ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

あと1ヶ月で群像の締め切りなのー!

最後の数枚を書いてます。今週末で書き終わって読み直し、面白くないところを面白くする作業をします。四角い仁鶴が丸くおさめるような感じで(もし仁鶴が激太りとかしたら「丸い仁鶴がカドを立てます」みたいな言い方になるのかしら)。
最後らへんはこんな感じです。

キリシタン弾圧のさなかで、カトリックの教義を発展させた日本独自の我流プロテスタントが密かに生まれました。偶像崇拝はむしろ邪教だと信じる彼らは踏み絵も平気で踏みつけることができ、そのことで弾圧から逃れて生き残ったのですが、そのプロテスタント集団はアメリカ人と手を組んで内乱を起こそうと画策して、独自のプロテスタント拳法集団を組織します。幕末にアメリカ人が来訪し、合流して武力革命を実行せんとするそのとき、神道の国教化を狙う神祇省の下部組織の集団に行く手を阻まれます。そこで壮絶な格闘(キリストが生まれてから死ぬまでを描きつつ敵を殺す「キリストの舞い」など、恐ろしい技の応酬)をするのですが…(以下考え中)

出したいので群像に出しますが、明らかに違うよなぁ…かといって、ライトノベルほど読みやすいわけではないしなぁ。

火山観光で起死回生を図り中の洞爺

精度の高い予知のおかげで死者は出なかったものの、2000年の噴火のおかげで観光客は減り、経済的には大きな打撃を受けた洞爺。さびれるがまま…かと思いきや、たくましいことに、2000年の噴火そのものを観光化してしまい、起死回生を図っているところなので、みなさんも行きましょう!


洞爺湖近辺で見逃し厳禁なのが、この火山ルート。被害が甚大だった地域を逆転の発想で観光地にしていて「本当に見ちゃってもいいのかなぁ…」と思うのですが、歩道が整備されて、大自然の脅威が実感できます。しかし、こっちは応援する気マンマンなのに、無料で公開しているのがもったいない。200円くらいとればいいのに…


▲ペシャンコになった菓子工場です。勝手に「白い恋人カワイソス…」と思っていたのですが、実際は「豆を使ってイモをシミュレートした『わかさいも』っていうお菓子カワイソス…」でした。会社自体は存続しているようで安心。しかし、中には貯金と退職金をはたいて買ったアパートが崩壊した人もいたらしい。貯金とかしないぼくにしてみれば、「貯金するくらいマジメに生きてきたのに…」とお気の毒でなりません。

▲噴煙が間近で見られます。周囲は硫黄臭くて暖かい…遠足とおぼしき小学生たちが「くっさーい」とか言ってますが、たぶんお前たちの歯磨きをしていない口の方がK・U・S・A・I

▲幼稚園の中です。噴火の被害にあってこうなったのか、その後放置されていることでこうなったのかが不明なのですが、一言でまとめるとベローンという感じで危険なので中に入ってはいけません。


そのままバスに乗って5分くらいで洞爺湖へ。この辺のホテルは、直前でも余裕でとれるところがありがたい。まあ、さびれてるということですが…この洞爺パークホテルには前に行って、よかったので再訪したのですが、温泉+屋上の温水プール+朝食夕食つきで1万円なので結構リーズナブルです。洞爺湖では、夏〜秋にかけて、毎晩花火大会が繰り広げられるという、まさに祝祭が常態化した状況なのですが、プールで泳ぎながら花火が見られるのが最高なのです。まあ、オッサンが1人でという状況はいかがなものかと思いますが…

▲朝食と夕食はバイキング形式なので、盛りつけが下手な人はすごくダーティーなご飯に見えてしまう罠。簡単に言うと「朝夕で西友のお総菜が食べ放題」というのが近いです。韓国からの観光客がたくさんで、ウェイトレスは中国人、ということで、想定外の異国情緒に興奮して食欲増進もやむなし!ウエイターが「お飲物のご注文を承っております」というタスキをかけて歩き回っているところが泣かせます。

▲レンタサイクルもアリ!ということで、30分ほど漕ぐと昭和新山有珠山(withロープウェイ)に行けます。和田勉を思わせる赤茶けた山は、今も絶賛噴煙中。コンクリートジャンゴーである東京暮らしなので、地形が一瞬にして変わってしまうという自然のダイナミズムにドキドキしました。