ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

カッコよすぎて悶絶!ユーロ・ディスコ傑作ビデオ集

今から激カッコいいビデオを立て続けに紹介させていただきますので感激してください。忙しい人は下の方のKotoのビデオだけでもええかもしれん。
全部見て、「ちょっとココロン、どこがいいのかわからないヨ!」と思う人も多いかと思いますが…わたくしからは「はやく大人になってください」としか言いようがありません。
ユーロ系のディスコは、後年、ユーロビートにつながっていくのですが、観念的な音楽を好むニューウェーブの人からは忌み嫌われており、ぼくも当時はそうだったのですが、今は猛省しています。(そこらへんについては後日エントリーを改めることとします。どうせ誰も読まないだろうけど。)



▲イタロディスコクラッシックスとして名高いMy Mineの"Hypnotic Tango"です。
他の曲はアンマリ…で、概ね、泡沫アイドルバンドといった風情なのですが、この曲は突然変異的に洗練されまくっており、驚嘆せざるを得ません。ガチンコにイタロスタイルのアルペジオシンセに弱々しいボーカルという組み合わせ…ハイセンスにもほどがある!
ボーカルの兄ちゃんも、イタロ・ディスコ界のドクター・ロバートといった感じでステキ!これくらいインテリっぽかったら、ロバート博士みたいに政治的主張を歌詞に織り交ぜて自滅するようなことはなかったに違いありません。



▲オランダのFox The Foxの"Precious Little Diamond"です。詳細は知りません。
素敵なファルセットボイスでイントロから昇天…と思ったら、歌ってるのは度を越して好色そうなたたずまいの兄ちゃん。後ろでキーボードを弾いているシーラEからスター性を丹念に取り除いたようなお姉さんも見逃せません。
うーん…この12インチシングル、ぜひ手に入れたい!



ウッチャン似の昆虫採集が好きそうな男と、無表情だが家のドアにはドアノブカバーをつけてそうな女のおしどり夫婦(詳細不明)によるWish Key"Orient Express"です。タイトルがクラフトワークの"Trans-Europe-Express"を想起させますが、大作感はゼロ。しかし良質の場末ムードをたたえた佳作です。元ヤン系美女が所在なげにダンスする姿に萌え!打ち込み系の宿命とも言える「演奏中やることないプロブレム」についての、1つの正解だと思います。
典型的なイタロ・ディスコですが、妙にシリアスな感じが中毒性を醸し出しております。



▲曲の出来具合にわりとムラがあると好評のKotoですが、この"Jabdah"は結構いい…が、ビデオが底抜けに狂ってる!
ルーク・スカイウォーカーを意識してか空手着を着ており、軽快にはね回りながら、かなり極まった状態で演奏しているものの、どう見ても中肉中背を具現化したような禿。しかしKoto様の張り切りぶりに無根拠な勇気が湧いてきます。
後ろの宇宙服を着たダンサーたちが、宇宙っぽさを盛り立てるためスローモーションのダンスを披露していますが、どうやったら笑いをこらえられるのか…謎です。



▲関連動画を見てたら…これも楽しい!Mozzartの"Money"です。ちなみにイタロDJの巨星Mozart(Claudio Rispoli)とは別人です。
遠目に見るとニューロマ風な出で立ちのMozzart様ですが、アップで見ると、いじめられっ子が運良く成り上がったような貧相な男。どこから見ても金運のないように見える彼が、家のないオッサンに小銭をばら撒くシーンは必見。