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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

竹富島

男の旅

まず1日目です。石垣空港からタクシーで港へ。運転手のT杉さんが「タクシーだったら観光バスよりも自由が効いていいよ」などの不器用なセールストークを随所に挟んできます。それを適当にかわしつつ、ヤシガニについて聞いてみました。「6〜9月がシーズンで、今出してるのは冷凍。だからあんまりおいしくないよ」「ヤシガニ捕るのは簡単。カツオのエラを木にくくりつけておいたら、匂いにつられてやってくる」って言ってたのだけど、ヤシガニはてっきり草食かと思ったら…動物の死骸なども食べるみたい。知らなかった。竹富港についたら、さっそくレンタサイクルでゴォー!

 

竹富島の集落
竹富島と言えば集落。赤瓦の屋根、珊瑚の石垣、白砂の道…雑誌に載ってたりするのを見ると、非常にキレイですが、実際は、まあ、人が住んでるわけだし、結構雑然としてる。特に電柱が目立つ。石垣は低いのに、電柱はけっこうな高さだから、圧迫感がぬぐえません。でもこういう、スローライフのようでそうでもない感じとかも楽しい。石垣は1メートル強くらいしかなくて、単に境界線を表すにすぎなくなっている。石垣の間には、グロテスクな植物が…サボテン系ですかね。あと、竹富島のお墓も、沖縄本島と同じく、大きくて上から見ると亀の形をしてる。沖縄の宗教観とか、簡単に整理しておきたいのだけど、まとまらない。何か文献を探した方がいいかな。


なごみの塔
集落を見渡せる展望台みたいなものですが…これが…すごく怖い。高所恐怖症の人には向きません。写真はなごみの塔から震えながら撮影したものです。しかし、下には女子大生とおぼしき二人組…怖がっていることを悟られないように、落ち着いた面持ちで塔を降りました。


喜宝院(蒐集館)
地方の地元密着型の資料館は、とにかく何でも置いてあるところがたまらない魅力なのですが、ここのは狭いながらもなかなか充実。なんと資料館の中に喜宝院というお堂が据え付けてあります。資料館自体は、この島のアイデンティティ形成に十分な、出土品から、牛と山羊の卵(なんか糞に入っていたらしい)、はては国防婦人会のたすきまで、歴史を物語るものがたくさん。入り口には、この島で学ぶ生徒たちがなんとかという賞を取っただの、地域自慢の新聞切り抜き。また、気になったのは、神官が持っている鏡など。あとで紹介しますが、御獄などの伝統的な宗教施設にも鳥居がしてあって、この島で国家神道以前の神道および仏教がどのような形で受け入れられていたのかはもうちょっと掘り下げたいと思いました。


カイジビーチ
泳げるわけがありません。15度ですから。適当にカニの写真を撮りました。あと、15〜17世紀あたりの土器の破片とおぼしきもの(つまり妄想)を見つけて萌えた。生き物のバリエーションが少なくてちょっとガッカリしたので、なぐさめに猫と遊んだりした。


竹の子
島内で一番有名な店。きんさんぎんさんが105歳の時に来たらしい。ここで八重山そばを食べる。これは沖縄そばをさらにあっさりさせた感じで、うどんに近い。で、食べ進めているうちに胡椒のような調味料をかけたのですが…これがうまい。うますぎる。ヒバーチという胡椒の仲間らしいのですが、辛さ控えめで、甘くて土臭い香りがする。あまりにもおいしくて震えてしまいました。店で売っていたのでさっそく購入。


オオゴマダラ
「日本最大の蝶、オオゴマダラのサナギを自然の中で見たい」と願っていたのですが、残念ながら叶いませんでした…が、オオゴマダラの成虫はいました。せわしなく飛び回る中〜小型の蝶と格の違いを見せつける優雅なとびっぷりに感激しました。大きいので、止まった花はみな、重そうに垂れ下がるところが笑えます。まあ、多摩動物公園にいるのですが、自然の中を飛んでるのがいいんですわ。


カメムシ
あと、このカメムシは固有種じゃなくて本州にもいそうですが、あちこちでセックスしてしてて「こっちは薄着で来たのに15度で寒いんだけど…あんたら暖まってて結構やね」と嫌みの一つでも言いたくなりましたが、果たしてカメムシはセックスで暖まっているのかは不明。
海人居酒屋 源
石垣島に戻って夕ご飯。ウツボの蒲焼きが食べたかったのだけど、「今日はないんですよ」と言われてガッカリ…すぐ気を取り直し、コウイカの白子と、マグロのモツの炒め物と、イカスミチャーハンにした。白子は想像したより淡白で、はんぺんみたいだった。マグロのモツは、牛のホルモンのアッサリ版みたいで、いろんな食感が楽しめてよかった。イカスミチャーハンは、ふんだんにイカスミを使っていて、たいへんリッチで驚いた。安かったし。