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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

ライフハックを書くためのライフハック

インターネットが大好きなオッサンの運営するブログ、ココロ社へようこそ!
みなさんは「ライフハック」という言葉をご存じですか?
平たく言うと、「ちょっとした工夫で生活をよくする秘訣」です。昔から、「女にモテる法」や、「仕事がどんどん片づく」などの本が出ていましたが、それとだいたい同じと考えていいでしょう。いつの世にも「手っ取り早くハッピーになりたい」と思う人はたくさんいます(わたしは変態なので、地道な努力が大好きなのですが…)。だからといって、「自分もライフハックの記事を書いて、一躍人気者になろう!」と思い、記事を書こうとすると、意外に難しいことに気づくはずです。そんな迷えるライフハック作家の方のために、いくつかのライフハックを用意したので、ご一読いただければ幸いです。

1.黒船を利用する

ペリー提督が乗ってきた黒船。アメリカを出たときは宮崎美子のビキニを思わせるピカピカの白船だったのですが、途中であまりにも周囲の魚影が濃いため、ついついカツオの一本釣りをしたりしているうちに船体が汚れ、日本に来る際には黒くなっていた、という豆知識をご存じでしょうか?まあ今作ったデタラメなので信じてもらえないかもしれませんが…それはそうと、黒船は21世紀になっても有効です。日本人だと出自がわかりやすいため「何でこんなアホに教わらなきゃアカンのや?」という気持ちが生まれがちですが、太平洋戦争で大勝利をおさめたことでお馴染みのアメリカ合州国ならば、すごい気がしてしまいますね。肩書きは、実在しない大学の先生などが最適だと思われるので、適当にでっちあげてみてください。

2.今すぐ実行できることを最初の項目として入れておく

ライフハックの真骨頂とは「ちょっとした工夫で生活を豊かにする」というところにあります。つまり、「金持ちになる方法」として、「小学生の時から塾に行ってコツコツ勉強して有名な大学に行き、就職活動で斜に構えたりせず前向きに取り組んで上場企業に就職し、上司に言われたことを、あたかも自主的にやっているかのような感じでこなし、能動的イエスマンになりましょう」というライフハックを紹介しても意味がありません。
第一印象で「これは使える」と思ってもらえないと読み進めてもらえないので、「まず〜しよう」という、読んだ瞬間から実行可能な項目を最初に持ってくることが肝心です。

3.極端なものを入れて物議を醸す

「なるほどねー」と思えるライフハックばかりだと、読んで終わりになってしまいます。カニを食べているときに人は無口になるものですが、人はいいものについては何も語らないという習性があります。1つか2つくらい、物議を醸すライフハックを忍ばせておくことで、「いいライフハックだが、この項目だけはいただけない。ちょっと一言言っておかねば」という気持ちにさせ、そのライフハックが伝播しやすくなるのです。

4.デタラメでもいいので、項目は多めに

もともとライフハックはお得感が好きな人が好むものです。とにかく「ここにはたくさんの知恵がある」と思ってもらうことが大切です。覚えられる程度のライフハックが本当は実用的なのですが、覚えられたら再読されることはないと思ってください。
もちろん、知恵を絞って10個のライフハックを書いたとして、それを実行するのはせいぜい1〜2個でしょうから、残りの項目は適当でもOKです。ライフハックが好きな人は「最初と最後だけ読むライフハック」を実行している人がほとんどですから、中盤あたりは小粋な電波が漏れ気味のエッセイなどを忍ばせておいても気づかれないのでご安心ください。

5.結論は「改善不要。ありのままのキミは素敵!」で

つい、「ライフハックは生きる技術であるからして、淡々と箇条書きで記述されるべきである」と思いがちですが、それはマーケティングが足りないと言わざるを得ません。ライフハックを求めている人の気持ちをしっかり汲むべきです。
「現状を変えたい」という気持ちがあってライフをハックしようとする人たち。それはとても素敵なことですが、その反面、「すごく努力するのはハードルが高いから、手っ取り早く何とかしたいんだよなー…なんなら、『ぼくはすでにいい感じだからカイゼン不要、そのままでいいよ』と抱きしめられてもいいなー」という気持ちもあるのです。そこも織りこんでおかないと、ライフハックの締めくくりで、何だか冷たい印象を与えてしまい、心地よい読後感を持ってもらえないのでご注意ください。

