ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

伊豆・下田の城山公園の「萌える」像

東京都在住のココロ社の手頃な慰めとして重宝している観光地といえば伊豆・下田です(id:kokorosha:20041129など参照)。駅を降りて南下するとあるペリーロード。秘宝館が併設されていて見どころいっぱいの了仙寺を通過し、南東に進むとあるのがこの城山公園です。ちなみに南下とか南東とか、カッコつけて言ってみたかっただけで、方角は適当です。そういうのはニガテだから信用しないで!
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この公園、別に観光地として楽しいわけではないので、おもに地元住民の犬の散歩&ウンコ撒き散らしスポットとして活用されているのですが、歩道の脇にアートあり!こういう地方都市には、「痴呆都市」と揶揄してくれと言わんばかりに味わい深いアートがあっていい慰めになるのですが、この公園にも、アート警報が発令されてしまうほどアートが充満しております。ここのアートはモルタル製のエコノミーな像たち。だいたいこういうところに潜んでいるアートはもうちょっと抽象的なものなのですが(たとえば大きな球にイボイボがついていて「大地」とかいうタイトルがついていたり)、この公園は抜群にエロい。全部女の裸ばっかりです。発注したときの光景が浮かびます。狭い部屋にひげ面のアーチストたちを集めて、年中作業着を着ている担当者が「みなさんのセンスを存分に発揮してください。何でもOKです。ただし女の裸で!」愕然としてうつむくアーティストたちの目に入ったのは、担当者のズボン。よく見たら性器の周辺だけ妙に黄ばんでいて「なるほど」と合点して制作開始です。

▲どれも最近できたっぽいのですが、もっともイージーゴーイングなのはこの像で、タイトルはご覧の通り。時流に乗ったつもりが乗り切れてない。ちょっと違うなぁ…下半身の充実ぶりが「萌え」からほど遠い。なんか、「エビちゃん紹介するよ」と言われて、テナガエビが出てきたような肩すかし感…いや、「テナガエビを紹介するよ」と言われて出てきたのがエビちゃん、という方がしっくりくるかな。
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▲まあ、彫刻なんて見ているだけでは価値がわかるものではないので、芸術のますますの発展を願い、ちょっと触ってみたのですが、硬かったです。
遊歩道脇に点在している感じで、油断したころに現れるので(しかも服着てないし)要注意です。

▲これは『罠Ⅱ』という作品。なんか非常に落ち込んでいる風で、なんだかかわいそう…

▲なぐさめる風を装って、芸術のますますの発展を願い、乳を揉みしだいた次第です。

▲これは、服を脱ごうとして難儀してる感じです。

▲脱がすのを手伝いますよーという感じで、芸術のますますの発展を願い、下から乳を支えるように揉んだ次第です。
あの手この手の裸はまだ続きます。芸術ってすばらしい!

▲顔からタオルをかぶっているのですが、頭に気を取られていて下半身がお留守…

▲こんなにガードが甘いと痴漢に変なことをされるのではないか?…と心配になりました。芸術のますますの発展を願い、股間の筋を指の腹でなぞった次第です。


まあ、大人が見る分には、見て触って楽しめるので愉快なのですが、小さい男の子が触って、「これが女の裸か」と誤解するんじゃないか心配です。だいたい小さい子って、「血尿出るまで勉強して有名大学に入って一流企業に入っていい女を抱きたい!」と思っていると思うのですが、「しょせん女なんてこの程度」と思われたら学習するモチベーションが失われてしまい、学力低下の原因にも…そんな犯罪的なアートたちの、ますますの発展を願ってやみません。