ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

牛久は巨大仏もすごいが、鯉が陸に上がってた…

こんにちは。
情報強者のみなさまのことですから、茨城県にもディズニーランドがあることはご存じかと思います。まあ千葉にあるディズニーランドよりはちょっぴり宗教的ですが…ということで、だいぶ前の話なのですが、茨城県の牛久に行ってきました。何を隠そう、茨城を「いばらき」と読むのか「いばらぎ」と読むのかがまだ覚えられません。大阪に茨木市というのがあって、大阪で生まれたオッサンとしては、なんだか惑わされちゃうの…そもそも、「いばらきけん」と入れても、「いばらぎけん」と入れても「茨城県」と変換されるのがおかしいのです。間違った入力をした場合はディスプレイの壁紙が、「大トロを醤油にべったりと浸している写真」などのガッカリなものに変わってしまう仕様になっていれば、覚えざるを得ないと思うのですけど…


久しぶりの更新で、また不要な前置きが長くなってしまいましたが、ここからは無駄話を少なめにするので帰らないでください!しかも1年以上前の話なので、今は状況が少し変わっているかもしれません。たとえば大仏像がマリア像に変わっていたりするかもしれませんが、たとえそうだったとしても、世界平和を願う気持ちは変わらないと思うので、安心してお出かけくださいませ!

とりあえず大仏でも満喫しますかね…

牛久駅についたら、バスに乗って30分ばかし。本数少なめなので要事前調査。あとネットで調べているうちに、ついエロサイトなどを見てしまうのでそれにも注意してください。
道中の風景はわりかし普通なのですが、好きな人のことを考えたりすれば、すぐ到着します。悪意をエネルギーにして生きていくタイプの方は、嫌いな人のことを粘っこく考えているうちに遠くに大仏が見えてきて、悪人正機説が真実であることを確信できることでしょう…根性ババ色でも極楽に行けるなんて、なんというゆとりシステム…


入場料を払ってさっそく大仏に接近します。




▲写真で大きさが十分に伝わっておりますでしょうか?全長120メートルです。
そう書いてもピンと来ないので、わたしの身長を書いておきます。全長1.78メートルです。
大変性格が暗いため猫背になりがちで、「意外に身長あるんだねー」って言われます。



▲大仏の中にはエレベーターが仕込まれており、乗っている間は光とサウンドで宇宙を感じさせてくれるのですが、後ろでオバチャンたちが嫌いな芸能人の話をヒソヒソ話でしていたりするのが聞こえるので、「ここは宇宙ではなかった」と気づくことができます。


▼そして、エレベーターを出ると幻想的な空間…
家に帰ったらこんな感じだったらいいのにな〜


▼テンションが上がりすぎた場合は、写経コーナーも用意しております。


なお、たまに若い女性が写経に熱中するあまり、パンツと背中がごあいさつしており、むしろ煩悩ジェネレータと化している場合があるのでご注意ください。



▲さらにテンションが上がった人のためにはこれ。
あいだみつを風味のイラストレイションがホカホカの頭をたちまちクールダウンさせてくれますよ!


▼最上階にはshariおよび窓が準備されており、お釈迦様の存在を感じながら牛久の町を一望できます。




▼そして、もう人生はいいやとお考えの方には耳寄り情報を用意。




―キリスト教の方などにとっては退屈この上ない日記で申し訳ありませんが、ここからが本題です。

両生類を目指すコイ(『夢をかなえるゾウ』みたいや…)

大仏の前に池があるのですが、この池は何を思ってか水が少なめで鯉(以下、あんまり鯉が好きじゃないし春なので「恋」と言い換えます)が多めです。



この時点で背中の半分近くが外気に触れており、ジョーズごっこも楽しめない(水面を進む背びれを見てホオジロザメを想像し、気持ち的に涼しくなる遊び)有様で、いかがなものかと思うのですが、黄土色の恋の餌を買って撒くと、たちまち恋たちが両生類になってこちらに突進してくるのです!



▲飛び交う怒号!
世界ビックリ映像集で見る、台湾かどこかの国会みたいです。
関係ないですけど、あれって何を決議したらああなるんでしょうね。



▲ギョエー!黒目がちなものはもれなくかわいいと思っていたのですが、恋は別腹ですね。
幻想を一蹴する感じの悪さです。

毛っぽい生き物もあるで!

そんなこんなで、そろそろ毛の生えたものでもみないと気が休まらないところですがご安心ください。
小さいながら動物とふれあうコーナーが用意されております。



▲ちなみに食い意地の張ったお子様には夢いっぱいの遊具コーナーもあり。
後ろのビンビンに立った恐竜はお菓子とは関係ないですがマカロンのように甘い声で吠えることでしょう。

ここにいるのは、リスとヤギとウサギです。まず可愛らしいウサギから片付けましょう。(もはや語ることは喜びではなく、義務となっています)


▲スライム状になったウサギがお出迎えです。夏に行ったのですが、穴を掘っただけではリラックスできなかったらしく、アゴのお肉に頭を預け、溶けかかっております。



▲また、ヤギは目が開いていても寝てる風に見えるところがすごい損ですよね。
逆に、寝てても起きてる風味に見えるのであれば会議中などはお得でしょうけど…



▲そしてこの地肌見え見えの生き物は、超まずそうな水を夢中で飲んでいます。
前世で汚職をした場合は、このように来世で汚い水をうまそうに飲むことになるので、職業意識を高めるべきなのです。



▲リスと言えばシマリスのイメージが強く、無地のタイワンリスを見ると「こんなのリスじゃなーい」って言いたくなりますが、対人関係には積極的なので寂しさを紛らわせることができます。



▲とはいえ最近の子供たちはドライ。
ニンテンドーDSや、仲村みう取締役にしか興味を持てないのでしょう。


また、タイミングがよかったら猿の芸を見ることもできます。このときは感じのよい女の人が軽妙なトークを交えながら猿のショーを取り仕切っておりました。



▲なお、わたくしはボーイッシュな女の人が好きで、そうでない人も好き、というか、ぼくのことを好きになってくれる人が好きなのですが、「ボーイッシュな女の人が好きな男って潜在的にゲイなのかも?」という説を唱えています。本当は男が好きなのに、それを抑圧し、落とし所として「ボーイッシュな女」に魅力を感じるのではないか―と思っているのですが、それが本当でも嘘でも、明日からの暮らしに何の影響もないので考えるのはこのへんでやめておきます。



見どころいっぱい、魂のディズニーランド。
ゴールデンウィークに行ってみてはいかがでしょうか。