ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

ほめたらほめられた!

最近自信もなにもないのでid:pqr:20040412さんのコメントは声に出して読みたい日本語です。やりたいことをかなりわかってもらえていて、すごく幸福な気分です。と思ったらid:churos:20040412さんまで!ありがたい限り… っていうか、id:pqrさんってかなりレア…

磯崎新

建築関係の本、何を読めばいいかさっぱりわからないのですが、id:sujakuさんの書き込みの話はやっぱり面白い。「死ね、ワビサビ的いんちきミスティフィケーション」イイ!一つのアプローチとして、すごく楽しいと思う。「わびさび」という言葉で、たやすく言…

ちなみに

id:pqrさんのコメント「冗談に冗談が積み重なっていきどこにも到達しない(させない)、あるいは冗談と冗談が穏やかに連関している。」を見て、『危険な海の生き物たち』の松浦寿輝さんの評価を思い出しました。ただ、行くあてもない感じがあまりお好きでは…

『見仏記』を多摩川べりで斜め読み

気になったので、一応ちゃんと買って読んでみようと思って、調布パルコの地下で肉じゃが弁当を買って、川縁でISBN:4041846021にした。結構面白いなこれ… 前立ち読みしたときはイラストのところを中心に見ていたらしい。なーんかイラストのところは今あるもの…

群像はなぜ私を選ばないか

ええ。たぶん変態で下手だからだと思います。 なんかしかし、今日は書き込みが多くて癒されました。 id:tokyocatさんなんか、わたしのつたない、離乳食が口からはみ出ているような文体を使ってくれて幸甚です。癒されました。id:kodaru4さん、id:sujakuさん…

古本

ハッスミーのバイオグラフィー見たことなかったけど アラン・ロブ=グリエ『去年マリエンバートで・不滅の女 』の翻訳をやってたのを知らなかったか忘れていた。最後まで読むかどうかわからないけど、読んでみたい。神保町の田村書店とか行けばいいかなぁ。 …

蓮實重彦とTheo Parrish

1日にだいたい3〜5件くらい、蓮實重彦で検索をかけてここに来る人がいる。 毎日何人かが言及している。 それと比べてTheo Parrishは数日に1件くらい。最近新譜出たばっかりなのに… はてなに書いている人、読んでいる人の志向が分かるような気がする。

エディプスとかなんとか

id:pqr:20040403を読んで、ひとしきり笑ってから思い出したこと。 作品中に出てくる棒状の物を男性器、穴状の物を女性器、その他閉じられた部屋を子宮、といったたぐいの、映像物品構図その他諸々を性的な象徴として読みとったり、父殺しだのエディプスだの…

近大・東京コミュニティカレッジ

松浦理英子の創作ゼミに申し込んでみたが、すでに締め切っている気もする。 それより何より、松浦理英子はぼくみたいな人間のことを嫌いだと思う。 スガさんの現代思想論も受けたいが、小説どころじゃなくなる気がするので断念。

なんだかんだで群像

好き嫌いの分かれるものを書いているとはいえ、1次予選に通ってなかったら、かなりションボリすると思う。 7日に発売の5月号で判明する。今まで何回か応募しているが、『早稲田文学』で予選を通過したのと、、これくらい。つまり、今、自分は、確信だけを…

村上春樹(以下長いので「村」)

蓮實重彦が『小説から遠く離れて』で引用しているのを見ただけで、「?」と思ったのだけれど、まあ、一応通しで読んだ方がいいのかなと思って、ずいぶん前に『風の歌を聴け』を読んだことがあるのだけれども、「なんで何もないのに何かあるような言い方をす…

ロブ=グリエ『反復』中間まとめ

ようやく読み終わろうとしているところだけれど、1回だと何がなんだかわからないというか、何がわからないのかわからないので、もう1回読もうかと思う。 これまでの感想。推理小説という求心力の強いテクストの体裁を取りつつ、全然話者(たち)は中心に迫…

今書いている小説

3月末に新潮に出そうと思っていたが、遅々として進まず、肝心の土日は遊びほうけてしまい、どう考えても間に合わない、ということで、応募先を変更しようと思う。わりと人と接する機会が増えたり、将来について考えたりしているので、まあそういう季節なん…

