wassrは積極的にレスをつけていった方が面白いと思います。ただ、「DAYONE〜」とか「SOYANE〜」と言うのはもったいないです。
字数がたくさん書けるのですから、レスも独立した発言として楽しめるように、相手の発言を適宜まとめながら行っていけば、レスをつけた相手以外の人にも読んでもらえることでしょう。


(3)上限ギリギリの字数まで書いて、更新頻度は減らす
20文字を3回に分けてタイムラインを占領し、購読を外されるより、1回あたりの内容を充実させた方が、友達が増えやすいし、面白い人と思ってもらいやすそうな感じです。
この手法はむしろ、ネットを始めたばかりの人にこそ有効です。20文字くらいで人をオッと言わせるのは難しいですから…
また、いろんな生活時間帯の人がいるので、可能なら、適当に時間帯を分けて書いてみると、新しい友だちができるかもしれません。


(4)Twitterを「友人のみ公開」にしていた人、こっちは公開がいいですよ
「友人のみ公開にする」という方法もありますが、どうせ情報なんて漏れちゃうんだし、ワッサーでは公開にしてしまうというのもいいと思います。プライベートにしてしまうと読者は増えないので、Twitterでは友人のみにしていて、こちらは公開にしている人も多いですよね。


ということで、Wassrはとても楽しいので、関係者でもないのに熱く語ってしまいました。上記は、わたしのWassrで絶賛実演中なので、ご覧いただければ幸いです。


http://wassr.jp/user/kokorosha


ジョイナス

ココロ社お知らせコーナー

(1)今回の「ネットモテ研究所」は、mixiでのモテない行動についてです
「ねーよ」と思いつつも、当てはまる項目があるかもしれません…
http://uratan.jp/sweets/2008/07/001488/


(2)Lifehacker.jpで記事を書かせていただきます!
『m9』、『うらたん』に続いてレギュラー3つ目ですが、なんとライフハック総本山のLifehacker様にお声がけいただきました!笑えるけど役に立つ感じの記事を書ければと思っています。ココロ社本体は濃すぎてチョット…とお嘆きのあなたにこそオススメです!
http://www.lifehacker.jp/

要注意!インテリのモテない口説き方

まず手短に2件ほど告知をさせていただければと思います。
今出ている『週刊アスキー』の『有名人100人に聞いたデジタルアイテムを選んだ理由』で、昆虫標本を手に笑顔で写っている写真とともに、コメントさせていただいているので、「あーあのオッサン、有名人なのか」と思って読んでもらえれば幸いです。
そして、WEBの連載が始まっているので、告知させていただきます。
これまで、ココロ社が秘密裏に開発・実行していたネットでのモテ術についてです。「このへんについて、記事はいくらでも書けるけど、ブログとはカラーが違うし、載せても読む人いないだろうなぁ…」と思っていたのですが、ちょうど、探偵ファイルの姉妹サイトの「うらたん」さんから連載のご依頼をいただき、「うらたん」さんの読者層(濃いめ)とのマッチング具合がよさそうなので、ネットでのモテについて、実戦的な提案をしていきたいと思っています。第一回はこちら↓です。
http://uratan.jp/sweets/2008/06/001279/
毎週日曜あたりに更新するので、興味のある方はご覧ください!


…ということで、単なる宣伝だと感じが悪いかもしれないので、今日は、こちらのブログに最適化した(っぽい)モテ系の記事を書かせていただくことでお茶を濁したいと思います。

感じのよくないアプローチについて、女性は口を開こうとしない!(上も下も)


ネット上で見かける、インテリ特有の女性へのアプローチですが、「ちょっとそこのインテリさん…それ、前に私やったことありますけど、損するだけですよ!!!」と言いたくなる夜もあります…
女性のみなさまは日常的に体験されていると思うのですが、当然ながら、その全貌について女性の側から語られることはありません。彼女たちはわれわれのママではないので、すすんで悪役を引き受けてくれる人はいないのです。


ということで、わたし自身の過去の苦い失敗例から、顔面が紅潮するのをガリガリ君で抑えながら4パターンほど挙げ、対策についても考察しているので、心の眼で読んでいただければ幸いです。犠牲者はわたしだけで十分!

