ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

クリスマスプレゼントにDSを買い与える親の神経を疑いまくる!

先日の朝、会社近くの伊藤妖香堂の前を通りかかったら開店前に初老の男女が長蛇の列。「はっは〜ん…さては、ウーパールーパーの即売会だな!ぼくもほし〜い!生理的食塩水で湿らせたガーゼでくるんでポケットに入れて、いっしょにお散歩するZE!」と思って近寄ると、NintendoDSLiteが限定販売されるという話。ぼくは持っているので、並んでいる人たちの物欲しげな表情をたっぷり観察したのち出社したのですが、そこで「まだ買えてない人がいるらしいヨ!プギャー」と同僚に言ったら、「ココロンもWii買えてないから同じ穴のMUJINA!それはそうと、DSってちょうどクリプレ(筆者注:クリスマスプレゼントの略)に手頃みたいですよ」と返された。

ん?手頃?T-e-g-o-r-o?
本体とソフトで2万とかするのがクリスマスプレゼントに最適とな?


全国の保護者の皆さん、ちょっとそれ間違ってるんじゃないですか?小学生のお子様に2万もするようなクリスマスプレゼントって…びっくりしてキリストも2度目の復活を照れながら果たすんじゃないかと思いますが、ぼくは小学生の時、かなり粘ってスペースディフェンダーを買ってもらったのですが、それでも6980円とかでした。今見たらショボいですが、「5種類ゲームが入っている*1ので、1年に1ゲームずつ遊んでいけば、5年楽しめるから来年はクリスマスプレゼントいらないで!」という、微妙なロジックでお母様を説得したことを覚えております。まあ価格帯として、5000円を超える場合は、これくらいのインチキロジックを振り回しでもしないと手にすることができなかったわけですが、最近の子供は「そこの口の臭いサンタ!DS買って!」と言うだけで、いそいそと朝から妖香堂にスタンディング・イン・ザ・ラインですか。どうなってるんや!そもそも、子供はゲームやっちゃダメです。「ゲーム脳」は妄説であるのはたしかですが、ゲームに熱中する→勉強時間が減る→偏差値が下がる、というのもまた真実。つまり、勉強という名のゲームにいそしむべきです。「難攻不落の台形の面積…待てよ…ここに線を引くと…ああああ!!三角形に分けて計算すれば、台形の面積が求められる!大ボス(=台形)を倒したぞ!」とか言いながら勉強するのがよいのです。


…ここまでくると、誰も読んでいないと推測されますが、「こういうのをクリスマスに贈れば安いし、しかも喜ばれるんじゃないか?」というものを、こっそり教えますので実行してみてください。



ということで、きのこロボです。きのこラインナップは、頭:しいたけ/胴体:まいたけ/左手:しめじ/右手:えのきだけ/脚:エリンギです。小学生はとにかくロボットが大好きで昼も夜もロボットのことばかり考えているので、飛び上がって喜びます。しかもきのこの名前はだいたい覚えられて(松茸は覚えてもしょうがないので除外)頭が良くなるし、コストも1000円かかりません。

ちょっと表情が寂しそうでお子様の不安を誘いますが、今年のクリスマスプレゼントはこれでいきましょう。

*1:ただし、絵柄は全部同じ。ルールが違うだけです。