ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

徹底特集!當麻寺の練供養

5/14は、當麻寺で修行し、當麻曼荼羅を織った中将姫(from藤原家)の命日。彼女の現身往生を再現する練供養が行われます。今回を逃すと、土日が5/14になるのが2011年…ということで行ってきました。

▲開始1時間前からこれだけ人がいます。4時から開始というのが極楽浄土タイムでちょうどいい!奧に見える曼陀羅堂を極楽と見立てて、特設スロープを降りて中将姫が現世にカミングバック&ゴーホームするのです。

▲まず先頭は中将姫が籠に載せられてやってきます。

▲ひぃ!籠の中に中将姫!

▲姫がご帰還したら、曼陀羅堂の特設ブースにDJが座って読経が始まります。

▲しかし、中には立ちっぱなしがつらくなって、スロープに腰掛けちゃうおばあさんも…まあ、毎年見てらっしゃるでしょうから今回はお休みということで。

▲その後、母娘が降りてきます。こうやって並ばられているとアレですね、「お子様がいらっしゃるなんて!」と、お嫁サンバの微妙な替え歌(「一人のものにならないでー」のところを「二人のものにならないでー」に変更)を歌いたくなる感じの方もいらしたり、相応の方もいらしたり、ザッツライフ…っていうか、この人たちは誰??

▲この後、神官と僧侶のバンドが降りてきたのですが、この絵すごいですね。神仏の混合が甚だしい。もちろんこれが日本の宗教の本来のあり方なのですが、違和感ありまくりです。この後、雅楽に載せて読経が行われて、ますます面白い。

▲そして…待望の仏たちがやってきました。お面が最近リニューアルされ、ピッカピカです。これに「ジャパニーズ・カルト宗教」とキャプションをつけても、外人は信じるんじゃないだろうかと思ってしまいました。

▲あと、お面の下のアゴには年輪が刻まれていたことも報告させていただきます。

▲お面をかぶっていると転んでしまうという配慮からか、横に人が寄り添ってますが…なんか結婚式みたいに見えます。

▲最後に降りてきたのは、ダンシング仏!これはかっこいい!

ということで全員降りてきました。ここでしばらくブレイクがあって、この後、ダンシング仏に先導されながら、中将姫が極楽に戻っていきます。ダンシング仏の動きはこちらにアップしました▼

お経が終わってしばらくしたら雅楽になってるところに注目。あと、お経が「セイセイセイ…」って聞こえるところも。

▲絵的には本当に極楽浄土みたいな光の当たり方…なのですが、お経が終わった後、衝撃の展開が…突如、音楽が喜多郎のシルクロードのテーマに変わります!

エエエエ!!1000年以上続いているという話ですが、こんな勝手なことしてええの?…まあ、こうやって時代ごとに改変されながら続いているんでしょうね…もはや原型はとどめてないんだろうなと思いました。