ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

強制カレー

「これからはおいしいものをいっぱい食べて生きていこう!おいしい物たちの思い出を、いっぱい棺桶に持っていこう!」と突然意気込んだ週末。手始めに昨日、ランチは新宿近辺で…と思い、雑誌を広げたら、レバノン料理の店がおいしそう。ヒヨコ豆と白ゴマのペーストが食べたいなあーと思い、店が入っている西新宿の何とかストリートみたいなところに出向いたのですが、その何とかストリートにはいろんな店があり、しかも入り口が判然としない。
「ここだ!」と思って入って水が出てきてメニューを開けると…カレー??ああ?店間違えた!
どうやら、ぼくが入ったのは「創業35年を迎えた日本一のインド料理チェーン」としておなじみ?の「M」だったようです。まあいいや…と思って、マトンカレーを注文。しかし、まったくカレー気分じゃないのに、5分後にはカレーとご対面することになってしまったので、急いでカレー気分を盛り立てなくてはなりません。スパイシーなカレーとふんわりしたナン…カレーじゃなくてカリーと発音したら、もっと食べたくなるかな?とかイメージトレーニングをしても、いまいちピンとこない。カレーは好きで、毎日でも食べたい感じなのですが、うまく説明できないが、今日だけは勘弁してほしいという気分です。
しかも、となりの店を見たら―ザッツお目当ての店。なんか小ぎれいな男女が談笑。まっ昼間から昨日のセックスの感想でも語ってるんでしょうか?そして楽しげな音楽が流れています。こちらはと言えば、ジェームス三木みたいなオッサンとデヴィ夫人からセレブ感を抜いたようなオバサンが無言で佇んでいて、BGMもなく、静まりかえっています。明暗が分かれました。
とかなんとか思っていたら、来ました!歓迎されざる料理たち!作ってる人と羊さんスマソ…冷ややかなムードでお出迎えしてしまいました。食べてみたら、マトンがちょっと臭かった。ヤギ汁を食べたときの記憶がフラッシュバックしました。そしてカレーがあんまり辛くない。あと、米がジャポニカ米。コシヒカリ乙!
つまり和風なので、インド料理は辛くてニガテという人にいいかなと思いました。
最後に、今日の食べかけ写真です。お食事中の方は薄目で見てください。それよりも、食事の時くらいインターネットはやめましょうよ!