ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

こんぴらさん

鬼ヶ島で期待通りの心地よいガッカリ感に包まれながら、次の行き先どうしよう…と思って、るるぶをめくったら、一言にまとめると「こんぴらさんに行かないとヤバイ」というような意味のことが書いてあったので「そっか、やばいのか」と思い、行ってきました。
奥の院までは1400段くらいあるのですが、なかなかしんどかった。あと、例によって若アベックの写真撮り係になりました。若アベックは、写真の写りっぷりを見て確認するとき、微妙な間があって「あ…ありがとうございました!」って言ってたので、ちょとゴメンと思ったよ…

▲幸せの黄色いお守りを絶賛販売中。庶民的なのはいいとしても、こういう方向性はいかがなものかと思います。こういうのが何十年もたって文化とか呼ばれたらなんか違和感…「国家神道が地元ではぐくまれた神道を台無しにした」というのは事実だけど、トップダウンの宗教に対置する庶民の信仰がこういうものだったら、擁護しようという気がおこらないなぁ…

▲いつも寺社めぐりするときは、「近代でどのような変化を蒙ったのか」という点に注目してしまうのですが、こんぴらさんも然り。無理矢理伊勢神宮の遙拝所を作らされておりました。たたずまいが自然なのが困ったところです。おかげ参りでおなじみの伊勢神宮は、そのまま国家神道の頂点に立つことになったので、庶民信仰とのズレがあんまり目立たないですが、こんぴらさんは明治期以降、どう変わったのかなぁ…と思ったので調べてみようと思います。