ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

徹底研究!プロフィール写真の載せ方(実例つき)

こんにちは。プロフィール写真研究家のココロ社です。
みなさん、mixiやブログにつきものの、「プロフィール」の欄に、どんな画像を入れるかというのは迷うところかと思います。考えすぎた挙げ句面倒になって、適当にしている人もいるかと思うのですが、それはmottainaiです!
今日は、ホームページ歴が10年近くあり、ありとあらゆるプロフィール写真を貼ってきて痛い目に遭ったりいい思いをしたりしたわたくしが、心を込めてプロフィール写真のノウハウをお伝えするので、参考にしていただければ幸甚です。

プロフィール写真に関する大前提2つ

mixiやブログに載せるプロフィール写真について、おさえておきたい大前提が2つあります。「プロフィール写真なんて適当でいいやん」と思っている方こそ、ご一読してハッとしてください。そう…口を大きく開けてね…

1.もっとも繰り返し見られるコンテンツは、プロフィール写真である
あなたが心をこめて再読に耐えうる素晴らしい記事を書いたとしても、1人の人が繰り返し読む回数は多くて3回が関の山でしょう。それに比べて、わずか3センチ四方にすぎないプロフィール写真は常にトップページに表示されているので、訪問するたびに見られていることになります。つまり、「プロフィール写真を載せるのは、記事を書く時の何倍もの配慮が必要になる」ということになります。


2.本人がいくら否定しようとも、プロフィール写真は顔写真と同等の扱いを受ける
「顔写真なんて貼りたくないから、適当な写真を拾って貼ろう」という方も多いかと思いますが、よく考えてください。ブログ上で常に同じ場所に表示されている画像情報はプロフィール写真しかありません。あなたの統一性のある人格を読者が知り得るのは、プロフィール写真を通じてでしかなく、プロフィール写真は、事実上、顔として認識されます。ためしに、お気に入りのブロガーのことを思い浮かべてください。お気に入りの人がいない場合は、薄笑いしながらぼくのことを思い浮かべて…そうです、プロフィール写真が浮かんできますよね?
つまり、ここで手を抜いたら、想定外のイメージを持たれてしまう危険性があるのです。


ということで、以下、実例を紹介していきますので、もしお気に召した手法があれば採用していただければ幸いです。

動物の写真の場合、自分の飼っているペット写真がベストです

読者の立場からすると、気に入ったブロガー、特に異性のブロガーのプロフィール写真は、無駄だとわかりつつも、レゴブロック状になってしまうほど拡大して見つめ、好みのタイプかどうか判定したいところですが、そこに動物の写真があったら、「エー……ホワホワホワホワ…」と意気消沈することは確実です。
しかし逆に、ブログを書く側からしてみると、それで意気消沈することはあってもイメージが悪くなることはないので、顔出しが嫌な方は動物の写真にすることをオススメします。



▲特にオススメなのは犬・猫・鳥。ゆめゆめ、「わたし、顔が大きくて目が離れているから、バッタとかにした方が誠実かしら」とか、などと、中途半端な律儀さを発揮することなかれ…犬・猫・鳥以外の写真を貼ると「実物もこんなのかしら?」と妙に勘ぐられるのでご注意ください。▼


また、動物の写真は、自分で撮った写真の方がいいかと思います。ネットで見かけて「カワイイ」と思った写真は、あなた以外の何万人もの人が同じく「かわいい」と思った写真です。ほかの誰かも同じ写真を使っている可能性があります。しかもそれが嫌われブロガーとかぶっていたら、その人のさまざまな悪行があなたのイメージにウンコ色の彩りを添えることになりますぞ!▼


自分の読者に同じ写真の人がいなかったからといって安心は禁物です。マイミクのマイミクと同じ写真だった…というのはよくある話ですよね。自分のところで飼っているペットが最適かと思われます。

静物の写真にも、自分の持ち味は反映させるべきです

動物ほどではないにしろ、同様に静物の写真もイメージ戦略上有利です。ただ、たとえ机の写真を貼ったとしても顔写真の扱いを受けることは同じなので、机の写真を通じて人格が表現されていることが必要になります。

たとえば机の上に置いてある可愛らしい置物などの写真にすると、よいイメージになります。▼


また、あまりにも片づきすぎた部屋の写真だと、神経質なイメージを与えてしまい、コメントがつきにくくなってしまうのでご注意ください。静物の写真に必要なのは適度な隙です。



▲かといって、隙だらけの写真も考えものです。散らかっている机の上を見せられたら微妙な気持ちになりますよね。特にエッチなローションとかそういうのが並べてあると、それがあなたのありのままの姿であるかもしれませんが、人格を疑われるので片付けてからにしましょう。

自分で描いた絵は、キャラクターに合っていれば大変有効です

絵心のある方は、自分をキャラクター化することをオススメします。爽やかなキャッチフレーズをつけて、それに沿った記事を展開すれば、最短距離で人気者の座につくことができることでしょう。▼



ここでも同じく、「本人と似てないとダメかしら」と思って、無駄な誠実さを出してしまうと逆効果。絵心がない人が中途半端にリアルに描いてしまうと、異常なムードが漂ってしまうのでご注意ください。▼


