ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

濃い日帰り!フェリーで千葉上陸&不思議寺へ突入!

関東近辺にお住まいの方、最近、船乗ってます?ふと「船旅を楽しみたいなぁ〜」と思う瞬間ってありませんか?
まあ普通、船旅というと、それなりに時間とお金がかかるものというイメージなので、なかなか実現できないところですが、今回ココロ旅行社が紹介する「フェリーで千葉上陸&不思議なお寺ツアー」は、日帰りで安く、激しいリフレッシュ効果があるので、ご検討いただければ幸いです。ガイドに載ってないお得情報も満載なのでDon't miss it!

ツアー概要

地図をご覧ください。

黄緑が電車を使ったルートで、今回紹介させていただくのは、船を使った赤いルートです。最終目標地点は鋸山です。もうおわかりかと思いますが、このプランのすごいところは

「東京から電車で千葉に行くのとあまり変わらない時間で本格的な船旅を体験でき、かつ山にも登れるという、海と山の一挙両得プラン」

という点に尽きます。ということで、さっそく久里浜駅へ!

久里浜駅から港まで

神奈川県の久里浜駅までは、品川からだと50分。駅から久里浜港まではバスが通っていますが、歩いていくのも悪くないです。途中でペリー記念館があるので寄ったりできます。

▲小規模すぎるので強くはオススメしませんが、当時の資料やらペリーの像やらがあっていいです。ペリー!起きて!どうしたのこんなに冷たくなっちゃって…せっかく小泉構造改革で日本が事実上アメリカの領土になって、これから…というときなのに…ペリー!(泣)



▲バスだと10分、徒歩だと30分程度で港に到着。この「東京湾フェリー」というのに乗ります。
いやーん…本格的!トレンチコート着てきたらよかったわー!襟とか立てて哀愁を爆発させたいのー!

金谷港に向かって出航!

そんなこんなで、さっそく出発。もちろん船室もありますが、30分の船旅なので、デッキに出ることを強くオススメします。



▲デッキはこんな感じ。だいたいガラガラなので、好きな場所に陣取ってOKです。ちなみに初日の出クルージングの時だけは若干混みます(これも船上から初日の出が見られて激しくオススメ!)。




▲ブオーっと出航します。コンビナート&青空&海!
雲の間に割れ目chan!
晴れている日の風景の美しさときたらないですよ!


そして、あっという間に千葉の金谷港に上陸。ちょっと名残惜しいけど、帰りも乗れるしー。
船場には土産物屋と食堂が入っているのですが、食堂ではもちろん、地魚だらけの刺身大会を満喫するしかないですね!



▲ウホッ!刺身が分厚くてお腹いっぱいです。

さらにエキサイティングなのは鋸山&日本寺

というわけで上陸を果たした直後においしいものを食べて、フィナーレ感すら漂いますが、まだまだお楽しみは終わらない!


さらに港を出て国道を南下していきます。採集目的地は鋸山。ちょっと歩くとロープウェイ乗り場に着きます。フェリーに乗った後ロープウェイって、もはや日帰り旅行の域を超えていてバチが当たりそうだ…
ここでひとつ注意です。「汝、往復券を買うことなかれ」。なぜかというと、帰りは歩いて鋸山を下りるのが絶対楽しいからです。



▲鋸山は、文字通りの急勾配で、本当に怖い…もうちょっとゆるやかでもよろしくってよ…


しばらくすると、七合目くらい?に到着。ここからロープウェイを降りて歩くと、日本寺という面白いお寺があります。拝観と登山がセットになってるのー!



▲門から入ってしばらく歩きます。大きな岩がそびえ立っていて圧倒されるのですが、奥に入っていくと…



▲岩の中に超でかい仏像が彫られていて驚き!ペアルックのオバサンの仲のよさにも同時に驚いちゃった!


一端戻ってから、頂上を目指すコースをとります。



▲そしてこれが頂上なのですが、この断崖絶壁!見晴らしはいいのですが、半端じゃない怖さです。先っちょの方までみんな平気で行くのですが、クレイジーです。本能が壊れているとしか言いようがない。思い出すだけで震えがきます。



▲こちらの大仏もえらい大きさで面白いことはたしかなのですが、一旦山を降りる形になり、見終わったら登らなくてはいけないので、体力に自信のない方はパスしてOKです。

ということで、山を降りて、港を目指します。体力がなくなった場合はロープウェイを使えばよいのですが、なぜ徒歩をオススメするかというと採石場の跡がちょっと面白いからです。



▲これが採石場の跡です。小学校のクラスで、絶壁頭なのに丸坊主の男子がいたことを想起させます。今さら言っても届かないだろうけど、髪伸ばした方が似合うんじゃないかと思ってたんだ!



▲注目したいのが、左端の「安全第一」。採石場だから、看板じゃなくて石に彫った方がいつでも見られてよくね?というワイルドな発想がステキ!

採石場を見たあとは降りるだけ、なのですが、急すぎてしかもよく滑るので、かならずスニーカーなどで来るようにしてください。ハイヒールとかあり得ないからね…

そして最後のお楽しみ

ということで、30分ほど歩くと港に着くのですが、ここで最後のお楽しみのための準備をします。コンビニが港のそばにあるので、そこでかっぱえびせんを購入します。かっぱえびせんが嫌いな人も黙って購入してください。そして、乗船時間になったら急いでデッキに上がってください。


▲さあ、カモメたちに餌をやるショータイムの始まりです!この楽しさは異常!



▲人間に慣れていて、こっちに飛んできて、飛んだまま「餌マダー?」ってしてくるところがかわいすぎる!



▲空中でも器用に姿勢を制御して、口でキャッチ!駅前の広場でダラダラ歩きながら酔っぱらいのゲロとかを食べてる鳩(真の意味でのアホウドリは彼ら)に、この勇姿を見せてやりたい!



▲そんで、餌をやりまくると「この船は、一言で言うなら『餌シップ』だ!」と刷り込まれ、出航したあともずーーっと付いてきます。
こうやってみると、かっこよく飛んでいますが、頭の中は「かっぱー!えーびーせーん!かっぱー!えーびーせーん!」と、かっぱえびせんコールが鳴り渡っていると思われます。



▲そして夕日を浴びながらウンチをプリッとな!


ということで、行きも帰りも楽しい船旅なので、ぜひ行ってみてください。
「これでもまだ遊び足りない」というぜいたくな人は、帰りに途中下車して横浜で港を見たり中華街で食べまくればいいじゃない!


そうそう、フェリーの時刻表はここにあるのでチェックしてからお出かけくださいね!