夕方に買ったのを、またしてもガストで、またしても青い受験生の会話に悩まされながら読んだ。
第一章しか読んでないけど、非常にいい。神道とか神社に関する本を適当に漁ると、「神聖ニシテ侵スベカラズ」的なものが多いけど、これは古き良き岩波、緑色のニクイヤツ、「神道=うさんくさい」が前提になっていて読みやすい。
神道のなりたちから説明していて、初心者に優しい。
・土着的な民族宗教である神道は、(体系だった教義に先立って存在している以上、当然のこととして)神仏習合の中で、教義を確立した。
つまり、仏教がないとアイデンティファイできなかった…
また、「伊勢神宮も、絶対仏教の影響は受けているはず」と前から思っていたのだが、
・内宮=陰 外宮=陽になっており、陰陽道の影響を受けている。
とか、
・吉田兼倶(卜部神道)が、伊勢神宮を京都に遷宮しようとしていた
などの、面白情報も得られてホクホク…
明日は第二章「国家神道の形成」を読みつつ小説も進めるつもり。