以上を踏まえて実例です。

少し長いですが…おわかりですね。
最初と最後だけ読めばOKですよ。

女にモテるためのライフハック10


モテ理論の世界的権威である、北ニューヨーク大学のアッハン博士が、「女にモテる秘訣10箇条」という論文を発表していたので、ここに紹介させていただきます。最近女にモテなくて困っている方は、貪るように読んで実践してみてはいかがでしょうか。


(1)まず褒める
男でも女でも褒められていやな気持ちになる人はいません。「褒めたらキモいと思われるのでは?」と心配する人がいますが、褒め方を工夫すれば問題ないはずです。たとえば「すごく色白だよね…うなじとか足首とかね…」という褒め方はNGです。相手を視姦するような褒め方は嫌悪感や恐怖感を与えるだけ。服の趣味であるとか、話題のセンスなどについて褒めておくのが無難です。
また、とってつけたように褒めるのも、背後に下心しか感じられないので注意が必要です。よいところを見つけたら褒めるというのが自然でいいのではないでしょうか。「ステキ」と思ったら恥ずかしがらずに素直に口に出す、意外にできる人は少ないのですが、これが大事なのです。


(2)「きれいな虚言」で魅力アップ
人を傷つける虚言は「汚い虚言」ですが、ウソであっても、「相手に振り向いてもらう」というポジティブな理由なら、それは「きれいな虚言」と言えるでしょう。これは実際、ほとんどの人に知られている常識です。収入は1桁多めに言うのが平均ですし、昔の彼女の話の7割はウソという調査結果もあります。つまり、あなただけ真実を語っていては、そのぶん乗り遅れてしまうということです。きれいな虚言は、挨拶代わりに積極的に使っていくべきなのです。


(3)お風呂で歌ったときの歌のうまい感は異常
みなさん、今夜もお風呂で何らかの歌を歌われるかと思うのですが、残念ながらぼくは、あんまり歌番組を見ないのでレパートリーがありません。以前は、アーとかウーとか唸るだけにしていたのですが、それだと人類としてギリギリなので、フンフンフーンみたいなのが混じって、うろ覚えの状態でもいいから歌おうと思って最近は歌うようにしています。


愛で空が〜フンフンフーン
邪魔する奴は〜フンフンフーン!
ポリリズ…フンフンフーン〜
でも、メロンパンには〜フンフンフーン
もう恋なんてしないフンフンフーン〜
Sparking!!!


よくうろ覚えられたソングは、オリジナルソングと見分けがつかない。著作権的にも安心です。みなさんも適宜、記憶喪失されることをおすすめします。


(4)モンゴルの奥の方的ケコーン
「ディスカバリー・チャンネル」で、モンゴルの奥の方の結婚式的なサムシングを放映していたのですが、もちろん恋愛結婚などではなく、あらかじめ決まっている人と結婚していました。花嫁が「幼なじみで知ってるとはいえ、ちょっとイヤン」的なことを言っていて、たしかに感じのよくない幼なじみとかだったら困るなぁと思いましたが、まじめに生きていれば誰でも結婚できるというシステムはちょっと魅力的と思いました。
この少子化時代、このシステムが復活しないとも限らないので、もし「あんたの嫁はこの人」というのが決まって、エリカ様みたいな嫁がきたときに、「別に…」と思われないよう、無精ひげを入念に剃ったり、鼻毛の白髪を抜くなどして、今から準備しておきます。


(5)覆面焼きそばショー
先日、3年ぶりに前の会社の人の飲み会に呼んでもらいました。久しぶりすぎると会話中心になり、料理の味などはわからない状態かと思うのですが、最後に出てきた焼きそばが、なんか通常のそれとは違いました。豪快な太さのコシのある麺に、とても香ばしいソースが絡んでいて、いやぁ、おいしい焼きそばだなぁと思っていたのですが、店の外にあるメニューを見たら、「富士宮焼きそば」って書いてありました。静岡県富士宮市近辺では独自の焼きそば文化が形成されているという話は前から知っていて、いつか富士宮市まで食べに行きたいと夢見ていたのに…大変あっけない感じで実現して、しかも食べた後で知るというのは何とも言えない気持ちです。
わかりやすい例で説明すると、覆面をかぶった女の人が誘ってきて、一戦交えたとします。いやぁーすごくいい具合だったなぁ…と思って、ふとテレビをつけたら、見覚えのあるあのボディは熊田曜子だったのか!!(注:くまぇりは服役中なのでその可能性はゼロよ!)という状況だったら、うれしさともったいなさで悶えることと思いますが、そんな感じです。


