ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

みんなのごはん ココロ社記事のまとめ

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19年6月末で更新終了となった『ぐるなび みんなのごはん』、わたしも連載を持たせていただいたのだけれど、残念ながら更新が終了してしまったので、自薦記事を選んでおきたいと思う。
 
以前より、「『ぐるなび みんなのごはん』から原稿依頼来ないかな~」と思っていたので、17年の冬、原稿の依頼をいただいたとき、思わず「お待ちしておりました!」とお返事し、ノリノリで有楽町の本社に伺ったのだった。
ぼくだけではないとは思うけれど、ごはんを食べるとき、インターネットの評判や点数を気にして食べることが多い。評判のよい店で残念な気持ちになることはあまりないので、手堅く食べるならよいことだろうと思う。
とはいえ、評判の集積や点数に還元されない魅力をもつ店や食べ方も確固として存在し、自分が感じた自分の脳内でスクープになるような体験について語りたい思っていて、そのメディアとして『ぐるなび みんなのごはん』『ぐるなびWEBマガジン』は最高だと思ったのだ。
月1本書ければいいなと思っていたのだけれど、店を選ぶのに思いのほか手間がかかり、合計で20本も書けていなかったのだけれども、がんばってもっとたくさん書けばよかったと少し後悔している。
 
 

「群馬=魚がおいしい」ことを知ったお店

一番気に入っているのは小林屋で、このお店で、「群馬=魚がおいしい」という知見を得ることができた。この店も、単にスコアや評判を概観した限りでは、「評判のよい店」なのだけれども、神社の参道の中にあり、黒船が来る前から営業していて、オンリーワンの価値がある店である。なかでも、なまずの天ぷらがおいしくて、「うなぎなしでもそんなに困らないかも」と思える。
 
 

荒木町の坂を超解釈しながら歩き回る

また、街をテーマにした原稿依頼を『ぐるなびWEBマガジン』からいくつかいただいた(いまは『みんなのごはん』に統合)。
 
歴史的地理的な情報を参照しながらの街歩きも好きなのだが、背景があろうがなかろうが、イマジネーションを膨らませて歩くのが好きなので、それを素直にテキストに落とした。もしかしたら、歴史的地理的情報を厚くした方がもっと多くの人に読まれたのかもしれないが、これでも多くの人に読んでいただけてありがたかった。書いてある内容についてはブログと同じトーンだけれども、このブログで発表していたら、ここまで読んでもらえなかっただろう。
 
 

アルコールシティをノンアルコールで徘徊する

赤羽については、「赤羽=飲み屋」のイメージが強かったので、ノンアルコールで巡る赤羽という切り口で街歩きができないかと思い、喫茶店に行ってみたり川沿いに向かってみたりしたのだが、その結果、東京の治水について学ぶこととなり、とても満足した。原稿依頼をいただいたことをきっかけに、街をほりさげて見ることになってよかったと思う。
 
 

最高のレジャー=ひとりフレンチ説

この記事を書いてから、ほかにもひとりフレンチをしたいと思っているが、下戸なので間が持たないこともあり、あまり開拓できていない。
このお店はコースの内容がほぼ決まっていることもあり、すごいスピードで次々出てくる。前菜とメインの間にぼんやり待ったりするようなことにはならないので、ひとりフレンチを始める店として最適と思う。
 
 

当たり前すぎて行かない店にあえて行ってみると楽しかった

語られつくされたと思われる店の記事も書きたいと思って提案してみたら、すんなりと通った。
昭和期に創業したお店は、すでにクラッシックとして行ってみると楽しいお店になっている。ほかにも、いま行ってみるとブームの時とは違った魅力が感じられる店を探してみたい。
 
全記事についてはこちら。
 
 
 
店に行くたびに勝手にいろいろ学んで帰ってくるのだが、このペースなら、飽きがくるのかもしれないと不安になったりもするのだけれど、思いつく限りは、このへんで記事を書いていきたいと思っている。個人として書く以上、点数や投票に還元されないよさを主観的に伝えていきたいと思うので、おつきあいいただければ幸甚です。
 
 
 
ブログは週1回くらい(を目指している)のですが、Twitterは毎日何か書いているのでよければフォローしてみてください。