「近代isフィクション」的な話って、もう聞き飽きたよ…と思っていらっしゃる方も多いと思います。たしかにそうなんですが、学問の現場では、そのフィクションの詳細の研究が今なお丹念に行われているし、そもそも、年老いてなお、知性不足に悩める人たちに「近代ってフィクションなんですよ」という話をしても、「何それ?」という答えしか返ってこない…っていうか、バーチャルリアリティが悪なら、「想像の共同体であるところの国家も悪なので、解体すべき」という話なのかしら…そんなこんなで、「近代isフィクション」話は、教養のない人間には全然行き渡らないまま、一部の人のブームみたいになって過ぎ去りつつあるのかもしれませんが、そういうのってよくないヨ!という意味もこめて紹介させていただきます。
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