ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

ススキの光る、奈良の葛城山

ご無沙汰しております。世の中には、葛城山の好きな人と仕事が好きな人の2通りいると思いますが、仕事が好きな人は、「自然で効果的な、10通りの『人のほめ方』」を書いたのでご覧ください。


ということで、先週、「そうだ、葛城山行こう!」と思い立ち、奈良県の葛城山に行ってきました。
葛城近辺というと、関西人には天孫光臨の地として知られていますが…九州の人とこの話をするときは気ィつけなアカンで!…ということで、天孫callin'関係については近畿と九州でバランスよく後日扱うとして、今回は山頂付近のススキが見たくて行ってきたのでその報告をさせていただきます。
とはいえ、今週末でもギリギリという感じで終了間近。気になった方はお早めに行かれてはと思います。なお、お出かけ情報も織りまぜながら紹介させていただきますので、参考にしていただければ幸いです。

この時期は臨時バスが熱い!

地方の観光地にお出かけになった方は、「バスの本数が少なすぎて、バスをストリートファイター?のボーナスステージばりにボコボコにしたい」という願望をお持ちかと思いますが、あわてることなかれ!
今回紹介させていただく葛城山も、最寄り駅から麓までは少ない便数のバスを利用することになるはずで、通常ならバスは2時間に1本程度。これは顔ダニが生まれてから死ぬまでの時間であり、代が替わるほどの時間、というか、それはまったくのウソであり、顔ダニもそこそこ人生をエンジョイするみたいですが、11/24までの日祝日は、やる気みなぎりMAXで、30分に1本ペースで出ています。


それを知らなったわたくしは「バスないJAN」と思って豪勢にタクシーを飛ばし…▼

その夜、経済的なバランスをとるため、「串カツ少し+ごはん超大盛り」というヤケクソ気味のご飯を食べる羽目になってしまいました。おいしかったですけどね…
みなさんはちゃんとバスに乗って、リッチなお食事を召し上がれますように…

ケールブカーで標高959メートルの頂上へ!


そんなに自分をいじめたい気分でもないのでケーブルカーで楽に行こう…と思ったのですが、ケーブルカーはすごい速さで上昇し、人生もこうだったらなぁ…とため息をつく間もなく頂上。
ドアがオープンすると思いのほかひんやり…あと、高度があるので、耳がツーンとしてきます。

一面というわけじゃないけどススキがたくさん!

そんなこんなで、15分も歩けば頂上に着きます。
歩くのがどうも苦手だという人にもオススメ。



1本2本だったらワロスと思うだけのススキも、群生していたらすごく秋!

眼下に広がる大和三山!!!


眼下に見えるいい形の山は…大和三山です!左から耳成山と畝傍山と天香具山です。
葛城山に登ると奈良を全部見た気がするのですが、それってセックスしたら相手の女の人のことが全部わかったかのような気持ちになるのと同様であり、単なる思い上がりにすぎません!

銀色に光るススキたちに思わず欲情!


初恋の思い出といえば、体育祭の終わりかけのとき、好きな子の横顔の産毛が夕日を受けて輝き…というものと相場が決まっていますが、夕日を受けたススキを見ると、そんな初恋の思い出がフラッシュバックします。


余談ですが(というかこのブログは全部余談ですが)、ぼくの初恋の人は、今ごろは産毛も黒くて硬い毛に生え替わっていることでしょうね…まあぼくは初恋のころから産毛みたいなオシャレアイテムは装備していなかったので偉そうなことは言えませんが…

オススメの時間帯は、15時〜17時でございます!

高原には2時間程度いたのですが、時に雲に覆われたり、時に晴れたりと、さまざまな表情を見せてくれ、しかもどれも絵になるから帰れない!▼


オススメの時間帯は夕方。ケーブルカーの混雑が緩くなるし、夕方の方がぐっと秋らしくていい感じです。最後のケーブルカーは17時発なので、そこまでに戻っていただければ幸いです。



そんな感じで、ススキに興味のある方もない方も、葛城山に行ってみてください!
行って棒だけになってたらごめんなさいね…