あこがれの有名人の写真はリスキーですし、自意識のやり場に困って妙な写真を貼るのは、さらにリスキーです

自分のあこがれの有名人の写真を貼りたくなってしまう場合もあるかと思いますが、残念ながら「この人に似ているんだ…オフで会いたいなー」と思われてしまうだけです。口で「違うのー!そういう意味で貼ったんじゃないのー!」って言っても焼け石に水。「オフラインでは絶対誰とも会わない!」という鉄の意志がなければ、オススメしません。「こんにちは〜」と自己紹介した瞬間、周囲がサーッと引いていく瞬間を体験したいのであれば(=精神的ジェットコースター)、チャレンジしてみてもいいかもしれませんが、それを娯楽と呼ぶにはあまりにもスリリングです。
また、あまりにも悩みすぎた場合は、不細工が売りの芸能人の顔写真を貼ったり、あるいは自分のワーストショットを載せてしまいたくなることもあるかもしれません。無意識に「いくらなんでもこの写真よりはカッコイイから、オフで会ったときに『意外に普通ですよねー』とか言われて逆に好印象?みたいなー…」という戦略を用いているのかもしれませんが、どんな写真でも、それが本人のイメージになってしまうことをお忘れなく!ほとんどのお客さんは、実物のあなたを見ることはないのですから…


このケースが唯一有効なのは、美人。「自分の写真を載せたらキモイ男からのメールが殺到して困っている」という人は、とことんくだらない写真を貼っておけば、男払いが可能になります。この戦略を使っている人は結構多くて、実際に会ったら美人で、「ぞんざいに扱ってて損したわ…」と思うことが多いです。

顔を隠す場合の注意事項

顔は出したいけど全部は出したくないというややこしいあなた…セミヌード写真集における乳首の役割を果たすのが、あなたの目や鼻になります。
隠す行為そのものだけを考えると、携帯がライトな感じでいいのですが、画質があまりよくないので、なんだか肌が汚いように見えてしまう危険性があります。見ている人は、「携帯だから汚く見えるのかしら」と好意的に解釈してくれる可能性は低いので、コンパクトカメラが無難でしょう。
なお、写真が大好きであることを表したいからといって、デジ一眼で撮ってしまうと、こだわりが暴発して、妙に濃い印象を与えてしまうのでほどほどに…▼


また、モザイクや目線というのは一言で言うと、無垢な人間をも前科百犯に仕立て上げる不思議なパワーを持っているので要注意です。▼


思い切って顔写真を載せるときに絶対守るべき掟

ココロ社みたいな不細工なオッサンが顔写真を載せてるんだから、自分も…」と思われている方も多いと思います。その判断は間違いないと思いますが、ここでも注意事項があります。自分で撮った写真と、人に撮ってもらった写真とで、印象が何倍も違ってくることをご存じですか?



▲まず、こちらは一人で撮った写真。写真を撮られ慣れていて、いつでも自然な笑顔を作れるくらいの達人は稀です。ほとんどの場合、一人で笑顔を作るのも恥ずかしい感じだし…と思って、ついふてくされた顔になってしまいます。死んだイワシを思わせる目、だらしなく弛緩した口許は、まるでバナナワニ園のワニのよう…また、部屋で撮るから蛍光灯のおかげで、腐ったジャガイモみたいな肌です。


それに対して、人に撮ってもらった写真はどうでしょうか。



▲これは、仲良しのFと登別に行ったときの写真。イクラ丼を食べた後に熊牧場に行った(つまり、この世の天国を味わっている状態)ときに撮ってもらった写真です。
顔のパーツの整い具合はあまり関係がありません。童心に帰って楽しんでいるときの写真は見ていてもそんなに不快感がないものなのです。なお、人に撮ってもらうときも表情が硬くて…というあなたは、友達に、適当なタイミングで撮ってもらうようにしてもらえば、自然な笑顔が撮れますよ!


また、いい顔…と思って考えすぎると、「一番楽しい時=セックスしているとき」ということで、ハメ取り写真などはどうか?と考えるかもしれないですが、そんなのをいい顔と思う人はごくわずか。それはいくら何でもやりすぎなので自重してください。特に男なのに下になっている写真は、めんどくさがり屋で自分本位という印象を与えてしまうのでご注意ください。▼


ということで、プロフィール写真を慎重に選び、イメージ戦略に勝利しましょう!

【特報】「顔の見えるインターネット」にインタビュー記事あります!

ASCII.jpの中でも指折りの好企画で、ガン見していた「顔の見えるインターネット」。いつかは…と思っていたのですが意外に早くその時はやってきた!ということでインタビューしていただきました。こちらです。例によって気ままに自分語りをしただけなのに、まとまりのある記事にしていただいて、ただただ感激です↓
http://ascii.jp/elem/000/000/117/117286/


そうそう、あと、前回の「オッサン・ゲーム」ですが、ハードルが高いのにたくさんの方に遊んで(苦しんで?)もらって光栄です。なんかランキングを見たら1位でした。公式ゲームを差し置いて…いろいろごめんなさい!
今後も最先端の妄想をいろんな形で発信していきますので、よろしくお願いいたします!