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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

有毒ガスの危険性と乗馬を同時体験できる阿蘇山が熱い!

硫化水素での自殺が一時期ブームでしたよね。「死んだら緑色になるから硫化水素で死んだらアカン」みたいなのをどっかで見たことがあります。
「じゃあ死んで何色になったら満足なんだ」と聞きたいですが、いや、聞いてもしょうがないですが、それはともかく、阿蘇といえば、あんまし有名じゃないかもしれないですが、ちょっと硫化水素ではなくて二酸化硫黄で恐縮ですが、漏れていて、多少冒険したい人に最適なのです。わたくしのように、校舎のガラスを割って逮捕されてしまうほどの不良ではないものの、窓枠のところにエッチな絵を彫り、大学に入ってから新歓コンパなどで「高校の時は荒れてててね…」と語ってしまうような、軽微な不良(人はそれを「不良」といわず「普通」と呼ぶ…)のみなさまにおかれましては、うっすら有毒ガスのある阿蘇に行っていただき、「昔も俺は自殺とかはかったことがあって…」などと言ってみるのがいいかもしれません。

で、二年前のゴールデンウィークの話で、もしかしたら今の阿蘇はぜんぜん違う感じ、たとえばお尻のテーマパークができていて、桃の果樹園があったり、AKB48の人たちが腕を折り曲げてお尻にみせかけて撮った写真の即売会があったり…などの楽園ができあがっているかもしれませんが、ひとまず阿蘇山について紹介させていただきたいと思います。
そうそう、雑草という名の草がないのと同様、「阿蘇山」っていう山はなくって、阿蘇五岳(高岳、中岳、根子岳烏帽子岳杵島岳)を総称して阿蘇山って呼ぶみたいですが、まあそういう細かいことを言ってもアレなのでさっそく脳内トラベルに出発です!

駅前に廃墟あり!


地方の観光地ってどこでもそうですが、駅前から猛烈にさびれていて廃墟ファンも納得。
駅前がこうなのは、電車じゃなくて観光バスなどで来る人が多いのか、それとも……いや、「それとも」って言ってみたけど他に仮説が思い浮かばないのでこのへんでやめておきますが、写真のような感じでございます。


▲いっつも思うんですが、わりかし締めきった感じの廃墟に土ほこりがたまっているのって何なんでしょうね。
どこからホコリが来るのかと思います。あと、細かいことを言うようやけど、なんかテーブルをストーブが支えているように見えますがどないなっとるねん。


なお、阿蘇駅からロープウェイが出ておりますが、風向きや風の強さなどによってロープウェイは運行不能になる場合もあって、運休のときは、思わず「死にたい…」と漏らしてしまいたくなりますが、はたして人生は生きるに値するのかどうなのかという大問題はさておき、この場合はバスが出ておりますので、いったん生きるか死ぬか問題は保留とさせていただきたく存じます。


▲バスに乗ると、眠気を誘う揺れに負けてしまいそうになりますが、車窓から牛や馬がぼんやりしているシーンとか、山みたいなのを眺めることができるため、ウェイクアップしていることをリコメンドします。
もし寝てしまった場合は、せっかく夢なのですからユニコーンなど実際にいないタイプの動物と触れ合ってみてください。


▲番号をつけられた牛たち。29番だったら牛が自分の行く末を予感してしまいそうですが、別の番号をつけても運命は同じかもしれません。(念のため申し添えておきますが、「29」=「肉」で、食肉になるという意味になります)
牛馬を見ながら「たべたい〜」などと思っているうちに阿蘇の中岳の火口付近に到着したので、さっそくエンジョイしたいと思います。なぜなら一度っきりの人生だから!

これは火口です


▲これは火口です。きれいなので、「これはお酒です」という表示と同様、「これは火口です」と断っておかないとちびっ子がダイブする危険性があるので書かせていただきましたが、この火口、エメラルドグリーンで、見ているだけで緑黄色野菜の不足分が補えるんじゃないかという気さえしてきますが、これをゆっくり見ていられるかどうかは運次第。
なんでかっていうと、風向きによっては二酸化ナントカがサワァァァァ…ってなって警報が鳴り、立ち入り禁止になるのです。


▲これで危険度がまるわかりで便利です。
ぼくなんかだと「危険!立ち入り禁止!」みたいにはっきりと言うのはどうも苦手なので、「んん…ちょっと危ないかもしれないですね」みたいな言い方をしてしまいそうですが、そんな言い方だと死者が出たりするんでしょうね。はっきり色でわかるのはいいことです!
しかし、もうあのエメラルドグリーンの火口を見ることはないのか…と落胆することなかれ。
しばらくすると風向きが変わったりして二酸化ナントカが薄まり、「また見てOK」的な感じにしてもらえるので、じっと風向きが変わるのを待てばいいのです。
火口がアレな場合におすすめしたいのが、周囲のおさんぽです。
「押してダメなら引いてみろ」という言葉がありますが、それは火口にも当てはまります。
今まで火口火口言ってたのに、急につれない感じにすると、なんといいますか、火口が混乱して、向こうからアプローチがあるかもしれません。それまで適宜散歩してみましょう。

