ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

新人賞が取れなくても、淡々と小説を書きつづけるの〜!

年明けから取りかかっていた小説ができたので『文藝』に送りました。テーマは写真のような感じです。
最近、量産体制ができてきたこともあり、すでに通算で単著が二冊くらい出せるくらい書いているのですが、世間はぼくのことをまだ認めてくれません…どういうことでしょうか?こちらは準備OKなのに!
まあ、自己正当化の手法として、「画期的すぎて凡人には理解できない」と思いこむという方法もありますが、それはあまり格好がよくないので、前向きに考え、今後、題材はより受け入れられやすいものにしていくことで、各文芸誌の編集の方のハートをキャッチしにいく所存です。


ということで、早速、次に取りかかります。明日から書こうと思っているのはサラリーマンの姥捨山伝説です。これはタイムリーで、売れると思うのですがどうなんでしょう。姥捨てといえばあの素晴らしい『楢山節考』が思い出されますが、あの作品は江戸時代を舞台にしていました。終身雇用制が当たり前の時代の小説だったので、現代の話として考えるのは現実味がなかったかもしれません。しかし、中高年が住みにくくなってきた今なら、大企業で、課長のまま昇進できなくて年老いたオッサンが、山に捨てられても不思議はありません。殺すわけですから、リストラよりもさらに手のこんだ肩たたき劇が繰り広げられるのですが、最後には納得し、かつての部下がせめてものはなむけにと背負っていく…のですが、それだけだったら何だかドンヨリしてしまう*1ので、修験道山岳信仰をドッキングさせ、不思議な力によって若者たちがボコられたりしたらエキサイティングなんじゃないかと思っています。


それを書き終えたら、今度は、10年後の日中戦争をテーマに、軍隊内部のいざこざを描いていこうと思っています。これについては後日、日記で扱う予定です。

だいたい年に4本のペースで書けそうなのですが、少し短命の家系なので、65で死ぬとしたら、あと30年で120本書ける計算になります。さすがに120本書いたら、満足して死ねるんじゃないかと思います。

*1:あと、筒井康隆の、定年になったら食べられちゃう『定年食』とかぶる