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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

愛されるプロフィールの書き方

先日、プロフィール写真についての記事を扱いましたが、それに続いてプロフィールの書き方についての考察をしてみようと思います。
今回は「悪い例」を見ながら学んでいくという形式にするので、途中、読むに耐えない表現などがあると思いますが、我慢して読み進めていただければと思います。そもそも、人生なんて苦痛の連続でしかないわけですから、このくらいでへこたれていてはいけませんよ!

また、この考察は、ネット上のプロフィールだけでなく、会社での自己紹介などでも応用可能なので、ご一読いただければ幸いです。

覚えてもらうまでがプロフィールです

まず、大前提ですが、プロフィールとは、来訪者に自分を印象づけるために書くものです。適切なプロフィールを書くと、あなたに好感を持ってもらえ、その結果、ブログの固定客が増えたり、(粘液的な意味での)出会いがあったりしますし、逆に、自分の書きたいように書いた結果、読者への配慮のないプロフィールになってしまうと、印象に残らず、一見さんで終わってしまう可能性が高いので、ハピネスに関心のある方は、以下の条件を満たす、適切なプロフィール作りをおすすめします。

【1】改行を多用せず、15行以内で書く

もっとも嫌われるのが「内容がないのに、やたら改行が多い」ものです。「内容がないのをごまかすために、改行を入れて水増しし、『見るべき中身のある人間である』ように偽っている」と言い換えることもできます。この「やたらと改行」問題については言いたいことが多すぎて、別途記事を書く予定なので、ここでは一笑に付す程度にしておきます。



以上の内容を一言で表すなら、「わたしはマイペースです」ということになろうかと思います。
こういう人は「区切った方が読みやすいじゃないか」などと逃げ口上を使うのですが、寝言はネグリジェを着てからにしていただきたいと思います…このような書き方では、視線を頻繁に動かさなければならず、長さによってはスクロールするためにマウスを動かすことを強いることになります。また、単に読むのに手間がかかるだけでなく、細かく区切って読ませることで、「わたしの話はローヤルゼリー、一字一句玩味されるべき」というナルシシズムにつきあわせる羽目となることにご注意ください。

また、改行が少ない場合でも、分量が多すぎると、実際に会ったときに自分の話しかしない印象を与えてしまいます。画面が焼け焦げてしまいそうなほど長文をものした末に、最後の一行に、「実際は人の話をよく聞きます」って書いたとしても…ねぇ…
そんなの「愛してる」って口で言いつつ、全然会いに来てくれない男と同じなのー!


もしあなたが人の話を聞く姿勢を持っているという場合は、読み手の心理をおさえた上で、15行におさめた方がよいと思います。もちろん、16行でも17行でも大丈夫なのですが、「15行」という形にして線引きをしておかないと、自己愛に歯止めがかからず、気づいたら30行に至ってしまうのでご注意ください。

【2】年齢・性別・ハンドル名の由来を書く

ネットという名の仮面舞踏会では、仮面を脱いでいるというだけで覚えてもらえるのですが、あまり素性を明かしすぎると、たとえオッサンでもストーキングされることが本当にあるので気をつけましょう。年齢(20代とか30代など、大雑把なくくりでいいです)・性別くらいで十分です。それだけで不思議と信頼感が発生するのでオススメです。
また、資格など、売りにできるところは恥ずかしがらずに書いておくべきと思います。わたしの場合、東大を出たくらいしか売りがないのですが、ブログを始めたころは、「社会人になってから大学時代の話なんてねぇ…」と思っていて、東大卒であることには特に触れていませんでした…が、東大での思い出話をチラっと書いたら周囲の反応が大変よくなったので、時々言うことにしました。

もちろん、「信頼感などは不要で、謎めいたイメージで売りにしていきたい」という場合や、具体的にストーキングされ中の人は、適当なのでいいと思います。

また、ハンドル名が難解な人は、必ずハンドル名の由来を書くようにした方がよいです。そうしないと「s何とかさん」とか、そういう呼ばれ方をする危険性があります。読み方だけでなく、由来を書いておくと、語源から英単語を覚えるのと同様、記憶に残りやすいのでいいですよ。

ちなみにわたしも、わりと仲良くやりとりしている人のハンドル名の読み方や意味がわからず「aのつく人」と呼んでいたりする人が数人います…ごめんなさい…

【3】人となりは、エピソードを通じて伝えると覚えやすい


自分の性格の悪さに対して無自覚な人は、ときに自分のことを「天然」と認識し、自己紹介の時も「天然なんですー」と言ったりします。あまりの無自覚さに業を煮やして、性格の悪さについてズバリ指摘してみたりすると、「よりによってわたしが??」と、大変驚かれることが多いです。なんとも恐ろしい話ですが、「『怪しいものではございません』と言う人は、やっぱり怪しい」「『味自慢』と書いてあるタコ焼きが妙にすっぱかったりする」のも同じく、自分で思っている自分のイメージを単に語るだけでは、まったく説得力がないので、エピソードの中で説得していくのがいいでしょう。
また、「○○さん=天然」と、単語のように覚えさせるより、エピソードの中に仕込んでおいた方が記憶に残るものです。英単語は英文から、日本史の年号は時代の流れから、そして人となりはエピソードから…ザッツOK!

