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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

琵琶湖北岸はやっぱり面白い

妙なタイミングでブログっぽさを見せるところが可愛らしいと好評のココロ社ですが、滋賀で盗まれた仏像が発見された模様。っていうか盗まれたの知らなかった。

滋賀県西浅井町大浦の腹帯観音堂から03年9月に盗まれた「十一面腹帯観音菩薩(ぼさつ)像」(高さ約1・6メートル)が23日、京都市内で見つかり、滋賀県警は像を所持していた京都市山科区東野森野町、風俗店経営、堀淳(36)と同区音羽役出町、中古車販売業、狩野貴史(36)の両容疑者を盗品等保管容疑で逮捕した。
 調べでは、盗まれた直後に、像を管理する「大浦地区神行会」の有志が金を持ち寄り、300万円の懸賞金を用意。インターネットで返還を呼び掛けていた。
 今月中旬ごろ、「神行会」の代表者(52)に男の声で「像を預かっている。懸賞金と取引しよう」と電話があり、23日午前10時ごろ、京都市南区の神社の駐車場で、代表者らと両容疑者が落ち合った。後日、指定の金融機関に懸賞金を振り込むことにして、像の受け渡しが行われ、双方が別れた後、待機していた県警捜査員が2人に任意同行を求め、盗品と知っていたことを認めたため、逮捕した。堀容疑者は「マンションのごみ箱にあったのを拾った」と供述、県警は入手経緯などをさらに追及している。
 菩薩像は文化財指定はないが、平安初期の最澄の作と伝えられる。03年9月22日夜〜23日朝、観音堂のガラスが割られて鍵を外され、盗み出された。ほぼ無傷の状態で、24日には観音堂に戻される見込み。

滋賀は奈良にも増して文化財の管理がゆるい。去年高月町に行ったときも、非常にアバウトな管理状況で、2体盗まれたって言ってたが、他でも盗まれてたのか…高月町の人は「外国に売られていたんやと思う」と言っていたが、京都って近すぎ。

っていうか、十一面+腹帯観音…なんで腹巻?と思ったので調べてみた。

大浦字馬場の山麓にあるひなびた観音堂。
本尊の十一面観音菩薩像は、比叡山延暦寺の開祖である伝教大師の作と伝えられ、安産の仏様として高名である。
この像は、室町時代後期の兵火から守るため、寺の住僧が境内の蓮池に投じた、と里人によって言い伝えられていたが、80余年後の江戸時代前期になって、ようやく八幡宮の神職の手で泥の中から掘り出されたという。
以後、八幡宮社殿に安置されていたが、明治維新の際に観音堂を建立し、現在地に移されている。
昭和34年(1959)、現在の美智子皇后陛下が皇太子を懐妊された時に、腹帯を献納して宮内庁から礼状を得て以来、その名は全国に広まった。
榧の木の一木造で、腹部が少し脹らんでおり、観音像に巻いた布を妊婦が腹帯に用いれば安産間違いないと言われている。
近在はもちろん遠方からも大勢の妊婦が安産祈願に訪れる。

JR永原駅から徒歩20分、駐車場なし

琵琶湖北岸の仏像は、戦乱を避けるために土に埋めたり池に投げたりして、それがあとで掘り返されたものが多い。渡岸寺の十一面観音もそう。
しかしこの辺のさびれっぷりは並みじゃない。電車1時間に1本とか普通だからなぁ…でも去年行ったときはすごく楽しかった…これからは滋賀だろうと思うくらい。

ただ、この十一面腹帯観音、最澄が作ったっていうのは言い過ぎだと思う。