周囲は本当に火星みたいです





ここはアングルを工夫すると火星に見えます。なお、わたしは会社でも、ネット界隈でも、どこでも周囲の人に全然なじめてないので、主観的には火星にいるような疎外感をいつも感じています。こういう孤独感ってどうやったら癒されるんだろうなぁ……



▲そして、自分で自分の人生を切り拓かず、常に他人任せ(「だってしつこく誘われて断りきれなくてつきあってしまったの」etc.)にしてしまいがちな人も安心!
遊歩道が用意されているので、自分で道を選ばなくていいのです。
自由は時として面倒ですからね…


▲ここでしばらくして戻ってみると、悔い改めた火口がおとなしくなり、規制が解除に!おさわりOK!
エメラルドグリーンのエキスと再会を果たします!


ああ!やっぱり数十分前と変わらずエメラルドグリーンやね!
大自然やお母ちゃんにありがとう的なラップを歌いたい。
しかし「ありがとう」は歌にしないで普通に言った方が印象がよいのです。



▲ご覧ください、このスモーク的なサムシング…小林幸子さんか小柳ルミ子さんが出てきそうです。


▲シェルター的なものもあって、有事の際は安心ですね。
っていうか、こういう家に住んでみたい。ただし、愛を確かめあったりする場合はまる見えになってしまうので、口頭で「好きですよ」「わたしもです」と確認する程度にとどめなくてはなりません。

徒歩で阿蘇山から下ると廃墟的なものもあってオススメです

阿蘇の上からは徒歩で草千里に行くといいです。なんでいいかというと、単にぼくが歩くのが好きだからですが…だだっ広い道をゆっくり下っていくのは大変気持ちいい!



▲ちなみにスキー場があったりしますが、残念ながら閉鎖されています。
あんまし興味がわかない女の人に「わたしをスキーに連れてって」って言われたら、ここに連れてきたらいいかもしれないですね。本題からそれますが、「わたしをスキーに連れてって」って言われたことない。やっぱりみんな人を見て言うんでしょうね。ぼくは「骨董市に連れてって」とかそういうのを言われます。



▲ちなみに、スキー場に併設されているのは、ご覧のとおり「レストン」です。
「レストンってなんやねん」と思う方も多いかもしれませんが、レストンとは、一見するとレストランに似た風情ですが、「小粋な社交場」を指します。
テーブルの上に、一流の写真家が撮った一流のシェフの料理の写真が置いてあり、それをぼんやりと見つめながら水道の水を舐めるように呑める場所なのです。
家の近くにレストンあったらいいのになー!


草千里は、任意の場所で座ってボーッとするのに最適。もしあなたの同行者が、「沈黙が苦手」というタイプだった場合には、「あなたといれば、沈黙だったとしてもすごく心地よい」的なことを言っておけば万事が解決するので、沈黙プロブレムにお悩みの方はお試しくださいませ。


「ちょっとウンコくさいけど、草食動物のウンコだからまあいいや」的な気分になることでおなじみの草千里ですが、乗馬コーナーがあったので、ポニーに乗りました。

ポニーと馬の区別があまりつかないので、馬の愛称がポニーだと思っているオッサンが、金を払って白いポニーに乗ります。
わたしは色白の女の人が好きなので、ポニーも色白がいいですね!


ポニーの背中に乗りながらポニーの背中を撮るのは、うまく言えませんが、ちょっとエロチックな気分になりますね。
ポニーの背中は暖かかった。それかぼくの太ももが冷たすぎるのかもしれん。
ぼくの知る限りでは「いい女は冷え性」という調査結果が出ておりますが、だからといって足が暖かい人が足に熱さまシートをつけたらいい感じになるかというとそうでもないところが難しいところですよね。


そして、「思い出をありがとう」と思ったのですが、わたしの体温が残っているうちに、他の人を乗せて機嫌よく歩いています。

なんか裏切られた気持ちになってしまいましたが、それはひとえに、わたくしの器の小ささによるものです。
わたしは貞操観念がゆるくて、見てないところだったら浮気されても平気なタイプですが、わたしの体温が残っているうちに他の人と…というのはさすがに無理かもしれず、それはわたくしの精神の限界と言えるのかもしれません。
―などと、超しょうもないことを考えながら阿蘇をあとにしましたが、盛りだくさんなのでぜひまた行きたいと思いました。

やはり熊本といえば馬…なのかな

なお、熊本駅近辺だとホテルやら食べるところがあって安心。
適当な馬の店に入って、各部位のお刺身を食べました。

写真を撮りそこねましたが、馬のたてがみは超おいしいので食べてみてくださいね。ヒラメのエンガワがよりよくなったものとお考えください。


そうそう、あと東京近辺に支店を展開する、個人的にはかなり好きなラーメンであるところの桂花ラーメンの本店があるので、〆に行ってみてはどうでしょうか。
味はそんな変わらなかったけど、本店に行きましたって言えるところがいい!


あと佐賀とか長崎にも行ったのですが、同じ地方が続くとよくないかなーと思うので次は都内のレポートを載せようかと思います。またね〜!