(1)説教ベースのコミュニケーションスタイル



「説教から始まる愛はない」。これは概ね真実といっていいと思います。
接点がない相手を気に入った場合(ちなみに、接点がない相手を好きになっている時点で、自分の恋愛観を見直す必要があるかもしれませんが)、言うに事欠いて、説教からアプローチを始めてしまう場合があります。特に、知力には自信があるが、対人スキルや人生経験について引け目を感じている方の場合は、議論というステージで一足飛ばしに女性より優位に立ち、尊敬を勝ち取ろうと考えたりもするわけですが、だいたいが悲しい結果に終わってしまいます。

もっともひどいのは、「女性の実体験に対して、本で読んだ知識を元に説教する」という場合。これに「自分のことは語らないのに、相手には一方的な質問攻め→回答したら、それについての説教」が加われば最強です。これは、「明日死ぬ」とかそういう状況の時のみ実行することが許される究極の説教スタイルですが、それでも実行したくなったときは、自分の経験を開示しながら、あくまでも提案として話すのがよいです。「自分のこういう経験から言うと、自分がその立場だったらこうするかもなー」という言い方にするように心がければ印象が違いますのでお試しください。


もちろん、男に服従することにアイデンティティを見いだすタイプの女の人も一定数いるでしょう。片っ端から説教していき、「説教プレイに応じた者のみを女とみなす」というビジネスモデルもなくはないですが、その場合は、女性から次々に拒絶されても何とも思わない強い心が別途必要となります。一般的な心の強さしかない人は、ターゲットがどういうタイプであるのかのリサーチをした上で説教プレイを楽しむのが得策なのではないかと思います。


なお、ご存じかと思いますが、インテリがよく好むとされる「若いのに才気走った、男に媚びない美人」に限定して語ると、こちらの真意などはとっくにお見通しなので、くれぐれもご注意ください。
真のインテリは、アホなふりをする術をも体得しており、聞き手に回ることで話を盛り上げていくものなので、それができそうなら、そうしておくのがベストかと思います。

(2)分析―BUN★SEKI―



(1)ほどではないにせよ、露骨な分析も危険です。
女性を口説くにあたっては、人生のパートナーとしてのサムシングが前提になっているとよいのですが、そこで、よりによって観客席から双眼鏡で見つめていては、「ぼくはキミのことをよく知っている」というだけであって、主体的に相手との人生を選び取っている感じがないだけでなく、見下されたような気持ちになって、反発を生んでしまいます。
もちろん、心理学の入門書で得た知識を引用しながら「キミの行動はすべてお見通しさ」というのは論外。そこで発生する不快感は、この文を読んでいるあなたの心の中に広がりつつある不快感とほとんど同種のものであると言えるでしょう。


もちろん行動パターンの分析をすることはお互いのためであり、必要ではあるのですが、それを明示的に言うことはリスキーなので、分析の結果は黙って運用するのが吉です。

(3)「ぼくって、よく気がつく男なんだよね!」


インテリジェンスのある人は、独自の情報収集網をお持ちである場合が多く、また、特定の状況で大変高い洞察力を発揮する場合も多いのですが、相手がこちらに開示している情報以外の情報について触れると、「まあ、私のことをそんなに気にかけてくれるなんて…」と大喜び!…ということはなく、むしろ、最高に気持ち悪がられるので気をつけた方がよいかと思います。そして…「キモい人リスト」の広まるスピードは光ファイバーをはるかに超えているのです。奴らのテクノロジーはどこまで進化しているのか…まったく解明不能!



