久しぶりに昔のＣＤを引っ張り出して聞いてたんですが、Irdialという変態レーベルのコンピレーションを聞いていて興奮しすぎたので報告させていただきます。
このジャケット…今でこそ、この手のジャケットは珍しくないですが、９５年にこれは、かなり先進的だと思います。当時、Irdialに直接注文しようとメールした人がいたらしいのですが、オーナーからの返事に「俺が探してるエロゲーを送ってくれたらタダでレコードあげるよ」と書いてあって、エロゲーのリストがズラリとついていたとか…本物ですね。
そんな困ったレーベルのラインナップが無料で公開されているのでレッツビギンです。
ここにあります。特に聞いておきたい３曲を紹介しておきますので、ゆめゆめ聞き逃すことなかれ！
Hainault"Japan Inc."
これは当時からどうしようもないと思っていたのですが、久しぶりに聞いたら、やっぱりどうしようもないですね…なぜか野球拳がお気に召したらしく、適当にサンプリングしながら弛緩しきったハードコアテクノを展開。まあこれは保存する必要がないので聞き流してください。
Aqua Regia "Directory Enquiries"
冒頭からものすごい不快なシンセの音に襲われるので注意が必要なこの曲、せわしなさに思わず笑みが漏れるのですが、この調子で１０分を超えてるところがまた愛おしい。無駄な大作感が漂う、テクノの歴史でも孤立している名曲です。
Aqua Regia "Pump Up The L.E.D.s to Red, Take Some Drugs & Shake Your Head "
そして…これだけは何があっても聞いておいてほしい！ぼくもアホみたいにレコード持ってますが、アシッド・ハウスの最高峰はこれだと断言します。頭のネジが何本はずれたらこんな音楽ができるのか…なんとこれ、８８年の作品なのですが、すでに２２世紀が見えます。こんな素晴らしい音楽が無料で聴けるなんてどんな時代なんだよまったく！
