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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

「オカラ」は岡田だろう。

暮らし

 6月に行われた鳥取県智頭町の町議補選で「オカラ」と書かれた1票をめぐり、同町選挙管理委員会が有効票と認めたため、当選が無効とされた岸本真一郎さん(55)が11日、当選無効の決定を不服として同県選挙管理委員会に審査を申し立てた。
 岸本さんは844票で最下位当選。1票差の843票で落選した岡田和彦さん(71)の異議を受け、町選管が7月「オカラはオカダの書き間違い」として有効と判断。岸本さんと岡田さんの得票が同数となり、当選無効と決定した。
 申し立てで岸本さんは、自分が飼育する牛にオカラを与えていることは町民に知られていると指摘。「オカラは自分を指しており、オカラとは無関係な岡田氏を指したものとは考えられない」と主張した。申し立て後、岸本さんは「発音し間違えることはあっても書くのは別」と話した。
 県選管は18日、申し立てを受理するかどうかを決める。(共同通信

ぼくはもともと、文字を打ち間違えることが多い。しかも、隣のキーを押してしまったというのならまあわかるのだが、それだけではなくて、濁音が入るところで入らなかったりすることがままある。たとえば「ブログ」を「フロク」と書いたり。特に「グ」→「ク」と間違えた場合、GとKはキーを2個も隔てており、手が滑ったのとは全然違う話になる。手で書いた場合だと、濁点をつい入れ忘れたということはあり得ると思うけど。
以前、そのミスに気づいて、ぼくは人よりも意識が音声に支配されている度合いが高いのではないか、しかも、一応、書き言葉として何をし得るかと考えている立場だと思うので、これは極めてダサダサ…と思って、人の書いたメールなどを読んでいたら、ぼくと同じ間違いを結構見かけた。ぼくの周りにいる人が変態揃いだという説もあるけれど。
志茂田景樹が、小説を書くとき、思ったことをテープに入れて、それを秘書に書かせるとかいう話を聞いて「大丈夫かこいつ」と思ったけれど*1、ぼくがやっていることはそれ以下、つまり、金がないから自分で発音し、自分で書き取っているにすぎないのか、という気がしてきた。
ま、それに気づいたところで、これからの書き方をどう変えようとかは思わないけど、自分自身を意外に思った。あと、「オカラ」はぼくのことかもしれない。なぜなら、昔大嫌いだったオカラを最近はすすんで食べたいと思うほどになり、その味覚の成長ぶりが広く知られているので。

*1:これは装われた驚き。そもそも、その風体からして大丈夫じゃないことはわかっていたはずなので。