冗談めかして言うことで濃さを薄めようとしていますが、逆に怖さを増幅させているという不思議…
たとえ、なにがしかの情報を読みとったとしても、それについて「ぼくはキミのことをこんなに知ってるよ」とか言ったら…「き…気持ち悪い!」と思われて、あえなく終了です。相手の開示していない情報を推測したりするのは、気遣いというよりもストーキングとみなされるのが関の山。
向こうが開示していない情報をこちらが握ってしまった場合でも、相手がそれについて自分から口にしたときにはじめて「あーそうなんだー」と言うのがよいです。インテリの人は無知なふりをするのが下手ですが、無知なふりができると幅が広がるで…

(4)「まあ好きだね」



これは上3つに比べると軽微で、状況によってはCawaiiと思われる場合もないわけではないですが、やはりマニア向けと言わざるを得ません。
インテリの方の中には、人を褒めると負けだと思っている人がいますが、それは違います。簡単に人を褒めないことで、「安い男ではない」というブランド戦略を取る手もありますが、顔や学歴や収入やセンスなども含めてのブランド戦略なので、「褒めない」という一点でのみ、高級感をアピールすると、不当に高い印象を与えてしまい、逆効果です。
要は、「わたしよりも、あなたのプライドを優先しながらの愛の告白…なんて、乾いてしまいます><」ということなんでしょう。
だいたい、人をほめておけば、「そんなあなたもステキ!」という言葉が返ってくるものです。これこそ北風と太陽。好意の表現も、妙にもったいぶらず、「いやぁー…とにかく好きなんだよね話してて楽しいし!ずっといっしょにいたい!」とかでいいのではないかと思うのです。

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これらの言動は特に、対女性の場合の行動に限らず、一般的にデンジャラスな行動と言えるのではないかと思います。ただ、男対男の場合、強い好意が芽生えることが少ないから目立たないだけの話。わたしもたまに、男性から、嫉妬混じりの愛情に晒されることもあるのですが、男としても、される立場に立ったらけっこうしんどいですよ…


以上、自分の黒歴史が脳裏をよぎる記事でしたが、今思うに、一言で対策をまとめると、「適宜アホを演じる」ことかなと思います。インテリとしての看板を捨てることに耐えられないと思う方もいらっしゃるでしょうけど、けっこうアホを演じていても、インテリジェンスのある女性はよく見ており、本物のアホだとは思われないもの。そもそも、洞察力のなさすぎる女性とつきあっても苦労するだけです。


ということで、安心してアホになっていいんじゃないかと思います!

「考えない勇気」を持てば、頭がスッキリ!

好奇心が旺盛な人は、目の前にある物事について反射的に考えてしまいます。わたしもそうです。暇でしょうがないときはそれでもいいのですが、いろいろ思案した挙げ句、何も得られなかったということも多いのではないでしょうか。学校で「考えたり、議論することはいいことだ」という刷り込みをされたせいか、考えること、議論していることで、何かやった気がしてしまいますが、やはり考えるべきことと、そうでないことがあるように思えます。
要領のいい人というのは、わりとオンオフがあって、優先順位の低いものについては考えずにさらっと流してしまいますが、今日は、どうやって「考えるべき問題」と「考えてもあまり意味のない問題」を分けるかについて考えていきたいと思います。

たとえば、「超能力によるスプーン曲げ」は本当かどうかという問題だと…

よく、中学生のときに超能力はあるかないかについて話し合っていたものです。スプーン曲げが本当か嘘かについて真剣に議論していたものですが、あの時間を取り戻したい…もしその頃に戻れるのなら、そんな不毛な議論に手を染めるようなことはせず、クラスで三番目くらいにカワイイ子を口説きますね。あのころは無理だったけど、今なら女心も多少はわかってきたと思うので、クラスで一番は無理にしても、三番目くらいならなんとかなるんじゃないでしょうか?―それはさておき、超能力はあるかないかと問われると、つい考え込んでしまいますが、これも大変な時間の無駄遣いといえます。なぜなら、思考の結果がどこにも生かされないからです。超能力でスプーンが曲がろうがどうしようが、明日、英語のテストがあるという事実は動きませんでしたし。

