ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

岡倉天心展@ワタリウム美術館

今月末だっけと思って行ってみました、が、渋谷から歩いていくうちに期待感が高まりすぎてしまったせいか、天心展に関しては…でした。そもそも国芳展とかだったら「浮世絵を見たい」と思って行くんだろうけど、「天心の展示で何を見たいか」と問われても何も出てこない…天心のパスポートを見て何が楽しいのかと。天心の本を買って読んでいた方がよかったなぁ…だったら行くなよと自問自答しました。


▲同じビルの1階〜地下にあるOn Sundaysという雑貨屋に行って、ブックカバーと千代紙の本を買った。千代紙の本は、ただ千代紙をカラーで載せているのですが、すごくユニークな構図のものもあってびっくりした。ブックカバーはどっかの生地から作ってる手作りのですが、気に入った模様があったのでちょっと高かったけど買ってしまった。栞の革ひもがすごく細くて使いやすそう。

江戸千代紙

江戸千代紙

DMRで試聴して気に入り、買って帰って家で聴くとあんまりよくないという問題についての結論めいたもの

牛角が嫌いです。味じゃなくて看板が。相田みつをみたいな字で「炭火で焼肉が食べたい」と書いてあるが、「食べたい」のは誰?わたしですか?
欲望を他人に書かれると、しかも、相田みつをの字で書かれると、すごく腹が立つ。不器用だけどピュアな人間にされた感じがする。最高の屈辱です。言っておきますが、ぼくは器用でピュアです。のたうつ墨文字を見ると、「むしろガスコンロで焼肉が食べたい」って思ってもないことを言ってしまいそうになります。


ということで前置きが長くなりましたが、ふと「ベタベタな歌もののハウスが聴きたい」と思って、DMRを訪れました。Solu Musicとかアルバム出してたことを思い出し、アナログ盤は出てるのかなぁと探したけどなかった。とりあえず試聴して、ピンときた歌モノを「重宝しそう」と思って買って家で聴いたのですが、音の出方が違うような気がしてならない。家で聴く方が音自体はハッキリしているのですが、音がバラバラに散らかってる気がする。最近まで「これは気のせいだ」ということにしていたのですが、2ちゃんねるのミキサー買い換えスレッドを見ていたら、「もしかして、ミキサーのせいではないか?」という気がしてきたのです。


ぼくの持っているミキサーはローランドのDJ-2000というもので、すでに市場からは姿を消していて、持ってる香具師は厨房確定というヤバアイテムなのですが、もしかしたらUREIの復刻版を買うと、もっといい音で楽しめるのではないか?Ureiは20万近くてちょっと高すぎるし、設置がややこしいので躊躇してしまいますが、譲歩してRodecの安めのモデルにしても、かなり違うのではないか?という気がしてきました。以前、ここによく書き込んでくれたHKくんが「ミキサーをBozakに変えたのですが、まさに音がミックスされる感じですよ!」と書いてて、そのときぼくはあまり意味がわかってなくて「ミキサーだからミックスされるのアタリマーエ!」と思ったりもしたのですが、やっと意味がわかった気がします。音が別々に鳴っているのではなく、ひとかたまりになっているということなんだろうなと思いました。
ということで今度のボーナスで何を買うかが決まってきた感じですが、どのミキサーがいいんだろう。できればRodecがいいのだけど、Ureiの方がいいのかなぁ…音のキャラクターもそれぞれ違うだろうし、どっちが自分に向いているんだろうか。いずれにせよ、純粋に家でしか聞かないのに、ミキサーにお金をかけるのはちょっとした罪悪感です。

オレンジレンジを告発している人が見たら卒倒しそうな昨今のリエディット事情

もう話は終わっているのかもしれませんが、オレンジレンジがどうのこうの…って言ってる人が今レコード屋に行ったら鼻血を出すんじゃないだろうかと思います。すでに著作権という考え方は==糸冬了==という感じでしょうか。ぼくだけかもしれないですが、毎週買うレコードの中で、著作権的にアレなレコードがいつも半分以上…


▲ということでAutomanが出てたので購入。8番はMagnifiqueで9番はTantraのHills Of Katmanduです。すごーい。有名なのばっかりやん…許されるのかなぁ…そもそも、リエディットじゃなくて、単なるブートだと思われ…このレーベル、2番と5番を持っているのですが、他のもぜひほしい。Hills Of Katmanduは、Idjut Boysのリエディットを持っているのですが、なんか臭いものにはフタをしろ的な上品なエディットぶりでガッカリしていたのですが、怪しくてよかった。妙に速い気がするけど。試聴はここ。Magnifiqueの試聴はここ
また、時代の先を行きすぎているため、なんか理解できないものが多いSupreme、第4弾はTodd Terjeがナイトライダーをいじくっていて、思わず買ってしまいましたが一瞬で飽きてしまいました。試聴はここ。なんかノルウェーの人たち(LindstromとPrins Thomasのことを指す)って、時々理解の範疇を超えるような選曲をされるので戸惑います。


▲あと、マンハッタンでぼんやり試聴していたら、Dr.NishimuraのMixCDの中で使っていて、今一番ほしいと思っていたStop/B.W.H.が鳴ったのでびっくりした。Radiusというところからの再入荷。レーベルデザインがちょっとセクハラですねぇ。クラブでこういう人をたまに見かけますが。試聴はここ