【4】好きなものを挙げるときは、代表的なものをいくつか書くにとどめる


一般名詞と固有名詞をまじえたり、種類の違うものを乱雑に並べたりすると、ちょっとアートっぽくなる反面、記憶に残りにくくなります。「アートのためなら、わたしのことなんて覚えてくれなくて結構…」という猛者はともかく、いろいろ書いてしまうと、イメージが読者の頭の中で浮かんでこず、書きすぎた結果、何も書いていないのと同じ印象になってしまうので、取捨選択して書くのがよいと思います。詳しい趣味については、最初にすべて知ってもらう必要はなくて、実際に会って何回かセックスをしてから話せばいいのです。覚えてもらえない趣味について書いてセックスから遠ざかってしまうよりはいいと思います。

【5】思わせぶりなことは書かず、ストレートに書く


親に愛されすぎて育った人は、ついこの手を使ってしまいがちなのですが、これも要注意です。
一般論として、人は人に適当なレッテルを貼るので、しょうもない二面性などを見せても、その片方しか覚えてくれません。それは自分が他人に対してどんなレッテルを貼っているか考えてみればわかりますね。なので、簡潔に要点を絞り、気を持たせないことが大事です。思わせぶりなのは、相手の愛情を試す行為にすぎません。初対面の人の愛情を試して、よい結果が得られる確率は低いでしょう。

思わせぶりな発言は、質のよくないテレビ番組でときおり見かける「つづきはCMのあとで!チャンネルはそのまま」と同種の苛立ちをクリエイトしているとお考えください。大して面白くなさそうな番組なら、「チャンネルはそのまま」と言われたことで腹を立ててむしろチャンネルを変えてしまいますよね。

【6】言い訳を書かない


たとえば、自分の書いているものに自信が持てなくて、「素人がつらつらと」「徒然なるままに書いてます」と書きたくなる夜もあるでしょう。でもそれって「面白くないから、ここから先は読むな」と宣言しているようなもので、大変もったいないです。自分のネガティブキャンペーンを自分ではるのはおよしなさい…
自分が読者の立場だった場合を考えてみればわかりますが、人のブログを読んで「つまらないなー」と思い、プロフィールに目を遣ると、「素人がつらつらと書いてます」と書いてあったとします。あなたはおそらく、「本当にその通りだなー」と思うだけで、まさか「ああ、素人さんがつらつらと書いているのか。それならやむを得ないよね。でも、この人はつらつらと書かずに本気を出して書いたらもっと面白い文章が書けそうな気がする!」などと好意的に解釈することはありませんよね。
つまり、「素人がつらつらと」は、単に読者を減らす効果しかなくて、得るものは何もないので、避けておいた方が無難です。


また、「素人です。暴論を言ってますが許して」という言い方は、読み手の神経を逆撫でするしかなく、むしろ「わたしはぶってぶって姫です」と言っているのと変わらないのでご注意ください。議論が大好きな人は、「議論することを拒む」という行為に対して、「それはいかがなものか」と、議論をもちかけるのが大好きなので(「スト権スト」みたいな感じでエキサイティングですね!)、むしろ餌を撒いているに等しいのです。


まあ、本当に暴論だと自覚しているのであれば、書かなければいいだけの話ですし、どうしても言いたいのであれば、ノーエクスキューズでしれっと書いておいた方が、実際のところ、叩かれる確率は低いのです。

【7】注意事項を書きたいなら、やんわりと


プロフィールの冒頭から注意事項の人がいます。まあ、面倒なことがたくさんあったんだろうと思いますが、これはちょっと損かもしれません。
店の例で考えるとわかりますが、店にお客さんが来たら「いらっしゃいませ」と言いますよね。まさか、お客が店に入るなり「当店で万引きされた場合は、即座に警察に通報します」とか「食べ残しは罰金です」と話しかける店はありませんよね。
最初にきつい注意事項を書いてしまうと、そのあとで、どんなにほのぼのしても焼け石に水。注意事項を入れたい場合は、後ろの方に、適当に謝りながらがいいと思います。

プロフィールの完成イメージ


以上を踏まえて、覚えやすいプロフィール案をつけておきますので参考にしてください。

ココロ社


【連絡先】連絡先は、kokoroshaアットマークkitty.jpです。
インタビューや執筆のご依頼などは、お気軽にご連絡をいただければと思います。


【経歴】37歳、大阪出身で東京在住です。
東大文学部→ゲームのプランナー→普通のサラリーマンです。
遠い親戚に宮武外骨がいますが、わたし自身は非常に従順なので、安心してくださいね!


【性格】よいです。
小学4年生の時、雨でずぶ濡れになった捨て犬を拾ってきて飼ったことがあります(沢田研二みたいな犬だったのでジュリーと命名)。
また、たまに恵まれない人に募金をしたりしています。


【趣味】旅行と中国茶とお香と生き物全般が好きです。一言で表すと、オッサン版の渡辺満里奈です。


※ブログ名=ハンドル名なので「ココロ社さん」で大丈夫です。好きすぎる人は「ココロン」という愛称をお使いいただくという手もありますよ!


面白みがない上にあざといと感じるかもしれませんが、プロフィールまでムチャクチャにするとメールするのが怖くなってしまいますし、また、分をわきまえすぎて印象に残らないのももったいないので、この程度が適切かと思います。


そんな感じで、適切なプロフィールを作って、ネットライフをエンジョイしていきましょう!