一番すごいと思ったのは、本物の大社ではなく、近くにある資料館みたいなの（といっても模型が３点しか置いてない）に置いてあった、最初の出雲大社の模型だった。高さ４８メートルだったころので、愚直にまっすぐな階段が続いており、伊勢神宮と全然印象が違う。９６メートル説も聞いていたので、係の人に聞いたら、それは山も含めるとそれくらいになる、しかし、神は高いところにあるという発想は変わりない、と強い口調で言われた。
階段も１００メートル以上の長さがあるようで、現存していたら、東大寺よりもインパクトがあったに違いない。実際１０世紀の時点で、最大の建築だったらしい。
で、東京タワーは３３０メートルだから、神の住処としては、まあ申し分ない。
伊勢神宮の式年遷宮と違って、出雲大社は遷宮のたびに小さくなってるところもいい。まあ単に金銭上の都合なんだと思うけど…
あと、戦国大名が塔とか建てたみたいで、勘違い甚だしいと気づいたらしく、後年の神仏分離令で兵庫県のどこかに移築されたそうな。
個人的に戦国大名と言われると、ガッツ石松を思い出してしまう。だいたい当たってると思うけど。
出雲大社
