ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

登別クマ牧場・歴代ボスたちのトゥーマッチな肖像

1ヶ月間にわたる壮大な前戯におつきあいいただきありがとうございます。読者の皆様の心は長すぎる前戯でフニャフニャになってしまったと思うのですが、やっと本題、登別のクマ牧場の徹底特集その1です。2年前に行ったのですが、また来てしまいました。

結構山奥にあって、ロープウェイに乗ります。乗っている間に、人間の心から、徐々にクマの心に切り替えていきます…ハチミツなめた〜い!


ということで、まずは資料館。クマの生態の解説もいいのですが、注目すべきは、牧場の歴代ボスたちの肖像。いい味なので、そのまま載せます。芸がなくて申し訳ないのですが全部読んでほしいです。

▲1代目ボス タロウ
気性が荒く、一匹オオカミとして余りにも争いが多かったために長続きしなかった。

↑クマを別の動物にたとえるところがいいですね。


▲2代目ボス イシマツ(兄)
弟と共に、ボスとなり、絶大な強さを誇った。


▲3代目ボス イシマツ(弟)
兄弟で力を合わせるという、ヒトに劣らぬ賢明さをみせた。

↑でも兄弟で同じ名前だと頭が悪そうです…


▲4代目ボス コボス
小柄ながら、陰険さによって政権をものにした。


▲5代目ボス ゴンタ
気がやさしかったせいか、1年で交代となってしまった。

↑4代目と5代目の流れを見ていると、いい人はボスに向かないことがわかります。


▲6代目ボス ゴンゾー
気は優しくて力持ち、さらに頭が良いという牧場のボスとしては最高の人格と実力を持ち、6年もの長期に渡ってボスの座を守った。

↑とにかくこの牧場の人たちはゴンゾーマンセーのようです。


▲7代目ボス ノロ
神経質なところがあり、1年してヤセ細り、病気になってしまった。

↑病気が変な方向にこじれて、盗撮とかしなければよいのですが…


▲8代目ボス ギンタ
女王と言われたギンコの息子で、金色の美しいクマであった。

↑見かけをほめられてもねぇ…男なんだし、腕っぷしに言及汁!


▲9代目ボス リキ
やはり女王ギンコの子供で、2代目のように兄弟で協力したりはせず、それぞれが争ってボスとなった。そのためか、政権はともに短くして終わった。

↑沖縄出身のGWINKOを思い出しました。早すぎた沖縄ミュージシャン。


▲10代目ボス イッペイ
いつも虎視眈々として、不意打ちの機会をねらい、後ろから陰険に争うという戦法で、ボスになったものの小競り合いが絶えず、牧場は戦国の世と化した。


▲11代目ボス モリオ
第2のゴンゾーとささやかれ、気性は温厚で、自分からは争わないが挑まれれば受けて立ち、実力のほどを見せている。おかげで、牧場にも平和がもどった。

↑とにかく平和が戻ってよかったです…


▲12代目ボス カズヨシ
血気盛んな多くの若いクマたちに押されつつ、半年間という短い期間ではあったがよく健闘した。


▲13代ボス フミオ
母の鑑とも言われるフミの息子で昭和63年から平成5年まで、名ボス・ゴンゾーに次ぐ長期政権を維持した。最期までボスとしての気力を持ち続け健気に一生を全うした。


▲14代目ボス リキタ
長寿だったウラコ(29歳にて死亡)の息子。平成6年から9年までボスを勤め、引退した現在も元気に第一牧場で暮らしている。


▲15代目ボス ブッチャー
平成9年から11年までボスを務め、就任時最高齢(17歳)記録を持つ。若いときに暴れん坊だったが、ボスを意識する頃には「和」を重んじ第一牧場をまとめ上げた。


▲16代目ボス ココロ社
その知能の高さにより「第3のゴンゾー」とささやかれたものの、知能の高さが災いし、オナニーを発明してしまう。一人で性欲を処理する画期的な方法は「メスいらず」として一瞬のうちに牧場に広まり、一晩で牧場の風紀は乱れ、メスたちの不満は頂点に達した。


ということで、16代目のボスはわたくしがつとめていたのですが、ボス稼業も楽じゃないと思いました…時々与えられるハチミツも、なんかハエとか混じってたし…人間に戻れてよかったです!