ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

mixiやブログで「読んでもらえる日記」を書く

ネットでのコンテンツといえばいろいろありますが、普通の暮らしを送っている人が作るコンテンツと言えば…日記ですよね。
mixiやブログの日記って、みなさん書かれていると思うのですが、読んでもらえるものを書くのは結構難しくて、読んでもらえないとモチベーションが上がらなくて、いつの間にか更新しなくなったりするものですが、書き方をちょっと工夫すると読んでもらえるものです。

今回は、読んでもらえる日記を書くにはどうすればいいかについて考察していきたいと思います。

例は、実際にわたしがmixiや、Wassrというミニブログに書いていて好評だったものをピックアップしています。(頭が)チョットおかしい実例と思うかもしれませんが、細かいことは気にするのは体によくないので、素直に参考にしてみてくださいネ!

(1)字数を短めにおさえてみる

日記は、短すぎるとその人ならではの味が出しにくいし、長くすると読むのが面倒と思われがちです。極端な例を考えてみるとわかると思うのですが、たとえば俳句の面白さの半分は、周辺の俳句や、読者の知識が支えていて、純粋にその人の功績とは言いにくいので、自分の日記と言うためには、それなりに長いほうがいいです。
反対に、語りが多くなりがちな人の場合は、ある程度の字数制限を自らに課すことで、面白くない部分がカットできます。言いたいことをギュウギュウ詰めにすると、なんとなく文才がある感じになるのでお得です。


今週、マックで朝のコーヒーがタダなんだけど、「無料は申し訳なくて…」という気持ちから、「アイスコーヒーのMをお願いします」と頼んだ。
予想通り「Sだったら今、無料ですが」と言われたものの、「Mで大丈夫ですよ」と固辞したら、顔なじみの店員さんが出てきて「でしたら…アイスコーヒーのSを2つにして、1つを無料ということで…」と言われた。そこまでしてこちらに得をさせようと…その心意気に胸を打たれて、1人なのにコーヒー2つの朝なのです。
あと写真だけど、コーヒーを置く位置が悪くてモデルの人がコーヒー人間にナッチャッタ!

これは255文字ですが、出来事と感想としょうもないネタを詰めることのできる字数なので、ためしに詰めてみてくださいませ。

(2)食べ物系の日記は、周辺の話をまぜる

おいしいものを食べた話を日記にするのは難しいです。
「私も連れてって!」と読者に言わしめたいのであれば、おいしい店を紹介するのもアリですが、「読んで楽しいかどうか」とおいしさはあまり関係がありません。
そもそも見た目きれいなものがおいしくなかったり、とてもおいしいものが写真映えしなかったりするものなので、変わったものを食べた日記にするか、食べ物だけでなく、その店のスタイルであるとか、自分が食べたときの状況を織りまぜていくのが手堅いです。


「今日は久しぶりに、割り切ったカレー屋のカレーを食べるか」と思って、割り切ったカレー屋に行って、割り切ったカレーを食べた。
「割り切った」とはどういう意味かと言うと、明らかにバーモントカレーを使っているからで、「あれ、おいしいんだから無理に自家製にしなくてもいいよね?お母ちゃんのカレーにも似てるでしょ?」と言わんばかり。
自炊できる人にとっては無意味でしかないかもしれないけど、ぼくのようなアカンタレには重宝している。月に1回くらい「今日は、割り切ったカレーが食べたい!」と思うんだよねー…


よく行くセルフうどん屋の最大の特徴は、写真の通り、天かすの成分が、限りなく野菜のかき揚げに近いところで、『天国に一番近い島』ならぬ、『かき揚げに一番近い天かす』なのだが、天使のような彼らも時には「載せ放題の天かすにこんなに野菜が入っていたら、かき揚げが売れないじゃないか!」と正気にかえる瞬間があるらしく、日によっては、野菜まったく含有せずの時もある。
しかし、翌日には気がゆるんで野菜が入っていたりするところがなんとも愛らしい。

(3)読者に想像する隙を与えない

ツッコミどころ満載のシーンを写真に撮って、コメントをつけずに載せるというスタイルもいいですが、ちょっとmottainaiかもしれません。なぜなら、「この写真を笑える俺って面白い」ということで、その面白さの功績が読者のものになってしまうからです。また、多くの読者はベタベタなツッコミを脳内で行うものなので、ちょっと別の角度からつっこんで、「そこかー」と思ってもらえると、日記を書いた人の功績になるのです。あたり前かもしれませんが、想像力を発揮するのは読者ではなく作者なのです。


この宣伝カー、ご覧の通り、「KOIしないとIKIできない」と書いてあって、わたしの常識の逆だったので出会い頭に驚きました…
「SUKIすぎてIKIできない」というのは、オッサンでもいまだに覚える感覚ではありますが、この宣伝カーの主張は、むしろKOIをしていない人はIKIができないということで、どちらが正しいかは神様しか知らないと思うのですが、いずれにせよ、もっと出会える確率を前に出すとかにした方が集客できて、運営している人も、KOIさせることで、今夜もいいMESHIにありつけるんだろうと思います。

(4)日記の内容に関係なくても写真は入れておく

多くの人は字を読むのが嫌いですが、不思議と、写真が入っていると読む気になるものなので、あまりにも文章に自信がありすぎる人はともかく、写真は載せておくとよいです。これは本当に効果的なので、ぜひぜひ実行してみてください!


"Trick Or Treat!"などと寝ぼけたことを言えるのは15歳までで、大人の世界は毎日が"Trick Or Trick!"である。
つまり最悪のtrickを避けるために、比較的耐えられるtrickを選ぶしかない…と思ってテレビをつけたら、産婦人科医が34時間連続勤務しているところとか、就職活動中の中高年が「就職は宝くじ」と言っているところとかを絶賛放映中。すぐに自分がtreatのことをtrick呼ばわりしていると気づいた。
なんと甘えっ子ちゃんなぼく…そして、ごめんよtreat…

(5)体験記は写真つきだとリアルでよいです

たとえば友人しか見ない日記だったとしても、普通に会って話す以上の内容が日記に含まれているとうれしいものです。
そして、その不意にやってくるおもしろ体験に備えて、使い勝手のよいコンパクトカメラを持ち歩くようにしておくとよいと思います。
暮らしが垣間見える話は、携帯小説で実話であるかどうかが重要であるのと同様に重要なので、可能な限り見せていければ読んでもらえます。


人間ってサックリと死んじゃうんだろうなーと思いました。
というのも、なんか異臭がするなと思ったら鍋が絶賛空炊き中だったからです。そろそろ寝ようと思っていたので、そのままウトウトしてしまったら豚の丸焼けの出来上がりででしたが、運よく気づいたので、ぼくはまだ、憎たらしいほど瑞々しいままです。
鍋の内側をしげしげと眺めると、なんだか月旅行をしているような気分になります。
一見すると、空だきした鍋にしか見えませんが、実は人類にとって偉大な一歩なんだろうなぁと思います。

という感じで、「mixiやブログをやっているが、何か楽しいこと書きたいなー」と思っている人は参考にしていただければと思います。

日常垂れ流し日記から少し工夫すれば、初めて見た人でも面白いと思える日記が書ける…かもしれませんヨ!
オンラインで書いているのだから、友達以外の知らない人に読んでもらえた方が楽しいですし!