掃除中発見した昔の写真
チューリップハットにハート型のサングラス。
これで通学していたなんて…
話者と物語内容
『水晶内制度』(このタイトル、なんかわかりにくい。他の作品は、タイトルから面白そうなんだけど。)、たしかに物語内容はなかなか奇妙だけど、語り手はわりと常識的だと思う。特に前半部分。
ぼくだけかもしれないけれど、語り手と読者の間に違和感がないと面白くないと思う。
「ただでさえ物語内容がおかしいのに、それに輪をかけて語り手もおかしかったら、読者は何を信じていいのかわからない」という言い分も成立しそうだけど、小説ってそんなに律儀なものだっけ?と言いたくなる。語り手と読者の関係が安定していたら、どんなに変な物語が展開していようが、何の驚きもないと思うのだけれど。たとえば後藤明生の『吉野太夫』みたいに「この人、ちゃんと吉野太夫の話をしてくれるの?最後ちゃんとまとめて終わってくれるんでしょうね???」とハラハラしながら読むのが楽しいと思うのだけど…
そういや、マルキ・ド・サドもすごく変態かと思って読むと、随所に「これはむしろマトモだから。人間として自然だから。」みたいなエクスキューズ満載で、むしろ微笑ましかったりしたことを思い出した。
その他の音楽
年末とあまり変らなかった。店だけ開いていて、入荷はしてなかったのかもしれない。
Chcken LipsのDJ KICKSを買った。brainticketっていうジャーマン・ロックのバンドがすごい。オルガンがグチャグチャ。
あと、
Merzbeat/Merzbow
かなり久しぶりにメルツバウを買ったけど、エレクトログチャグチャノイズに思いのほか興奮した。ドラムにディレイがかかりまくってリズムの輪郭が見えなくなっていたりするところがユニーク。たぶんクラブベースの音楽だと出てこない発想だと思う。こういうのにファンクネスを見い出すようになったら人間終わりなのかもとも思う。
Best/Rodney Frankrin
代表曲のthe grooveがあまりにも好きすぎて買ってしまったけど、他はあんまり…好きになるまでガマンして聞こうと思った。