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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

日本で一番泣ける『鏡の法則』を、世界で一番泣けるようにする

火星人の90%の人が泣いたという素敵なミニ寸劇『鏡の法則』が、地球に上陸したものの、なぜか叩かれています。「全然泣けない」とか「父親に反抗していたのと息子のイジメは関係ないじゃないか」とか「こんなの…自己啓発セミナーの手法じゃないか!」とか。中には「『因果応報』と四文字でまとめられるような内容なのにダラダラと…資源の無駄遣いにもほどがある!」と言う人もいるようですが、ちょっと待ってください。無駄は必要です。たとえば、女の人のブラについている、草花を模したレース…男性陣にとってみれば、あれこそ無用の長物の最たるものだと思うかもしれませんが、それは思慮が足りません。あのレースは「私は花なの、大事にしてね」という意味なのですから、レースを大事にすることで、女の人は「わたしを花のように扱ってくれる」と安心し、快く、わたくしたちのようなケダモノに安心して身を任せてくれるのです…
…と、モテる男の社交術について語ったところで、まず、『鏡の法則』を紹介させていただきます。

A子(主婦)には悩みがあった。
小学校5年生になる息子が、学校でいじめられるのだ。

いじめられるといっても、暴力まではふるわれないらしい。
友達から仲間はずれにされたり、何かあると悪者扱いされたりすることが多いようだ。

(中略。途中でA子、Bというオッサンに相談。人を恨むから人に恨まれる的な鏡の法則を教わり、目から鱗。過去にいろいろもめた父親に「今まで半端しちゃってゴメン」と電話)

その日の夕方のことである。

「ただいま!」元気な声で息子が帰って来た。
「お母さん、聞いて!今日ね、友達から野球に誘われたんだ!今から行ってくるから。」

息子はグローブを持って飛び出していった。
A子の目には、またもや涙がにじんでいた。
声が詰まって、「行ってらっしゃい」の一言が言えなかった。

ウウッ…涙が出ますよね…あと、あんまり関係ないけど、さっきケチャップをこぼしてまるで生理の血みたいです。だいたい日本語を英語で言い換えると、さわやかな感じになりますが、生理を「メンス」って言うと、よりいやらしさが増しますよね…
ということで、さらに、世界の人たちに読んでもらい、泣いてもらうためにはどうしたらいいかについて検討していきたいと思います。



(1)チョイワルなつかみが必要
日本は比較的善人が多い。2ちゃんねるでは乱暴な言葉を言う人が多いですが、それもネット上に限られます。パソコンの電源を落としたとたん、つねに脱力したような笑みをたたえている気弱ないじめられっ子に早変わり…という感じですが、世界的に見ると善人は少ないです。強盗とか日常茶飯事。ある地域ではナツメヤシ強盗、ある地域ではキャッサバ強盗…そんな世界ですから、いい話など聞かされても鼻で笑われるだけです。とりあえず、いい話を語りたいときでも、ちょっと悪い話を導入で混ぜておくべきなのです。


(2)いじめの内容は、もっと深刻な方がいい
日本で「仲間はずれなどのいじめを受け…」といえば「なんてひどい!」と思ってもらえますが、これは世界的レベルで考えると軽微ないじめです。ユネスコが設定している「いじめのひどさガイドライン(a guideline of ijime no hidosa)」を紹介させてもらいますと
重度のいじめ:ジェットコースター(宙返りなしのもの。宙返りはいじめではなく「犯罪」になります)に乗せる
中度のいじめ:観覧車に乗せる
軽微ないじめ:仲間はずれ
となっています。たしかに、地雷で片足が飛ぶのが日常茶飯事になっている地域に住んでいる人にとってみれば、仲間はずれなんてどうってことありません。「仲間はずれ」よりも「片足はずれ」の方がはるかに深刻だからです…と、うまくオチがついてしまいましたが、つまり、いじめの内容は深刻なものがリアリティがあっていいでしょう。


(3)情事が足りない
突然ですが、下の写真を見てください。形に注目してください。

おわかりですね?
つまり、老若男女・森羅万象がエロスを求めてしまう悲しい生き物であるということです。たとえどんな文章であっても―教育勅語でも、憲法九条でも―エロスは必要なのです。
そして…「情事」は、もはや世界の共通語です。ジョージ・ルーカスジョージ・ハリスン…そして…そう、ジョージ・ブッシュ!あまり知られていませんが、アメリカの親たちは、子供がモテモテになるように願って、子供に「情事」と名付けたのです。要するに、情事が必要、ウィー・ニード・ジョージというわけです。


(4)肩書きだけじゃ人柄が伝わらない
「A子(主婦)」だけだとわからないので、人となりがわかる最低限の情報を付加しておきます。



ということで、世界で一番泣ける『鏡の法則』です。

A子(主婦・自宅で縮毛矯正して失敗、逆の方向に縮れた経験あり)の朝はスーパーでの万引きから始まる。毎朝毎朝ソーセージを懐の中にすべり込ませる。
「ちょっと!奥さん!お会計せずに出ましたよね?」
「ごめんなさい…私…欲求不満で…夫に先立たれて…」
まんまとウソに騙された警備員が同情して涙をぬぐう。その隙を見てA子(主婦・自宅で縮毛矯正して失敗、逆の方向に縮れた経験あり)はダッシュ!今日も逃げ切った。


そんなA子(主婦・自宅で縮毛矯正して失敗、逆の方向に縮れた経験あり)には悩みがあった。
小学校5年になる息子が、学校でいじめられるのだ。
三角木馬に縛りつけられ、世界平和を祈りながら千羽鶴を折らされていたりする。そんなことで世界平和が達成されるのであろうか?


ある日の夕方のことである。
「ただいま!」元気な声で息子が帰って来た。
「お母さん、聞いて!あまりにもひどくいじめられて上半身と下半身が割れて別々に…そして、下半身はサッカーに、上半身は野球に誘われたんだ!今から行ってくるから!」
息子の上半身はグローブを持って、息子の下半身はサッカーボールを蹴りながら飛び出して行った。
A子(主婦・自宅で縮毛矯正して失敗、逆の方向に縮れた経験あり)は感激して涙ぐんだショックでクリトリスが肥大し、麻でできたパンツとこすれて膣がしっとりと愛液で濡れた。それを見逃さなかったBは、「鏡の法則、鏡の法則」と呪文を唱えながら、怒張したペニスで膣をふさいだ。

ぼくも書きながら泣いてしまいました。お父さんお母さん、ありがとう!いじめ、ありがとう!