ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

奇形の蝶の標本が…70万円とお買い得!

ウッフ〜ン〜
アッハ〜ン〜
…ということで、春らしく、あえぎ声から始めてみたのですがいかがですか。嫌ですか。

▲写真は昆虫祭りで見た雌雄同体の蝶です。クワガタの雌雄同体になってるのは、時々ヤフーニュースとかになってるけど、これは珍しいですね…


ということで本題に入りますが、前回に続いて昆虫祭りの2日目は、標本だらけで夢いっぱいの「死んでるDAY」。今回の購入テーマは、ずばり「ビッグ」です!「家がアズ・スモール・アズ・ウサギハウスなんだったら、せめて昆虫だけはビッグなものを手に入れたい」と思うのが人情というものかと思います。かといって、ただビッグな奴らを紹介するだけだと「泡沫ブロガーのくせに評論家気取りですか」と揶揄されかねないので、今後、どうしたらさらにビッグになれるかの提案も同時にさせていただきます。(まあ、すでに死んでいるので将来はないのですが)


【その1】ビッグ山ハナムグリ之介

今回、狙っていたのがこいつです。クワガタなんかに比べるとマイナーな印象が拭えないですが、結構な価格で売られています。だいたい1万円くらいするのですが、なぜかこれは4000円で売ってて、かなりお得な気分。
ハナムグリっていったら、1センチくらいの可愛いのを想像しますが、こいつはご覧の通りビッグです。比較対象として置いた10円玉の迷惑そうな顔ときたら…和名は「ゴライアスオオツノハナムグリ」というのですが、ビッグすぎて、花粉をフンフンするだけでは生計が立てられず、樹液を吸ったり果物を食べたりなどの多角経営に乗り出している模様。さらにビッグになるためには、山奥にプールを作って、フグの養殖池を作ったりするといいんじゃないかと思います。「山でフグを養殖なんて!」とマスコミが殺到、夜中に忍び込んだ野良猫がフグを食べて悶死するなど、話題に事欠きません。今後の活躍に期待です!


【その2】ビッグ山フンコロガシ之介

ウンコの食べ過ぎで大きくなったフンコロガシ。超まずいウンコを胸焼けがするほど食べまくってこの大きさになったと推測されます。夫婦で2000円の刑に処せられていたので引き取ったのですが、こいつらが本当の夫婦かどうかは怪しい。ウンコを食べるキモイ男に言い寄られて最悪…って思っているところを捕獲され、たちまち殺されたのかもと思うと雌が不憫です。まあ、雌もウンコを食べるキモイ女なので大丈夫かもしれませんが。そんな彼らのチャームポイントといえば、茶色いフサフサした毛!

どんなスーパーモデルのウンコを食べたらこんなに毛並みがよくなるのか参考にしたいところですが、残念ながら、すでに彼らは物言わぬ屍…ちなみに彼らが、これ以上ビッグになろうと思ったら、自分はウンコしないように我慢しつつ、他人のウンコを食べるという暮らしをしないといけません。勝敗の分かれ目は肛門の括約筋をどれだけ鍛えられるかにかかっていると言えるでしょう。今後の活躍に期待です!


【その3】ビッグ山ナナフシ之介
そして、ビッグなナナフシです。いろいろ調整して、ほぼ実物大にしてみたのでご確認をお願いいたします。ちょっと首をかしげたアンニュイな彼女(ちなみに、ナナフシは、ほぼ雌しかいなくて、一人でブリブリ子供を産むのです)は、ビッグというよりもトールな感じですね。人間と同じで、これから大きくなるのはすごく難しいのですが、おなかの所を縛って錘をつけてビローンとすれば、さらにビッグになれるのではないかと思います。錘が重すぎると、お腹が千切れて、息苦しいばかりか、たちまちスモールになってしまうので錘の重さは徐々に重くしていくのが秘訣。今後の活躍に期待です!
http://www.kokorosha.net/pix/nana.jpg


最後に、今回買った中で一番のお気にいり、スマトラ産のゾウムシです。

ゾウムシというとおっとりしたイメージですが、こいつはアゴが結構頑丈な感じで抱かれたい。顔が細長くてつぶらな瞳がCawaii