ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

神のふるさと高千穂で柱状節理や天岩戸を満喫!

こんにちは。
あんまり更新してなくて申し訳ありません…
「申し訳ありません」ということは、「わたしの記事を楽しみにしている人ゴメンネ」という意味であり、つまり、ちょっとした思い上がりなのでは?楽しみにしている人などいないのでは?などという疑念が脳裏をよぎりましたが、よく考えると楽しみにしていない人はここを訪れることなどなく、整形に失敗した韓国の人が来日している番組を見ていたりしているだろうから、もっと自信を持っていいのか…自分大好き!!!!


…だいぶ前ですが宮崎の高千穂に行ってきたので報告をさせていただきます。高千穂っていったら神話のふるさとで、奈良の方が見たら気分を害するかもしれないので、無神論を唱えるなどしてして中和しながら読んでくださいませ…。

起点は延岡=チキン南蛮発祥の地

わたしは丸一日高千穂近辺で過ごしたかったので、延岡に泊まりました。
元祖チキン南蛮の店があったりするので、いい感じです。



▲写真は『直ちゃん』のチキン南蛮。
それまでチキン南蛮なんて自宅の洋式便所ですら尻を数ミリ浮かせて用を足すような人専用の食べ物だと思っていたのですが、衣がしんなり柔らかくていい感じ。ベシャベシャになった天ぷらうどんが大好きなわたしにピッタリで、お肉も人肉なんじゃないかと思うくらいジューシー!東京に帰っても、「チキン南蛮定食」とかあったら思わずお願いしてしまう体にナッチャッタ!

バスに揺られて高千穂に行くの〜!

翌日、バスで1時間20分。こういう半端な時間は若かったときの恥ずかしい思い出を反芻して小声で「あぁ…」って言ったりするのに使うといいです。
中学生のときに自分の好きなLPレコードをプレゼントしようと思って買ったけど、結局渡せなくて結局自分用にしちゃった思い出などを間違って仕事中なんかに反芻したら、すごい微妙な気持ちになるからね…



▲本当は高千穂鉄道のトロッコ列車に揺られて行きたかったのですが、揺られているシーンを何年にも渡って妄想しているうちに時は過ぎ…そして、2005年の夏に台風の被害で崩壊。結局廃線になってしまいました。
閉鎖された駅舎に顔をべったりつけても開通するわけもないのですが…



▲バスに乗っていると、高千穂鉄道のレールが何度も見えて涙を誘います。
あーあ、ガンダムみたいなのが現れて線路を直してくれないかしら…
ガンダムってそういう地味な仕事してくれるか知らんけど…


とか何とか思っているうちに高千穂バスターミナル的なところに到着。
近くの店で電動自転車をウィーンと借りて高千穂は俺のものや!思ったより開けてました。
奈良の天川村とかをイメージしていたので驚きです。

高千穂神社は樹齢のすごそうな木が無造作にニョッキニョッキ生えていて興奮する


▲これが高千穂神社です。
古い神社にありがちですが、建物よりも木が主役のような顔をしていて素晴らしい。



▲この角度から見ると木にかくまわれているように見えます。



▲手を洗うところの魅力的な女性。真ん中の女性の大事な部分から下がNAI!
ルパンにでも奪われたんでしょうか…
ルパンって「泥棒だけど根はいい人」みたいに思ってたけど、ただの変態ですね…



▲よく見ると仏教の四天王像あたりにインスパイアされた風味の神像。
なんか自分も懲らしめられた気分になれます。



▲あと、うずめの舞の像があまりにもアレなので愛国心が揺らいでしまいます…
こんなんのために国体護持は非常に困難。


同じ日本人でも好きな日本人とそうでない日本人がいるので、愛国心とかあんまりピンと来ません。
日本人だというだけで日本人全員を好きになれるくらい広い心を持っていれば、人類全体を好きになれるのではないかと思いますが、それはともかくとして、ちょっとお口直しにグラビアアイドルのおへそを思わせるセクシーなうろを紹介させていただきます。▼


関係ないけど「好きな女性のタイプは誰?」って聞かれてグラビアアイドルの名前を挙げるのはオススメできません。
ちなみにぼくは「うーん…鳥居みゆき」って答えたら「それはポイント高い!」って返されたので驚いた。



▲こんなええところに皮を脱ぎ散らかすテントウムシの幼虫…
関係ないですが、ぼくは価格comで最安値を調べて、通販じゃなくて店頭で買うタイプなので、よく行く店の人に「店頭虫」って揶揄されてるんじゃないかと思って心配になります。さらに関係ないけど、愛ホンをヨドバシで買うとき、「ポイント使ってください(キリッ」としたらポイントが57円だったので恥ずかしかった。こうやって書くことで他人事みたいにしたいのだけど、今も頬は赤く染まっているのです…

高千穂峡の貝柱っぽさに思わずヨダレが…

高千穂神社から下っていくと今回の旅行のハイライト、高千穂峡へ…



貝柱を思わせる柱状節理。溶岩流が冷やされるとこんなあられもない姿になるようです。(伊藤剛先生、ありがとうございます!googleで「柱状節理」で検索したらこの日記が1ページ目に出てきたので責任を感じたの!)




