ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

美形昆虫のウンチ奪い合いシーンを激写した!

カレーを食べている方、申し訳ありません。特にエビなどの節足動物をカレーに入れている方には特に深くお詫び申し上げます。

日本にもフンコロガシ的なのがいる

みなさん、フンコロガシのことは、『ファーブル昆虫記』などでご存じだと思いますが、日本にもフンコロガシ的な虫はいます。センチコガネという種類で、ウンチを転がしはしないものの、転がしている奴らに負けず劣らずウンチが大好きです。「ちょっと不器用かもしれんけど、ウンチのことを純粋に思う気持ちは転がし屋には負けへんで!」という相田みつを的居直りをみせつつ、日本各地に生息しています。


▲写真は東京で見つけたセンチコガネ。まあ死にかけてたせいもありますが、あんまりきれいじゃないですね。センチコガネは土地によって色が違うのですが、奈良と和歌山あたりのセンチコガネは、特異的に体色がディープブルーなのです。

奈良のセンチコガネは宝石みたいな色!

こちらが奈良のセンチコガネ。


▲これは宝石のようですねー。なんて可愛らしいのでしょうか!
ちなみに写真のセンチコガネは、東大寺のそばの女便所からムーンと飛んできたものを捕まえたので愛しさはひとしお。「奈良でほっこりしたい」とやってきた、スイーツ脳ではあるものの美人でることは間違いないOLたちのウンチを満腹になるまで食べてきた猛者なので、「この口で…」と妄想しながら撫で回すに限りますね!




▲「スイーツ大好きなぁ〜〜!OLのぉ〜!ウンチはぁ〜〜!」




▲「めちゃくちゃ〜ぁ!甘くてぇ〜〜!!うまかったぁぁぁぁぁぁ〜!!!」



…悪ふざけはこのへんでやめます。
特に奈良公園近辺だと、鹿のウンチがすごいので、センチコガネたちの築地市場みたいな感じになっているはずなのですが、実際にウンチを食べているシーンを目撃したことはありませんでした。「これは…犬がウンチするときに目を合わせてくれない現象と同じだろうか。つーか犬たち、そんなに照れるんだったら家まで我慢しろよ…」などと思い、あきらめていたのですが、奈良公園からさらに奥、春日山原生林に入っていくとセンチコガネ天国!ここならいけそう!

そして、原生林の中でウンチの奪い合いを発見!

ちなみに、ウンチにも虫にも興味がない人にも、この春日山の原生林はオススメです。奈良駅から歩いていける原生林なんてお得すぎる。
前を向いて歩くとワイルドな森なのですが、センチコガネ目当てなので下を向いて歩いていたらセンチコガネが鹿のウンチを食べてました。適当に他のセンチコガネをけしかけたら…バトル開始!



▲ちょっとフラッシュを炊いたので緑がかってますが、実物はもっときれいだった。ウンチはジューシーに撮れてよかった。なんかパンブキンみたいでおいしそうじゃのぉ〜!

転がさずに引っ張ってお持ち帰り

ということで、色のきれいな方が勝利したのですが、このように後ずさりしながら持ち帰ってました。



「俺の!ウンチ!俺の!ごちそう!誰にも!あげない!」


関係ないですが、「ウンコ」じゃなくて「ウンチ」と呼ぶと汚らしさが2割り増しになるので、今回は「ウンチ」と呼ばせていただきました。
「ウンコ」はちょっと堅い感じがするけど、「ウンチ」ってちょっとビショビショな感じよねー