血液型占いプロブレム

血液型占いを信じている人というのが世の中にはいるようなのですが、先日、友人Aと話していて面白かったのは、

A:「○○さんはB型で、悪い意味でマイペースだから、あんまり好きじゃないんだよねー」
ココロ社「じゃあ△△さんはどう?あの人もB型だったと思うけど」
A:「ああ、あの人はいい意味でマイペースなB型なのでいいのよ」


この話をまとめると、「友人Aは自己中心的な人が嫌い」という、ただそれだけのことなのです。その人の性格の良し悪しを考える上で、血液型占いを経由する必要がまったくないのです。これもけっこうな思考の無駄遣いといえます。血液型占いについての話は、だいたい血液型占いという概念を不必要に経由することが多いですね。

結論から逆算して考えることで、考える時間が節約できる

では、こういった時間の無駄遣いをどうすれば減らせるのかということについて、わたしがやっている方法を紹介させていただきますので、参考にしてください。
時間がかかりそうな問題に出会ったら、、ひとまず思考した後の結論をイメージします。「結論は思考した末に出てくるものだ」と一般的には思われがちですが、考えた末に、最初に想像もつかなかったような結論に至ることは稀だし、そんな突飛な結論に至るほどわたしたちは頭がよすぎるわけでも悪すぎるわけでもないので、想定の範囲内の結論でいいのではないかと思います。
たとえば、スプーン曲げの例で考えると、「スプーン曲げは本当」「スプーン曲げはウソ」の2つがありますが、それぞれの結論を踏まえて、自分の行動がどう変わるかについてシミュレーションします。

・「スプーン曲げが本当の場合」→おどろいてから、玉子丼を食べて寝る。
・「スプーン曲げがウソの場合」→なあんだと思って、玉子丼を食べて寝る。


これくらいでしょう。結局、玉子丼を食べて寝るだけの話です。スプーン曲げが本当でもウソでも、日常レベルでは特に変化はないので、気になるかもしれませんが、思い切って、スプーン曲げの真偽について考えないことにした方がお得です。

ニセ科学の最大の問題点も「時間の無駄遣い」にあります

最近よく話題になる「ニセ科学」も、ほとんどがスプーン曲げと同じ話です。以前話題にした『水からの伝言』について考えてみます。要約すると、

水には結晶がある。水にいい言葉をかけるといい結晶ができて、悪い言葉をかけると汚い結晶に変化する。人体のほとんどは水でできている。So人間にいい言葉をかけるとよい子になり、悪い言葉をかけると悪い子になるので、どんどんいい言葉をかけるべき!


この真偽についてはどうでしょう。結論から逆算してみましょう。

・本当だった場合→人に優しくしよう
・ウソだった場合→この件はこの件として、人には優しくするよねー


ということで、この話の真偽について考える必要はまったくないので、この話は世の中に存在する価値がありません。「インチキだからダメだ」という話ではなく、それ以前の問題です。まったく行動を変えることがないから、この話、この世になくてもいいかもね…ということです。
水からの伝言』を読んで、生まれて初めて「人に優しくしよう」と思った人はいないはずです。もともと「人には優しくしよう」と思っていた人が、この本を読んだ驚きをドラマチックに演出したいがために、「昔は冷淡だったけど、この話で目が覚めた」というふうに、「冷たかった過去」を捏造しているだけにすぎません。もう!…昔からいい人だったくせに、素直じゃなさすぎる!