帆立貝のお刺身もおいしいですが、いったん干した後の貝柱はうまみが凝縮されていて最高ですよね。「キミって、食べ物にたとえると貝柱だよね」と言われてみたいものです―などと不自然に貝柱を持ち上げると、「貝柱に何か弱みでも握られてるの?」と勘ぐられそうですがそんなことはありません!



▲そして、お互いのことがどれだけ好きかを様々な言葉で―まあ人間の想像力なんてたかが知れているので数種類のバリエーションしかないですが―語らいながら舟を漕ぐカップルたち。
特に男性の場合、いちいち愛の言葉を表現するのはカッコワルイと思って無愛想になりがちですが、それでは彼女さんが不安な気持ちになってしまうので、あんまし好きじゃなくなってきたとしても、たまには何か言ったほうがよいみたいですぞ!


ひとしきり大自然の造形に感激したり、カップルたちの釣り合い度をチェックしたりしたら、自転車に戻って、次の行き先、天岩戸神社に向かいます!



▲オォ…ここにも線路が。
いやぁ…スタンド・バイ・ミーの世界ですね。
スタンド・バイ・ミー自体見たことがないのですが、カクレクマノミがあっちこっち冒険するような映画でしょうか…海水魚の飼育の知識を持たない人が適当にアンデスの塩とかを水道水に混ぜてカクレクマノミを天国送りにしているのではないかと気が気ではないのですが、まあ、線路が出てきたら「スタンドバイミーみたいだよね〜」って言ったらみんな「そうだよね〜」と同意してくれることを知っているので、これ以上スタンド・バイ・ミーについて知る必要はないかなと思っております。それじゃダメだ、という人はメールをいただければと思います。ただし女性に限りますが…

天安河原の石の積み具合がめっちゃ幻想的やで!

全国各地の天岩戸近辺の方(大阪の星田あたりとか、伊勢の二見あたりetc.)には辛い記事が続きますが、自転車でずーっと坂を登っていくと、天岩戸があるという神社に到着します。ここはちょっと遠いけどぜひ行っておきたい。



▲神社からちょっと離れた場所に、天安河原という、とっても幻想的な場所があります。
アマテラスが隠れてしまったことについて、八百万の神が相談したところとされています。



▲800万も集めてワイワイやるより、まず偉い人4〜5人で議論して決めて、残りの人に結果を伝えて挙手してもらったりした方が早いかも…という気もしますが、とにかく石がいっぱい積んであって、下手に転ぶといろんな人の願い―「父の病気が治りますように」という切実な願いから、「自分はいいとこナシだけど美人と出会えますように」という宝くじ感覚のものまで―がパーになってしまいそうで緊張します。



▲積みに積んでます。ここまで積んであると、逆に「積んだらかえって願いが叶わないのではないか?」という疑念が首をもたげてきてしまい、ぼくは積まずじまいです…というか合理主義者なので人生は自分の力で切り開くのです。



▲あと、高天原(たかまがはら)遥拝所が見逃せません。
高天原というのは天津神(あまつかみ)の住まう場所とされている神話上の超重要スポット。
奈良にある高天原はザッツここという感じになっていて、地上説を採っていますが、宮崎の高天原は「ここから高天原が見えるはず」という形で、こっちは天上説を採っているということになりましょう。個人的には地上説の方がテンションがあがって好きです。高天原DAISUKI!!

天岩戸神社の本殿から中に入れなかったが、なんとか想像でしのぐ

天岩戸について簡単に説明すると、アマテラスが岩戸の奥に隠れてしまって、世の中は真っ暗になってしまったのですが、岩戸の前でアメノウズメがダンスしたらアマテラスが出てきた、という話で、ダイジェストしすぎてどうでもいい感じに聞こえてしまったらごめんなさい。



▲天岩戸自体は見られなくて残念。ここで想像力を発揮して、トンカツでできた岩戸など、自分の好きなものが岩戸になっているところなどを考えてしのぎます。しょうがないので今日はこれくらいにしといたろ…
関係ないですが、写真左下のような人、こういう神社とかお寺とかを見て回っている女の人はぼくの中で三割増しくらい印象がアップします。
ぼくは好奇心が強い人が好きなのですが、「好きなタイプは?」って聞かれて「好奇心が強いタイプが好き。いっしょにいろんなことを体験して、驚きや感動を共有できたらすごく幸せだと思う!」とマジレスしたら、「お前にそんな優等生みたいな答えを期待してねーよ」という目で見られてしまうことが多いのですが、今回はここらへんで筆下ろしをします、じゃなくて筆を置きます。シーユーネクストマンス!

【業務連絡】『Quick Japan』に寄稿させていただきました!

じりじりとメジャー化する汚らしいオッサン、ココロ社ですが、もうすぐ発売の『Quick Japan』に寄稿させていただきました。
ちょっとしたブックレビューですが、ココロ社ならではの味わいを大切にしていきたいと思います。今後も努力して少しずつ『Quick Japan』内で固有の領土を広げていきたいと考えております…本屋で手に取ってみてくださいまし!