鯰絵というのは、江戸の後期、安政の大地震の後などにアングラに作られ売られていた絵。鯰を、鹿島大明神が抑えている絵などが多く、地震が来ないようにおまじないという意図もあれば、ごく一部には「地震=地新」と読み替える、一種の世直しを歌ったものもあったりします。後者の発想は現代だと絶対にあり得ない。たしかに地震でリセットされるものもあるだろうけど、市民の平穏な暮らしを乱す要素でしかありません。つまり、当時は、地震に世直しのチャンスを見出すほど、庶民の暮らしは大変だったということなのでしょうか…あるいは、地震を世直しのチャンスと捉えてみる超ポジティブシンキング?
▲とりあえず、ここら辺の絵は320×240にしてあるので壁紙に使えます。まあ、何の解決にもなりませんが。
いつも思うのですが、地震の時のリアクションがわからない。とりあえずTシャツの裾とかを整えたりしているのですが。