他の分野でも「考えない勇気」を持てば、より思考がスッキリします

ここまでは「なんだ、当たり前の話じゃん」と思われた方が多いと思いますが、インチキくさい話以外でも、思考の結果として、自分の行動に何の変化ももたらさないものがあります。
たとえば、格差社会という問題について、考えるかどうかについて考えるとすると、おそらく、「自己責任」or「社会が悪い」という2つの結論が出てくると思います。まあ、どう考えても「社会が悪い」のが正解かと思いますが、熟考する前に、結論からシミュレーションしてみましょう。

・「自己責任」→自分の努力が足りなかったと反省し、努力して給料のいい仕事を探す
・「社会が悪い」→この世の中は最悪…と思いつつ、しばらく世の中は変わらないので、舌打ちしながら給料のいい仕事を探す


となって、職探しをするという結論はどちらも同じなので、この問題についてあれこれ考えなくてよくなりますね。いろいろ考える必要などなかったわけです。

たとえば、「社会が悪い」という結論に至った場合、「労働運動をする」という選択肢もないわけではないですが、「労働運動をする」という結論が出たとして、自分の体をその結論に従わせる覚悟がないのであれば、「本当は労働運動をすべきなのに、あれこれ考えるだけで行動できない自分」を抱えて、いっそうややこしいことになるので、それなら、別のことを考えた方がいいかもしれません。

行動するために思考することにすれば無駄がない

もちろん、「現状に甘んじろ」という意図で言っているのではありません。あくまでも、「行動するために思考することにすれば無駄がない」ということです。
いずれにせよ、考えるというのは行動の前提になるものであって、考えることそれ自体は、学校では評価されますが、残念ながら、学校以外では特に誰かが評価してくれるものでもないので、考える時間と労力は、行動のために配分するのが幸せかと思います。


ということで、何らかの問いが出されたときに、結論から逆算して、それについて考える必要があるかないかをざっとイメージしておくと、時間の節約になります。社会問題に釣られず、「考えない勇気」を発揮して、浮いた時間は気に入った女の人へのアプローチ方法を考えるとかした方が有益でっせ!



(追記)「その無駄な思考が楽しい」というのは、もちろんそうだし、わたしも無駄な思考は人一倍楽しんでいますが、あくまでそれは趣味なので、楽しく考えればよいと思います。趣味であるはずの思考で悶々として生きるのがいやになったり、言い争いをして、人間関係を悪くしたり…だと、趣味の範囲を逸脱してしまうので、そういうときこそ「考えない勇気」を発揮すべきと思うのです。

「オッサン・ゲーム」を作ったヨ!

こんにちは。元・ゲームプランナー、現・普通のサラリーマンのココロ社です。
女性向けオッサン恋愛体感シミュレーションゲーム、「オッサン・ゲーム」を作りました。プレイ所要時間は5分くらいかな?しかし作るのは結構大変で、わざわざ池袋にロケに行ったり、家の屋上でゴソゴソしたりして疲れたの…ようやくこの作業から解放されると思うとうれしい!


ゲーム内容は、女子大生になったあなたが、濃いオッサンのアプローチをかわすゲームです。音が出ない、精神に優しいゲームなので会社でも遊べて便利なの!


いままで誰も興味を持っていなかったがゆえに、知られることのなかった謎の生き物「オッサン」。このゲームを通じて、オッサンの生態について学習し、オッサンのことを大好きになっていただければ幸いです。あるいは、「俺はオッサンだ」という人は、オッサン・ファンタジーゲームとして、ファイナルファンタジーを超えるファンタジーを体験できるのでやってみてください。


↓こちらのリンクに飛ぶとプレイできます。選択肢は2を選ぶと、最初に戻るので1を選び続けることをオススメしますが、1回くらいは2を選んでみると夢があっていいかもしれません。台詞が長い、と思ったときは、クリックすると、どんどん先に行けますよ。
まぜまぜのべる公開ゲーム:オッサン・ゲーム


【追記】JapanBlogAwardにご投票いただき、ありがとうございました!

Japan Blog Awardにご投票いただき、ありがとうございました。受賞できなかったのですが、いい勉強になりました!これからも、人目を気にせず、先進的すぎるブログを運営します!


最終選考会、知り合いがいなくて(もともと知り合い少ないし…)、不安だったのですが、隣にいた「Geekなページ」さんに声をかけていただき、楽しく過ごすことができました。カメラを持ってなかったので、写真もあとでメールで送っていただき、ココロ社よりもハートフル…大変ありがたかったです!