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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

光ディスクのはかなさよ…

CDを初めて聞いたときのことは今でも昨日のことのように鮮明に思い出せます。86年に、友達がCDプレーヤーを買ってもらったってことで家におしかけました。失礼ながら狭い家で、子供部屋がなかったため、友達のオカンにチラチラ見られながら(&こちらは「大丈夫、あなたのお子さんのことはいじめたりしてないですから」というオーラで応戦)のCD初体験だったのですが、レコードみたいにプチプチいわないし、針飛びしないし、何度かけてもすり減らないし、これはすごい!と思いました。
しかし今となっては、できればもうCDは買いたくない。当時は最悪と思っていたはずのレコードを買い直しています。というのも、当時は半永久的に聴けると言われていたのに、もう錆びてる。特に93年、WarpAphexTwinやBlackDog、Autechre、B12などを出してた黄金期のものが壊滅状態。

 

▲これは93年に出たOn(Remix)/AphexTwinです。3曲目はμ-Ziqがリミックスしていたのですが、叙情性溢れるパッドに、(当時としては斬新だった)デジタル臭いディストーションのかかったドラムが荒れ狂っていて、つまり、オリジナルを遙かに上回る出来で、「このμ-Ziqっていうの、どうやら新人らしいけど、AphexTwinなんて目じゃないジャン」と評判に。WarpからAphexTwin名義では初のシングルだというのに、皮肉にも世代交代を告げる結果となってしまいました。そんな名盤で、今買うと1万円くらいはしそうですが、すでに右のような錆に浸食されてます。なんかおねしょしたみたいになっている。誰だよこんな狭い場所で寝てシッコしたのは!

ちなみに日本製のCDとかは30年以上は大丈夫という話を聞きました。うちは短命の家系であり、ぼくは30年後にはCDやレコードがなくても音楽が自由に好きなだけ聞ける世界(a.k.a.天国)に旅立っているはずなので、日本製だったらまあいいかなとは思いますが。