(6)タモリとみのもんた、色が黒いのはどっち?
みのもんたと言えば、色黒の代名詞的存在ですが、タモリとどっちが黒いと思いますか?「みのもんたに決まってるだろうが!」と半ギレの返事が聞こえてきますが、果たして本当にそうでしょうか?
よく、だまし絵で、「どっちの色が濃いでしょう?」というものがあって、到底同じ濃さとは思えない色が同じだったりして、だまし絵と書いてあるのに「だましたな!」と激怒する方も多いと思いますが、それと同じ現象が起きていることにお気づきでしょうか?
そう、タモリのサングラスです。黒いサングラスがあるので、あたかもタモリは色白であるかのように見えてしまいますが、サングラスを外したとたん、みのもんたよりも色黒に見えている可能性がないとは誰が言い切れますか?
こんなことを書くと、妙な裁判にかけられそうですが、今のぼくの気持ちを、ガリレオ=ガリレイの「それでも地球は回っている」をもじっていいますと、「それでもタモリは黒かった」という感じでしょうか。というか、ガガーリンの「地球は青かった」ともかぶってますね。どうしましょうか。


(7)mixiの実名問題
日本で一番多い姓名ってmixiに何人いるんだろうと思って、ためしに「佐藤誠」で検索したことがありました。団塊の世代周辺で一番多かった名前+日本で一番多い苗字というコンボです。2年前くらいに検索したらたしか300人以上いたと思うのですが、さっき再び検索したら236人。会員数は少なくとも倍以上にはなっていると思うのですが、むしろ減少しています。なるほど…「本名で登録するのヤバス」というのが周知され、ハンドル名での登録が増えているということでしょう。しかも、誠さんって、わりとミドルな年齢層に多い名前ですが、それでも減っているということは、状況に敏感な世代はもっと減っているんでしょうね。


(8)おみくじプロブレム
あまりおみくじを引いたことがないのですが、おみくじを引く人は勇気があると思います。もともと引かなければ「幸運か不運かは謎」という状態で、喜ぶこともない代わりに落胆することもありません。ぼくはポジティブなので、「まあ、おみくじは引かないけど、ぼくが引いたらきっと大吉…」と思いこむことで、リスクなしで幸運を確信できるのですが、もしおみくじを実際に引いて凶だったら―最近の神社ではお正月は凶を抜いているところもあるようですが―「ああ、引くべきでなかった」と思うに違いありません。おみくじを引かなければ凶が出る確率はゼロですが、おみくじを引くと何%かの確率で凶が出ます。すでにおみくじを引くという選択をした時点で、かなり不利な状況になってしまうので、おみくじを引かれる方はそのへんを念頭に置くべきです。


(9)アメリカンジョーク2007
残念なことに、日本の国際的地位の低下に伴い、アメリカンジョークにおいて日本が題材になることはほとんどなくなってしまいました。その中で唯一、2007年に流行したアメリカンジョークの題材になっているのが、話題になったイチローと鯨でした。


記者「ヘイ!イチロー!ワイフとはうまくいってるの?」
イチロー「大きなお世話だよ」
記者「ハッハッハ。ところでイチローは鯨はどうなの?」
イチロー「いや、鯨はもう食べてないよ」
記者「リアリー?あんなに好きだったのに!」
イチロー「いや、俺は今まで何度も禁鯨してきたから、禁鯨のプロなのさ!」


もう、四次元すぎて面白さが伝わりにくいですが、アメリカ人(特にWASP)はこのジョークをいたく気に入っているみたいです。


(10)ありのままのあなたを受け入れてくれる人がきっといる
「女にモテよう」と構えてはいけません。
女の人を特別視する必要はないのです。考えてみてください。女の人は世界に30億人以上いるんですよ?
あなたが素直に自分の気持ちを表現すれば、どこかにそれを受け入れてくれる人がいるはずです。あなたの良さを理解してくれる人と恋に落ちるべきなのです。
人はみんな、生きているだけで美しい。冒険心は親譲り。あなたの美しさを理解してくれる人を見つけましょう!

最後まで読んでくださった人がいらっしゃるとは到底思えませんが、万一いらっしゃった場合、その驚異的な忍耐力は必ずモテにつながるはずです!だから、元気がないなら元気を出して!元気があるなら普通にしてて!