ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

絶賛解体中の製鉄所、中身が丸見えで大興奮!

ただいま千葉にて絶賛解体中の製鉄所の高炉が一部で話題沸騰中、というか、仕事やら何やらが忙しくて、「製鉄所の解体現場でも見ないと頭がフットーしちゃうよぉ!」と半狂乱で行ってまいりました。
すでに他のブログでもご覧になった方も多いかと思うのですが、こちらは写真についているキャプションを読むとどんどん気が滅入る仕掛けになっているため、他のブログを参照される方がよいかと思います。


そうそう、前座として、最近買った、ニンテンドーDSiの「うごくメモ帳」を日記風に使ってみますね。

音も写真も使えるのが面白いです。DSiということで、小学生に人気みたいですが、小学生並みにピュアなオッサンが使っても、夢が広がりすぎて収拾がつきません。


この「うごくメモ帳」ですが、先日、株式会社はてな様から「会社に来てその場で何か作ってもらえませんか。ただし一般の人が見て大丈夫なものを!」という、特に後半部分の難度がマキシマムな指令を受けて行ってきたのですが、実際やってみたら楽しすぎて、DSLiteを持っているのにDSiを買う始末。
その時の様子はこちらです。
いま、電車の中などで制作に励んでいるのですが、きっと来週あたり、日本中を震撼させるパラパラマンガに似たサムシングを何本か公開できるはずです!―ということで、つい熱く語ってしまいましたが、本題に移りますね。


千葉駅から3駅ほどで蘇我駅に到着。
駅を右(←東西南北がわからない病)に出ると、すぐ下のような風景!




▲こういう工場系って、アクセスがあんまりよくなかったりするのが多いですが、ここは駅を降りるなり「おいで〜」と言ってくれる感じがして(注:ふつう機械は、「おいで〜」とは言わないので、幻聴の可能性大)、非常にありがたいですが、近づいたら近づいたで「立ち入り禁止」とか書いてありました。


まったくどっちなんだよ!と呟いてしまいますが(注:「おいで〜」が幻聴だとするなら、実際は「立ち入り禁止」で終始一貫しているので、言いがかりをつけるべきでないでしょう)、周囲が空地っぽいのでヨクミエール!




どこの会社にも杓子定規の応対しかできない人がいるもので、「機械みたいやな」と思い、機械がわりと好きな人はそれで好感を持ったりするわけですが、やっぱりそんな小規模な機械でメカ欲を満足させていてはいけないと思いました。やっぱり本物のメカは違います。
なお、わたしが行ったのが2月15日だったので、今週末に行ったら、もしかすると解体がかなり進んでいるかもしれません。その場合は、近くにCoCo壱番屋があるので、そこでカレーを食べるなどするとショックが和らぎそうです。





▲野原の中にポツンと立っているのですが、迫力は十分。
カメラやら何やらも、もとはこういう巨大な製鉄所で作られているのかと思うと感慨深いです。





▲中央に溶鉱炉の本体があります。製鉄所の花形という位置づけでしょうか。ひとつはツンと上を向いていて連れない様子。
「この中にはドロドロのチョコレートが…いったん溶かしたチョコレートを型に入れただけのものを手作りと称するのはヤメテ!いや、やっぱりやめないで!」などと複雑な妄想が脳裏をよぎります。




▲しかし、もうひとつの方は、ファンサービスなのか傾いていて中身がポロリ…写真を見るとわかると思うのですが、そう、中には黒ゴマがたっぷり詰まっています。健康にめっちゃよさそう…一般的には鉄鉱石と呼ぶのかもしれませんが、一般性を求めている人はこんなところを読んでいるはずはないので問題ありません。



あと、注目なのが、タワーみたいなのが並んでるところ。




▲ぼんやり見てると「タワー乙」と思うだけなのですが、心の目で見ると、階段があって、タワーの上のところを回れるようになっていることがわかります。
その高度もなかなかのものですが、通路のアップダウンが激しくて、高所恐怖症のわたしとしては、こんなところを日常的に歩いている人がいるなんてまったく信じられません。




▲また、タワー4つの隣には、パーマ中のオバチャンを思わせるネットが張ってあり、いっそう解体中な感じがします。わたし、もともと毛がカール気味なため、パーマをあてたことがないのですが、なぜネットみたいなのが必要なのか、いまだに知りませんが…



▲上部にはベルトコンベア的なものがあります。カサカサの鉄鉱石がこの中を昇ったりするのでしょうか?無生物ながら「ドナドナ」を想起して、喉が渇いてしまいますね。



▲下に目を遣ると、踏切がありました。「ダミーの踏切を見るとがんばれる」という特殊な方々であるとは考えにくいので、全盛期には電車的なものが通っていたに違いありません。



▲また、これは好みが分かれるところですが(まあ、このブログ自体好みが分かれまくりだから「何を今さら」って感じですよね)、「今日も一日安全に仕事をして帰ろう」という標語めいた表示も…
「仕事をしよう」ならわかるのですが、来てすぐ帰るときの話をされたら、どうにもフニャフニャしてしまいそうです。



そんなこんなで、本当に製鉄所を見て帰ってきただけなのですが、久しぶりに迫力満点のメカたちを見て、ぼくもメカみたいに仕事に邁進するぞ〜!と決意した次第です。
それで翌日、早朝出勤して会社で日の出を見たの〜!


【参考】
「解体中の製鉄所に行ってきました」俺は魚だ、と言ってみるテスト
「さよなら高炉」Future Description ‐何かからはみ出した、もうひとつの風景