ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

最近のブートレグの本気っぷりときたら…

愛のコリーダ ニャニャニャーニャー ニャニャニャーニャー ニャニャニャニャニャニャー 愛のコリーダ ニャニャニャーニャー(以下えんえんとループ)♪
先々週くらいに『愛のコリーダ』(クインシージョーンズ*1じゃない方)入りのGlad to Know You / Chas Jankelが再発されてたので、「まあ他に買う物がないし買っておくか」と思って買い、案の定あんまり好きでもないんだけど頭の中で回っていて困っています(いい曲とは思うけど、よくない曲が聞きたいの〜!)。しかもサビのところ以外は何言ってるのかさっぱりわからないのでニャニャニャーニャーでごまかしてる。これを読んでいる人の大半は同じ手法で、よく知らない歌をニャーニャー法を用い口ずさんで、人生という名の試練を日々乗り越えているのだと思います。アメリカの人とかどうしてるんだろう。もし歌詞のわからないところに遭遇したとたん、無言で固まって、歌詞を知っている歌を一生懸命探しているとするならば、このニャーニャー法を伝えたい。"If you don't know the words of your favorite songs,just sing Nya Nya..."ってこれで合ってるのかな…まあいいや、『愛のコリーダ』と言えば、山田優が出てたジンジャーエルのCMで使われてて、ヤングな人たちはもしかしたら『愛のコリーダ』っていうところも知らなくて、♪ニャーニャニャニャニャ ニャニャニャーニャー ニャニャニャーニャー ニャニャニャニャニャニャー♪って徹頭徹尾ニャーで通して歌っていた人もいたのではないかと推測されます。そんな若者が口ずさみながら街を歩いていたら、横から「最初のところは『愛のコリーダ』って言ってるんだよ。残りは知らないのでぼくもニャーニャー歌ってるけどさ…」と教えてあげてもよい。まあ、この曲、悪いとは思わないけど、単に頭の中でループしているだけで特に好きというわけではないですが―
そろそろ本題に入ります。これは正規再発みたいだけど(たぶん)、最近のダンスクラッシックス系の12インチシングルのブートレグってものすごく図々しい。

▲たとえばちょっと前ならLoft Classicsとか、毎回厳選された2〜3曲をカップリングして、オリジナルのレーベルデザインがいいムードだったのですが、ここしばらくは、ジャケットからレーベルからそのままコピー。あと、音もCDから録っている場合もあるから、買ってしばらくすると「これって正規の再発盤だっけ…それともブートだっけ」って迷う。

▲先週Talking Headsの12インチも売ってた。リリースのタイミングがいいよなぁ。極めつけはストーンズの"Miss You"なんて、オリジナルのピンク色のビニールまでも模していて、興味なかったけど買ってしまったじゃないか。
考えてみたら、デジタルメディアの場合はブートレグを流通させるよりmp3で「共有」する流れになっているだろうから、もうブートって12インチシングルしか残らないかもしれないなぁ…と思った。いずれにせよ、著作権は保護されまくるべきです!ブート、カッコワルイ!

*1:彼のは彼ので、最近リエディト物が絶賛アングラ販売中