アラン・ロブ=グリエの新作( ゜∀゜ )キタ━━━

気づくのが遅杉... 『反復』っていうタイトルを聞いて、「これって再版か何かだっけ?」と、ビュトールの『段階』と間違える始末。『反復』は、元は2001年で、訳がついて先月出たようだ。 「ヌーボーロマンの旗手、20年ぶりの新作」で、帯を見たら、「第二…

今日書いた小説の一部

全然推敲していないけど。 今日はそこそこ書けた、が、これからペースをあげないとまずい。 書き切ることはできても、あまり満足のいく物が書けない悪寒… 「とりあえず出す」という形で、後日大幅に改稿してどこかに出す可能性もあるかなぁ... 「もし、絶対…

ココロ社

何人からか、メールで「更新してよ」と言われる夢を見たので更新するつもり。 最近は日記づいていてよくないなと思ったりした。

小説再開

旅に行ったり体調を崩していたのだが、小説をやっと再開した。やっぱり小説を書いていないと心理的に落ち着かない。自分の中では、これしかないと思っているし、「何のために生きているの」と聞かれたら、一瞬も迷わず「小説を書くため」と答える。(という…

思い出した

『滑稽新聞』の合本を、正月のどさくさに紛れて実家から強奪してきたんだった。まだ荷物の封を解いてない。 母親は旧姓宮武で、宮武外骨の親戚ということで 意味もなく『滑稽新聞』が全部揃っているのだった。 祖母の実家は、外骨の若き頃の写真が張ってあっ…

小説

今日は5枚くらい書きたいが、まだ1枚。

『国家神道』村上重良(岩波新書)

「歴史的に形成された日本人の宗教観念では、神はキリスト教のように人間と断絶した絶対の存在ではなく、神人の連続観と、聖と俗の分かちがたい融合が支配的であった。そのため、明治後半の修身教科書では、国家神道の神々を超越的存在として説明するために…

さらに

調布に戻って、岩波新書『国家神道』を買った。 今日中に読み終えることにする。もちろん小説のネタにするため。

国家神道

二転三転したけど、タワーを建設する目的は、国家神道の復興にしようと思った。今そ壮大かつくだらない計画について説明するシーンを書いている。 昭和30年代に国家神道の復興って、かなり政治的でつまらなそうなので、政治色は漏れなく骨抜きにしながら書…

今読んだり読まなかったりしている本

『日本古代史と朝鮮』金達寿 予想通りの展開で、古代史を見つめ直せば、「日本的なもの」という観念が揺らぐのは当然かなと思う。大筋はそうなるとして、渡来人がどういう形で活躍していたのか、ということに関してピンポイントで知りたいと思って買ったので…

理性

しかし、理性で体重を制御することで、自分の理性の強さが実感できたものの、まったく小説が進まない。よっぽど小説を書くのが嫌いなんだなぁと思った。 このままではまずいので、これからは早起きして喫茶店で書こうと思う。

書いたり消したり

30枚くらい書いて10枚くらい消した。とりあえず書きながら考えていこうと思う。ピンチョン的な組織は渡来人の佐藤という一族ということにした。佐藤というのは藤原秀郷から来ているという説が有力で、そうである以上、法隆寺も伊勢神宮も建てられるはず…

笙野頼子『水晶内制度』の感想

「異世界に身を置いている比較的まともな人間」として異世界の異世界っぷりをレポートしている前半部分は、やっぱり説明臭くてそんなに好きではない。 いつもたたみかけるように異世界の説明をするので、わざとらしいと感じてしまうし、何より「常識的な読者…

さらに

伊勢神宮、「古式に戻す」ということで遷宮のたびに少しずつ形態を変えているのだから、いっそのこと、東京に移動し、三輪神社みたいに山をまつることにする、そしてその山が東京タワーで、タワーそのものがご神体… なんかつまんないな。

構想

素直に、伊勢神宮の式年遷宮を、東京駅にするという話でいいのかという気がしてきた。貨幣云々の話は、そこに納める品をどうするかという話をすればいいような気もするし。 磯崎新の『建築における「日本的なもの」』は、一度読んだけど、すごく参考になるの…

話者と物語内容

『水晶内制度』(このタイトル、なんかわかりにくい。他の作品は、タイトルから面白そうなんだけど。)、たしかに物語内容はなかなか奇妙だけど、語り手はわりと常識的だと思う。特に前半部分。 ぼくだけかもしれないけれど、語り手と読者の間に違和感がない…

書き出し

途中のところは使えるが、書き出しにインパクトが不足していると思われるため、書き直すことにした。