ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

宮崎の神社が南国すぎて日本じゃない感じ!

毎週のようにお出かけしていて更新が間に合いません…4月の話で恐縮ですが、九州南部を中心にめぐってきました。
楽しかったなぁー。手始めに、神社好きの間ではとても有名な、宮崎の青島神社について報告させていただきます。
宮崎空港に着くなり、厚紙製の平べったい東国原知事たちの歓迎を受けつつバスに乗りこみ、30分しないうちに青島に到着しました。意外にアクセス良好でステキやわ…



▲橋の先に島があるという構成は、湘南の江ノ島と同じ構成なのですが、島がポツンとあるだけなので、開放感が素晴らしい!
あと、江ノ島より相対的に清らかな砂浜は、処女を思わせます!
(注:「処女ではない人は汚れている」と言うつもりは毛頭ないので怒ってはいけません!)



▲島の周囲は、固さの違う砂岩と泥岩が混じっていて、奇妙な浸食を受けて「鬼の洗濯板」と呼ばれる奇景を成しています。
しかし、よく考えてみると、鬼は常にセミヌード状態だし、虎皮のパンツって要ドライクリーニングよね?




▲近づいて凝視すると、亀の甲羅みたいです。ただ、区画が一定でないので若干の物足りなさもあり。
もっと亀みたいにしてくれよ!



▲ケンシロウにやられた感じの岩が多く、ブツブツしたのが密集している感じが苦手な方には若干キツい画像かもしれませんが、今ががまんのしどころです。
これ、常識的に考えると、ケンシロウの仕業ではなくて、小石がはまって波に洗われているうちに穴が大きくなったんでしょうね。



▲橋を渡りきると、ゆるい売店が登場。
貝がら中心のストイックな店ですが、有名人たちと写った写真が宮崎の濃い日差しでセピア色に…そんなに昔じゃないのにすごく昔に見えてしまう罠。
キャイーンの色紙もありましたが、「キャイン」にしか読めない件。あと「ウド鈴木」は「うど鈴木」なの?いっそうIQがダウンする感じで怖い…




▲神社としては平安時代の書物に初登場なのですが、それ以前にもこういう場所は宗教的な崇拝の対象になっていたはず。実際、弥生式土器が見つかったりしている模様です。
さらに、原型に近い元宮に向かいます。




▲ビロウ樹という南国の木が生えており、これが南国ムードの主犯格。
漂着して自生したなどの説がありますが、由来は不明。



▲この黒木という人物は死後、地獄で裸にされて、オッサンのバイ菌だらけの鼻くそがべったりとついた釘で、体中に黒木黒木と描かれるのです…だから落書きはしちゃダメ!



▲夫婦杉ならぬ夫婦ビロウ樹。
杉だったら見慣れていてなんとなく樹齢がわかるけど、おまえたちは何歳なのか!
意外に100歳差の年の差カップルだったりしそうです。



▲これが元宮。周りは南国を思わせるセミジャングルなんですが、それでいて、神社の凛とした空気を湛えていて、とても不思議な感じ。



▲このお皿を、奥のユニットバスみたいなところに入れると何かいいことが起こるらしいのですが、何が起こるかは未確認。
何が起こるのかを確認してからユニットバスに入れられなかったら「ああ…幸せが逃げていく」と、暗澹たる気持ちになると思ったのです…。案の定、投げたら木にぶつかって終了。
やはり最初から負けたときの自己防衛策を考えると本当に負けちゃうよね…。



ということで、神社を出て島を一周しました。といっても10分もかからないですが。




▲ヤシの木があたかもオジギソウのごとく斜めになっていて、そんな必死にならないでと言いたい。


ぶらぶらと島を何周かして満足して、島を後にしたのですが、傑作だったのは写真屋さん。



▲よく船やケーブルカーで「買うかどうかは自由ですから撮らせてください」と写真を撮って、超速でプリントアウトして販売する、という商売がありますが、本当にそこらへんを歩いているところを、気づかれない感じで撮っているため、自分の写真が現像されていると気づく人はおらず…しかし、全身白でキメた清原状の写真屋のおじさんは、ご覧のように、「どこがだめなんだろう…」と途方に暮れておられます。
機材の感じからして、それなりに年季が入っている感じなのですが、いったいこのビジネスが割に合わないことに何年経ったら気づくのか…だが、そこが好きだ!


ということで、宮崎に着くなり「一口に日本と言っても、いろいろやなぁー」と実感しました。もし宮崎に行かれることがあったら是非お立ち寄りくださいまし!