ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

鬼が島(女木島)

高松港から船で20分の距離にある女木島、大正時代に人工の洞窟が見つかった頃から「ザッツ鬼ヶ島」ということになって、先住民の意図はどこかに行ってしまい、この通り、鬼ヶ島のイメージ作りに余念がない。先住民=今の冬眠の子孫と仮定するならば、先祖を鬼呼ばわりということになりますが…まあそこらへんは本人たちがそう言っているのだからいいのでしょう!先祖がうだつのあがらないサラリーマンであるよりは、立派な鬼の方がなんぼか自慢になりますさかいに!
この島、小さな島で、観光地はほぼ洞窟のみ。島に着くやいなや、洞窟行きのバスに乗ります。10分ほど乗ると島の頂上に到着。

▲バスの乗車券と洞窟の入場券が別売りのため、客の間でほんのりと不信感が芽生えるのですが、そんなケチくさい気持ちを一掃するような本物っぽい入り口!

▲中はひんやりしています。ほとんど何もない状態で見つかったのですが、観光地化されるにあたってポジティブな誤読が行われ「この部屋に財宝を隠していた」「人をさらってこの部屋に閉じこめていました」などの解説&人形で説得されてしまいます。いや、されないか。

▲中には「ここに手を入れてください」とかもある…和モノだけで引っ張れよと思いつつ、秘宝館みたいでウキウキ。あと、解説のおばちゃんのダブル懐中電灯が何とも頼もしい…

▲中で石仏も見つかっているので、鬼というより、落武者が城でも作ってたんでしょうかね。

▲そんな感じで、15分くらいで説明は終了。洞窟を出たら、玄武岩でできた柱状節理っていうのがあります。よく知らないのですが、自然の力ってすごいなぁ…と思いました。結晶って妙に幾何学的だし、「自然isいいかげん」という先入観を持って物事を見ちゃうぼくとしてはびっくりしてしまいます。