ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

姉さん、ホロフォニクスですよ!!!!(要ヘッドフォン)

大昔、「ホロフォニクス」という音響効果が(一部で)話題になってた。Psychic TVが取り組んでたんだけど、Whitehouse原理主義だった浪人生のぼくは、サイキックTVis腑抜けたニューウェーブサウンドという、もったいない誤解をしていて、ついにぼくはホロフォニクスを体験することはなかった。つーか、当時のノイズとかって、音響学を標榜してたThe Hafler Trioとかも含めて、味のある音は出してたけど、認識自体が変わってしまうようなインパクトのある音だとは思えなくて、ホロフォニクスも大したものじゃないと思ってました。ということで、id:soda-lakeさんのところで「ホロフォニクス」の名前を久々に聞いて「あー懐かしいなぁーホロフォニクス!」と思って、手すさびにクリック…したつもりだったがすごすぎた!!

サイキックTVの研究ページにいろいろ書いてある。面白すぎる。
http://www.23net.tv/xfsection+article.articleid+69.htm

で、そのサイト内にあるサンプル。これが実際のホロフォニクス
http://www.23net.tv/contents/holophonics/horn.mp3

後半でホーンが寄ってくるんだけど。左だけで遠近感を実現してる!驚いた!
ステレオだと、左右の音の位相で立体感を醸し出すんだけど、このホロフォニクスは1つのスピーカーで立体感を表現しきっている!なんで???
これも要ヘッドフォンで↓!頭から袋をかぶせられ…
http://www.23net.tv/contents/holophonics/paper.mp3

よく、人間の認識の盲点をついた「だまし絵」というものがあるけれど、これの音版ということと考えればいいんだろうか。人間の認識って穴だらけなんだなぁ…

ちなみに、これを採用したからといって、音楽が何か変わるとはあんまり思わない。どっちかというとデジオとかで使ったら楽しいと思う。もしぼくが使えたら、耳元でささやきまくっちゃう。ラジオドラマとか楽しいと思うんだけど…モノラルでも再現できるのだから、AMでもできると思う。

他にいろいろ調べてみたら、スーパーファミコンが開発される時、サウンドはホロフォニクスを検討していたとか…実現したら楽しかっただろうなぁ。今はDVDの5.1chとかで対応してるのかな。よくわからんけど。