ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

群像の締め切りまであと5ヶ月くらい

他にすることがないので、例によって小説2.0をものして群像に応募しようと思います。群像には今まで3回くらい出しているのですが、いつになったらぼくの存在を認知してくれるのでしょう?…あまりにも認知されないので、自分のことを「日本文学界の隠し子」と呼んでしまいたくなります。
ということで、本を読みながら次のプロットを妄想しているところです。

(1)明治新政府の特命を受けた仏師・円艶(D.T.)。仏教をなきものにし、国家神道の精神的支柱を全国に築くべく、円空が仏像を彫った家々を尋ねて、仏像を神像に彫りかえようとするのだが…あいにく円艶は地図が読めない男。さっぱり家にたどり着けない。しかも性格がひねくれているので「伊能忠敬は間違った地図を作った」と主張するに至り、新しい日本地図を作るべく立ち上がった!
(2)ある日、うだつのあがらないニートの家を尋ねてきたのは、かつてのいじめられっ子同盟の仲間。現在はIT長者で、彼を迎え、二人でいじめっ子に復讐をしようと企むが、さまざまなシチュエーションに対応すべく、無駄なトレーニング(甲冑泳法やけん玉など)を積んでいるうちに、人間としての自信を取り戻し、復讐はまたの機会に無期限延期。新しい自己啓発セミナーを考案するに至るが、犯罪スレスレの手法に世間から非難をあびる。

どう考えても(2)はウンチ…なんだけど、認知されていないのは(1)みたいなわけのわからないものを書いているからであって、(2)みたいな、時代から半歩遅れているから逆に小説としてはちょうどいいくらいの感じなのがいいのかも…細部でちゃんとすれば少しは面白くなるかもしれないし…という気がしてきた。(1)を群像にして、(2)を、もうちょっとアレなところに応募するというのがいいかもしれない。