ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

選挙とか

まだ選挙に行ったことがない。別に棄権しようという強い決意があるわけではないけど、選挙の投票チケットを探すとか、投票所に行くなどの行動は、それなりにやる気がないとやっぱり難しい。開票しているのを見て選挙があったことを思い出したりすることが多い。たぶん投票に行くくらいのテンションがあるんだったら、IDもパスワードも忘れ、何年も使っていないプロバイダを解約したり、同じく何年も使っていないAirH"を解約すべきだろう。累計で7〜8万円はドブに捨てている勘定になるし…しかしなんでこんなにぐうたらな人間が、社会人として曲がりなりにも仕事を続けていられるのかが自分でもわからない。突然精神的な限界がきて、突然奇声をあげて会社を飛び出したり…しそうもないな。

それはそうと、よく思うのは、「自分ひとりが行動したって、政治なんてどうせ変わらないし」という意見に対するカウンターで、「一人一人の行動を集めたら、大きな力になる」みたいな言い方があるけれど、そんな意見で納得できる人がいるのだろうか?と思う。実際、ぼくが投票に行ったとしても、投票することによって生じた肉体的疲労を上回る(社会的な)変化が主観的に感じられることは絶対にない。
まぶたをにかけている力を軽く緩めるだけで、世の中は闇に包まれたように感じられるのに対し、実際の世の中全体を闇に包むことは絶対に不可能と言えるくらい難しいのと同じで。

で、それもまた別にどうでもよくて、面白かったのは、もしかしたら選挙前に小泉政権の印象をアップさせるために企画された、曽我hitomiさんとジェンキンスさんの再会劇。感動の再会で小泉政権の評価がアップすると思いきや、感動の度を越して、テレビであんまり見ない、「美男美女でない人たちのキスシーン」を目の当たりにすることになって、感情の高まりゆえに美しくあるべきドラマが破綻してしまい、宙吊りにされてうすら笑いがつい浮かんでしまう。
「過剰さゆえに、期待されていた機能がかえって台無しになってしまう」というシーンが大好きなので、とても面白かった…っていうか、テレビは最近見ていないから、そういうシーンを脳内で再生して楽しんだだけなんだけど…