ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

二人のyoutube@よるのひるね

伊藤剛さん(id:goito-mineral)と西島大介さんyoutubeを流しながら語るという企画だったのですが、伊藤さんが、例のえっさっさを流してくださるということもあって…行ってきました。伊藤さんのことは、ミネラル関係のイベントで、柱の陰から遠巻きにじっと見つめるにとどめていて、直接お話ししたことはなかったのですが、今回少しお話しすることができて楽しかったです。6月のミネラルマーケットでも、藍晶石などを片手に、遠巻きに視線を送りたいです!

西島さんは、Aphex Twinhttp://www.youtube.com/watch?v=5Az_7U0-cK0など参照)とX Japanが似ているという話をしていて、納得してしまいました。たしかに、どちらも「ロックの行き着く先」という印象です。
Aphex Twinに関しては、92年、"Degeridoo"が出たとき、「WhitehouseとかM.B.みたいな、ノイズっぽい音色なのに、しっかりとフロア向けになっていて、いい落としどころだ」と思って、以後しばらく、かなり聞き込んでいたのですが、95年に"Hangable Auto Bulb EP"を出したあたりから、だんだんロックンロールっぽくなってきて、いつの間にか聞かなくなりました。ぼくはロックには関心がないので、初期が黄金時代と認識しており、"Selected Ambient Works"はいつ聞いても素晴らしいです。
彼が出てきたころのヨーロッパって、HardfloorとかAutechreとか、ロックンロール的出自を感じさせる人たちのテクノが売れていて、そんな中、「Aphex Twinだけは、人種がどうのこうの言う以前の原初的なグルーヴ感みたいなものがある!」と思ってましたが、やっぱりロックの人だったんだ、というのが私的な結論です。その点でX Japanに通じるものがあると思いました。っていうか、一生分X Japanを聞かせてもらった感じです。

伊藤さんは、Laibach(http://www.youtube.com/watch?v=t9_biM0qFQEなど参照)への熱い想いを語っていたのですが、お客さんがみんなヤングだったので心配になりました。ぼくはLaibach好きで、最近は"Die Liebe"の12インチシングルを発見・購入し、ホクホクしていたところなので(精神的に)濡れましたが…
ジジェクがLaibachについて言及している話を聞いてビックリしました。伊藤さんの、「Laibachって、YMO的な感じなんじゃないか?」という話に納得。しかし、メンバーの何人かが内戦で死んでたと思うのですが、どんなYMOや!っちゅう話ですね。