読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

心のオアシス〜T爺湖温泉のストリップ劇場〜

新名所

T爺湖といえば、札幌からわりと近い距離にあるにも関わらず、有珠山の噴火などに見舞われ、なかばゴーストタウンと化しているのですが、実はかなり穴場なんですわ…

そう、温泉街といえば、やはりストリップのこと以外は頭に浮かびませんが、ストリップって言っても、浅草のロック座とか十三の十三ミュージックとかとは比較にならないくらい濃い。今も噴煙をあげる有珠山の麓に鎮座するT爺OSは現代の魔境と言えるであろう!…ということで、鼻息も荒く、前回行ったときの思い出レポートです。まあ、こういうところに行った人は大体わかる話ではありますが…長いけど読んでください。みなさんの日記も読みますので、それと交換ね!

T爺湖温泉街のちょっとはずれに位置するT爺OSミリオン座。もうこの看板を見ただけで、事情が飲み込めようというものです。夕方になるとシャッターが上がり、扉が現れるのですが、中でオバハンがドアスコープ越しに外の様子をガン見しているらしく、ぼくが興味深そうに立ち止まると、機敏にドアがオープンして、いきなり世間話モードに突入。
「2000年に火山の噴火があってねぇ…それからめっきり人が減っちゃって。最近増えてるのって言ったらね、韓国からのお客さんとか、あと、修学旅行…まさか修学旅行生にストリップを勧めるわけにはいかないでしょ!アッハッハッツハ…ハァ…(肩を落とす)」
「そんな感じでね、ちょっと今もお客さんが入らないから、もうちょっとしてから来てくれる?あと5人くらい来たら始めるから。絶対来てね」

ということで、温泉に入ってゆっくりしてから再訪すると、どうやら開催されそうな気配。4000円を払ってスーパードライを受取り、中に入ると…結構混んでる!っていうか…ぼく以外全員農協!灰色の帽子が頭部と一体化している人たちが、「今から嫁以外の女の裸が見られる」ということで、むせかえるほどの期待ムードで場内が満たされています。あまりの盛り上がりに、ぼくもだんだん楽しくなってきて「今から裸!」と、ちょっと愉快な気分になってきました。「女の裸萌え〜!」と、「萌え」の使い方を間違ってしまうほど上機嫌になったのですが…

期待したぼくがアホでした。音楽に乗ってやってきたのは、派手なKIMONOをまとった、どう見ても50近いオバハンです。本当にありがとうございました…ちなみに、ぼくは「この人とはできない」みたいなのは、ほとんどないのですが、これはさすがに…お話だけだったらいいです。ただ、すごいと思ったのは、裾から覗く足首が、白くて締まっていて、大変美しい。さすがキャリアを積んでいるだけのことはあると思いました。
踊りが始まるやいなや「踊り子さんには手を触れないでください」のアナウンス。逆に安心です。つまり、「手を触れるような事態にはなりません」ということですから…見るだけだったら何とか耐えられそうです。と、気が緩んだ瞬間に、帯を解き始めました。農協の人たちの歓声がうるさいです。そして、我慢できなくなったリーダー格のオッサンが、あろうことか、ステージに身を乗り出して帯を引っ張り始めました。踊り子さんは照れ笑いしながら帯を引っ張り、綱引きみたいな状態になりつつ、ちょっとずつ帯が解かれていきます。
そして数分後に彼女は帯を解き、彼女のすべてが露わに…長い踊り子生活、厳しいプロ意識によって研ぎ澄まされた無駄のないボディ。肌の手入れもぬかりないです…しかし、残念なことに、大きな乳だけは鍛錬の甲斐なく、重力に屈服して垂れ下がっています。垂れて縦皺の入った乳の先端の乳首は、不似合いなほどきれいなピンク色で、それがぼくをますます混乱させます。とりあえずステージの端のシミをボンヤリ眺めながら過ごすことにしたのですが、これで済まされるわけはなかった。踊り子様は、今度は客席に身を乗り出し、乳を客に差し出しましたのでございますですよ!順に農協の人たちが揉んでいきます。みんな、全身の神経を手のひらに集中させて揉んでいる様子。つーか揉み方下手。乱暴すぎ。焦っちゃダメ!最初はソフトに、空気を読みながら徐々にハードにしていかなアカンやろキミたち!とか心の中でダメ出しをしているうちに、若手の農協男子の番。「早くしろ」と罵声が飛んだせいで、心の準備ができないまま、ぼくの番がやってきました。

もちろん拒否するのは失礼にあたるので、うれしそうに揉まないとダメです…が…うっへぇ…本当に垂れててハリがない。無駄に柔らかい…まったく無抵抗な乳。そして、油断すると乳首が視界に入ります。目を合わせると夢に出てきそうなので、微妙に焦点をズラして対応です。そして、「もう大丈夫です」といった感じで、照れているように振る舞い、次の人にバトンタッチ。
ぼくの様子を見たリーダー格の男は「こういうとこに来たんだから、照れちゃしょうがないよ兄ちゃん!ハハハ」と言いました。もちろん照れ笑いの演技をしながら頭をかきます。それにしても、「手を触れないで」のアナウンスを過信した自分が愚かだったなぁ…とりあえず危機が去ったことに安心し、農協人間たちの狂乱ぶりを眺めていたら…今度は二周目が始まった!しかも、今度はライトつきルーペを持ってる!そしてステージの端に股を開いて座ったではありませんか!

ノォォ…MK見ますかMK。みんな、食い入るように眺めています。こんなの見るんだったらホタテ貝とかを凝視していた方が精神衛生上よいのではないだろうかと思いますが、農協の人たち、嫁はんがよっぽどアレなのか、すごく嬉しそう…とかなんとか思っているうちにぼくの番です。さっき慌てて開発した「焦点ズラし法」を使って対応しますが、光るルーペをかざしている分、難度は高いです。っていうか、ぼやけた視界の中に光るものが…どう考えても小陰唇にピアスです。本当にありがとうございました…しかし、命がけで焦点をズラして、なんとか見ずに済みました。今回も照れながら次の人にバトンタッチです。
やれやれ…これで終わりかと思ったら…今度はコンドームを取り出して、ジャンケンしようと言いだしました。勝ったら指入れ権獲得です。つーか、「負けたら指入れの刑」が正しいだろうと思ったのですが、もうあべこべ世界です。焦りつつも、後出し気味で負けの手を出すという、「逆後出し法」を編み出して、見事に負けたので、彼女の膣温を指に感じる羽目にはなりませんでした…俺様、頭よすぎ…勝利したのは、もっとも風采のあがらないオッサンで、場内は「何でよりによってお前がそんなオイシイ役目を!」という怒りにうずまいています…いやぁ…何もかもがあべこべ、木の葉が沈んで石が浮く世界ですわ…
この後は、もしかして本番ショーか?と思ったのですが、それはなくて安心しました…踊り子さんには大変失礼なのですが、急いでホテルに戻って、温泉に入り直しました。

つまりですね、ぼくが言いたかったのは、「T爺はとてもいいところだ」ということです。また行こうと思います。めんそーれT爺!

次回は昭和新山などを特集します。