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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

円成寺


早速、柳生方面へ向かいます(地図参照)が、なかなか着かない。道に迷うし。あと、ずっと上り坂なので、こいでいたのは最初の10分くらい。あとはずーっと歩いて押してただけ。しかも雪が降ってきたし。だんだん「バスにした方がよかったのでは…?」という気がしてきたのですが、「いやいや、途中の道でいろいろ面白いものに不意に出会えるのがいいのだ」と自分に言い聞かせました。

で、2時間近く自転車を押す中で出会った面白風景はこれだけ。吉岡の強引なやり方を、青首大根が糾弾しているこの風景のみ。
まあ、そんなこんなで円成寺に到着。春や夏だときれいなはずだが今は草木も枯れ果てて荒涼とした庭を横目に入っていきます。門の前の寺の案内板にふと目をやると「重要文化財」「国宝」がずらり。ここが東京なら、1つ1つに畳半分くらいのものものしい解説パネルが設けられているはず。で、1つ1つにまんじゅうやせんべいなど、名物のお菓子が発明されているはず。さすが奈良。重文・国宝の無造作な扱いに萌え〜

ここの見どころは、まず、本堂の柱絵である「聖衆来迎図」。本尊(阿弥陀如来像)の厨子の前に4本柱があり、ここに描かれている極彩色の絵なんですが、薄暗い本堂の中で非常に幻想的に輝いております。本堂の端っこには、十一面観音が置いてあったりするけど、暗すぎて見えない。三面くらいしかなくてもたぶん気づきません。他には南無仏太子立像とかがあって、文化財としては評価は高くないのですが、聖徳太子ってことで大事にされてるっぽかった。「また聖徳太子か」とボソボソ言いながら見ました(他に「また行基か」というバージョンも口癖としてある。)で、目当ては、ヤング運慶(20代)の作った大日如来坐像。2億円かけて再建した多宝塔の中に安置してあり、ガラス越しに見えるようになっている。ガラス越しだと写りこみが激しいので、こんな配慮が…↓これで国宝を見るのが奈良のやり方なのでしょうか。

とりあえず苦労が報われた気がしました。次は奈良駅まで半分くらいの所まで戻って、そこから加茂の方へ登っていきます。