ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

蜜で絶命した昆虫&鉄だらけの公園

近年、人類の学力低下を尻目にメキメキ学力をつけている昆虫たち。小学生が「一つ」も書けないほど馬鹿になって、もはや猿との違いは体毛の量くらいという惨状ですが、昆虫たちは公文式で着実に「花粉」「蚯蚓」など、彼らの暮らしに必要な漢字は書けるようになってきているそうです。「われわれ人類も教育勅語を暗誦するなどして、負けないように学力をつけていかねば!」と思うわけですが、小石川植物園近辺の昆虫に限っていうと、愚かと言わざるを得ません。

この季節、つつじの蜜がとってもおいしくて、昆虫ならずとも「ウホッ!いいつぼみ!開花する前から蜜が溢れてる!」と飛びかかってチューチューしたいところですが、最初に出てくる蜜は粘度が高いらしく(たしかに女性の体から出る蜜も最初はネバネバしてるし)、チューチューしたまま脚を取られて絶命・絶命・絶命!



欲望に身を任せがちなこの季節ですが、他山の石としたいところですね。



なんだか自分を見るようで、ちょっとドンヨリ気分になってしまったのですが、「受領は倒るるところに土をつかめ」ということで、帰りに多少面白い公園(窪町東公園)を見つけました。
まずはパノラマモードで撮影。

説明によると、これはドイツのカイザースラウテルン市から贈られたらしいです。



この市の名前がどうしてもカイザーナックル(写真参照。ちなみにこれはぼくの手ではないです。ぼくの手はもうちょっと繊細な感じです!)を思わせ、バイオレントなイメージがいやおうなしに加速するのですが、日本女性が全員ゲイシャでないのと同様、実際、ドイツのカイザーナックルシティの公園にはフニャフニャの遊具しかないのではないか、という疑念が晴れません。



遊具をよく見ると、一応、このカルシウム多めのさかなクンには思わせぶりな突起がついていて、乗れるんじゃないかという気がしますが、魚の口ひげが不遜な印象をあたえるのか、不人気です。子供はそういうとこ、見ていないようで見てるからね…



こちらも、ハンドルの部分を回して楽しむことができるのですが、最近の子供は回すとお金が出てくるなどの報酬がないとダメみたいですね。


人はいないので、「鉄に囲まれたらリラックスする」というタイプの、人間嫌いの人にはオススメなので、ぜひ行ってみてください。
夏になると鉄が熱されて、乗ると鉄板焼になった気分が味わえますよ!